閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

もでむ

2007-05-31 13:01:09 | 日々

新しいパソコンはわたしのではありませんが、
使う人に教えてあげないといけないので、
おそるおそる「びすたの森」を探検中です。
必要なもののしまってある場所がいろいろ変わってて、
探し物がみつからない。
うーん、前のままで良かったのに。
と思うけれど「ああ便利になった」と思う人もいるはずで、
すべての人に都合よく、ってわけにはいかないものですね。

ふーん、へーえ、と見て回っているうちに、
致命的なことを発見してしまいました。
このままではネットに接続できないんじゃないか。
じつはアトリエに新たに電話回線をひくことになっているのですが、
パソのほうに必要な「もでむ」ってものがついていない。
しかも、それをつけるところもないらしい…。

さいわい買ったお店が近くなので聞きに行きました。
「いまどきダイヤルアップ接続の家って少ないんですか?」
「あーほとんどないですね」
あっさり肯定されてしまった。
でも、うちはいまだにブロードバンドの辺境の地なのです。
「つながるかどうかやってみないとわからない」んだそうで。
携帯の電波だってこの春やっと届くようになったんだから。

ところで「もでむ」って…何?
名前は「もぐら」か「むかで」の親戚みたいですが、
残念ながらきょうはお目にかかれませんでした。
さあて、Mはいつになったらネットデビューができるのか。

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1853年

2007-05-28 08:31:21 | 日々

黒船来航…に匹敵する大事件。
Mが新しいパソコンを買ってきちゃいました。
うわあ、ぴかぴかのVista。
いいなー。

ワープロソフトの必要なところが使えるようになり、
プリンタを導入して印刷もできるようになった結果、
本人もすっかりその便利さに目覚めたらしく。

これまで練習用にしていたパソは古すぎて
ネットに接続するのは不安だったため、
メール等のお稽古はわたしのを使っていたのですが、
これでもう何でもできるぞ!というわけです。
(ただしアトリエと自宅は10メートル以上離れているため、
その間の配線をどうするのか、っていう難問が…)

うちじゅうびっくり。
猫も犬もみんなびっくり。
ただいま「文明開化」の真っ最中。

 

ふあふあさん&ほのちゃん、
「おまかしぇコックさん」楽しんでくださって
ありがとうございます!
おいしそうに見えてよかったです。
(作るものを「あれ」にして正解でしたよね。
「パフェ」だったら、連日っていうわけには、ねえ)
コックさんたち、ときどきうちにも来て
Kのお弁当つくってくれないかしらん。

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エコロケーション

2007-05-26 15:16:12 | 日々

…反響定位。
こうもりが飛ぶときに使う方法です。
超音波を出し、それがはねかえってくるのをキャッチして、
周囲の物の位置や形を知るわけ。
だから暗闇でもぶつからずに飛べる。
水中ではイルカも使うらしいです。

ええと、何の話かというと。

熱心に音楽を聴いている、というのは、
わたしとしてはあまり良好な状態とはいえません。
どこか「弱っている」または「煮詰まっている」とそうなります。
さらに悪化すると、自分で歌うようになる。
鼻歌をうたいながらお洗濯などしていると、
ごきげんのように見えますが、じつはそうではないので。

一種のエコロケーションの試みかもしれません。
自分で音を出して、自分のいる位置を確認したいという…
いや、超音波じゃないし、こうもりでもないから無理なんだけど、
それくらい不安定になっている、ということらしい。
しかも陽気な歌であればあるほど重症。

「もう飛ぶまいぞこの蝶々」ってモーツァルトのオペラが
怪しいイタリア語で出てくるようになると、
自分でも、ああマズイぞ、なんとかせねば、と思う。

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」という映画で
美しき吸血鬼レスタト氏もガイコツ相手に歌ってましたよ、それ。

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Long After Summer

2007-05-24 09:32:55 | 日々

古いCDをひっぱりだして聴いています。
一時期、とりつかれたように買い集めた14枚。
たしかライブ盤以外は全部そろえたはず。
ラストから2番目のアルバムを最初に買って、
そこからずっとデビュー作まで遡っていった。
なんだかロバート・ネイサンの小説みたいに。

