閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

イカルなど

2023-11-28 11:50:07 | 日々

グ・モーニン。
コマちゃんが布団の上でくーくー寝ているので、つられてついつい寝過ごしてしまう。
みょうに暖かい朝で、雲もばらばらだ。

もう水仙がちらほら。
「え、もう?」と毎年思ってしまうけれど、これがふつうです。

 

葉の落ちたナンキンハゼ。

 

白い実が目立つ。昨日もシジュウカラが食べに来ていた。

 

東の山のてっぺんがなにやらにぎやかだなあ。

 

いたいた、イカルさんだ。
ここだけで6羽、全体で20羽くらいの群れ。
毎年やってくるけれど、実のなる木というわけではない。羽づくろいなどしながら、じっととまっているだけ。
たまに1羽が飛び立つと、みんなぱらぱらと飛び立ち、ひとかたまりになって大きく旋回して、また元の木に降りる。わたしは勝手に「席替え」と言ってるけど、何をしているのかは謎です。

 

川沿いの道。(という題の絵みたい?・笑)
『木苺通信』では、この先に古い線路があったりしたんだけど、いまは何もなく、家の裏手に通じているだけ。

 

本日の収穫。

風がないときを見計らって、急いで摘んできた間引き菜。小かぶ、小松菜、青梗菜、あと何だっけ。
たくさんに見えても、茹でてきゅっと絞れば、小鉢ふたつにちょうどおさまる。胡麻和えで。
ほうれん草の芽もぎゅうぎゅうになっているけど、また風が強くなったから、やむまでだめだ。ざるの中から吹っ飛ばされてしまう。

今シーズンは「のらちゃん菜」というのをまいてみた。菜の花のように、春先にとう立ちした茎をつぼみごと食べるもの。
以前「のらぼう菜」をいただいて美味しかったので、種を探したがみつからず、似たようなものかなと「のらちゃん」を、試しに。
こういう野菜は、もともと地方名なのか、「キャベツ」や「白菜」のような一般名がなく、種子屋さんごとに商品名になっているのでわかりにくいです。分類としては「食用アブラナ」のうちに入るのかな。


おまけ。
11月の雲コレクション。

なにやらケンカしている雲たち。こらこら、もう暗くなるよ。

 

謎の段々雲。

 

夜明け。

 

いつもたいてい同じベランダや窓からなので、たまには違う方角も。

 

本日の「いいね!」

指彈古箏 Thunderstruck

古筝は中国の伝統楽器だそうです。右手のレバーで半音が出せる。「叩く」のも古来の奏法にあるのかどうかはよくわからない。かっこいいですね。

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もみじ

2023-11-25 12:08:25 | 日々

グ・モーニン。昨朝の空。
東を向いても西を向いても、雲がひとかけらもない。
ほとんど葉の落ちた山桜の右上の空に、明るい星がひとつだけ光っていた。

洗濯物が竿ごとすっ飛ぶほどの強風が吹き、いつまでもあおあおとしていた草木も急速に色づきが進む。
路上の落ち葉は吹き払われ、どんな箒もかなわないほどスッキリきれいになってしまった。

家のまわりで一番早く色づくイロハモミジ。まだ小さい樹だ。

 

飛んできた葉っぱ。イタヤカエデ? オニイタヤ?
地面に落ちていると茶色でまったく目立たない。太陽光にかざすと、この色。

紅葉・黄葉が美しいのは、光に透けたのを下から見るときだ。
この時期、TVでは連日のように「紅葉の名所」が映る。春の桜、秋の紅葉を、これほど人々が愛でるのは、古来の太陽信仰のなごりではないか…という気がしてきた。
花見も紅葉狩りも、ほんとうの主役は太陽なのだ。
ふだんは眩しすぎて直視できないお日さまを、美しい色の花や木の葉ごしに見上げる。暖かい春がめぐってきたことを喜び、冬になる前の最後のぬくもりを惜しむ。それは、ただ「見る」というより「拝む」に近いのではないか。

桜や紅葉の名所といえば、夜間の「ライトアップ」がつきもののようで、わたしは実際に見たことがないけれど、あんなふうに下から光をあててきれいなのかしらと思う。