全部積み上げて、クリーナーをかけながら、
古い順に1枚ずつ聴いていく。
最初のほうは、うわっ、と思うくらい音が古くて、
凝りに凝った華麗な曲づくりも、あらためて聴くと、
ああなんて馬鹿なの!って可笑しくなったりする。

どのアルバムも「昔行った遊園地」みたいに懐かしい。
回転木馬やコースターやミラーハウス。
ラストアルバムはいちばん聴いていない。
これをかけると必ず泣くからなあ…。

(本日のタイトルはCDとは関係がありません)

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マグロの名前

2007-05-22 09:04:01 | 日々

朝のTVのニュースで、
「養殖マグロの愛称を募集しています」
と言っていました。
大きな水槽にぐるぐる泳いでいるたくさんのマグロの映像。
「えー、あれに1ぴきずつ名前つけるの?」
と思ったら、1ぴきずつではなく、総称ということらしい。
じゃあ「養殖マグロ」でいいじゃないか、と思う。

だいたい、最初から食材として育てている魚に
愛称をつけましょうという感覚がよくわからない。
名前をつけて長く可愛がるというならともかく。

わたしは名前をつけるのがわりと苦手です。
自分の作品のタイトルとか登場人物とか、
なかなかすぱっと決まりません。
コレダと思って念のため検索してみると
最近はたいていゲームか何かがヒットして、
あーまたかー、と思ったり。
でも、世の中には名前をつけるのが得意な人たちがいて、
きっとマグロの愛称もいっぱい応募があるでしょう。

「ヨーショクマグロのヨーマちゃん」
と言ってみたら、Kが即座に
「妖魔」
と変換してくれました。

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5月の花いろいろ

2007-05-21 10:28:53 | 日々

今年のグリンピースの収穫、
210粒。
あまりに少ないのでぜんぶ数えてやりました。

苺畑はアサツキの花盛り。
あかるい紫色のねぎ坊主です。
橙色のポピーと混ざってきれい。
黄色はハハコグサにキツネノボタン。
キツネノボタンはあまり好ましい草ではないけれど、
名前と、緑の金平糖みたいな実が可愛いので許可。
ピンクは半分野生化した花手毬。
ニワゼキショウは花弁が白で中央が紫。
ここだけは草刈機が入らない、10畳ほどのサンクチュアリ。
(あれ? 苺はどこへいった?)

ヒメジョオン。
昨年あたりから普通より濃いピンクの花が目立つようになり、
ときどき、あれっ、と驚くほど濃い色のがあります。
突然変異なのか、別の種なのか不明。
そういえばオキザリスも、たしか白だったはずのがピンク。
なぜだろう。

小判草と姫小判草。
しゃらしゃらと風に揺れて光る、
お気に入りの「穂もの」2種が出揃いました。
姫のほうはコメッコという米菓によく似た
三角おむすび型のこまかい花穂。
小判草はもっと大きくて俵型、ちょっと三葉虫みたい。
「ほらあ、きれいでしょう」と人に見せたら、
「きゃー、気持ち悪い!」と逃げられたことがあります。
そう? わたしは三葉虫もカブトエビもみんな好き。

あとはチガヤのふわふわの白い穂が出るといいなあ。
古名はツバナ。
花穂を抜いて噛むと甘い、とききましたが、
やってみてもよくわかりません。
お砂糖のなかった昔の人にはわかる、
ほんとにかすかな甘さなのかもしれない。

穂ものは、ドライフラワーにして長持ちしますが、
やっぱり外で、自然光で見るのがいちばんきれいです。
いちどチガヤの穂をとってきたら、とる時期がまずかったのか、
白いふわふわが部屋じゅうに飛び散って…
あと始末がすごくたいへんでした。

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猫の伝言

2007-05-19 07:46:08 | 日々

ちょっと机を離れて、戻ってみたら、
パソコンの壁紙の端っこに、

んんんんんん

…って書いてありました。

すもも嬢さん。
いったい何を言いたかったのでしょう。

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あとすこし

2007-05-18 08:21:18 | 日々

塗装のために組まれていた足場が撤去されました。
業者さんが数人で、陽気にしゃべったり笑ったりしながら、
あっというまに手際よく片付けてしまいました。
ああ、すっきり。というより、何か物足りない感じ。

ついでに窓の網戸の張替えもしてもらいました。
これからの季節、山間部では網戸がなくては暮らせません。
(今年はなぜか毛虫がものすごく多いのです。
そのうち全部「ぱたぱた」になってうちに飛んでくるんだ。
嫌だなあ…)

壁は全部終わって、あとは玄関のドアと外階段だけです。
きれいになっちゃったので、ぼさぼさの庭が目立ちます。
なんとかしなくちゃね。

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皐月

2007-05-16 08:38:36 | 日々

ふと気づいたら、田植えがすんだ田んぼがあちこちに。
小さいみどりの苗が揺れています。

車に乗るときは少し気をつけないといけません。
ふだんはあまり人がいないところなのですが、
この季節になると、耕運機を押したおじいさんや、
カゴをしょって鎌など持ったおばあさんが、
むこうの田んぼ、むこうの畑へ行くのに
じつに無防備にひょいひょいと道を渡るのです。
農道ではありません。
細いけど、いちおう大型車も走る県道。
あぶない、あぶない。

いつだったか、ゆるいカーブを曲がったとたん、
道路の中央、ちょうどセンターラインの真上を
悠然と進んでいく奇怪な物体を目撃。
わ! なに? と思ったら、おじいさんの乗った「田おこし機」。
トラクタのうしろに回転する歯が並んでる農機具です。
スピードが出ない上に小回りがきかないので、
けっこう長いこと道路の真ん中を走行していました。
公道も走れるんだ。
知らなかった。

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おやすみなさいの絵本

2007-05-15 10:23:59 | 日々

…という話題を、ふあふあさんちで見かけて、
そうそうそう!となつかしく思っています。

うちでも「寝る前の読み聞かせ」をしていましたが、
本選びが
むずかしかったです。
面白すぎると駄目(興奮して寝ない)。
でも、つまらないともっと駄目(飽きてしまって寝ない)。
こっちがつまらないのも駄目(読むのが辛い)。
ロングセラーの格調高い文章というのは、
個人的には好きなのですが、センテンスが長めなので、
声に出して読んであげると息切れしちゃって駄目。
読みにくいところをとばしたり直したりしながら読むのも、
書いた人に申し訳ないような気がするし、
それはそれで神経を使うので疲れました。

さて、本を読んで、電灯を消して…問題はそのあと。
まだまだ簡単には寝てくれないのです。
しかたないので、あとは適当につくった「おはなし」をする。
「こうもりのおでんやさん」という定番がありました。
日が暮れる頃、こうもりが森の木の洞で目を覚まして、
顔を洗って…というところから始まる長い長いおはなし。

こうもりは、黒いカバンをひとつ持って、仕事にでかけます。
森の中で、よさそうな場所をみつけると、
カバンをあけて、まず柱をとりだす。
(フェリックスのカバンみたいに何でも入ってるんですよ)
そして、おでん屋の屋台をつくるところから始めるわけ。
壁をつけて、屋根をつけて、赤いちょうちんをぶらさげて。
それから鍋を出して、おもむろにおでんの仕込みにとりかかる。
いい匂いが森にただよいはじめると、
たぬきがやってきて「大根と厚アゲおくれー」
…というところまで行き着くことは珍しく、
たいていお客が来る前には寝てましたっけ。

このおでん屋さん、夏場には「かき氷屋さん」に商売換えして、
けっこう長いこと続きました。
眠そうな声でぼそぼそ語るのがコツですね。
この種の終わりのないお話は、こうもりの他にも
「ほたるホテル」とか「きつねのおりたたみ飛行機」とか
何種類かレパートリィがあったんだけど、
Kはみごとにひとつも記憶していないそうです。

本読みは、10歳くらいまで続いたかな。
最後に読んだのが『バッテリー』だったような気がする。
『バッテリー2』はKがわたしに読んでくれて、
それでおしまいでした。

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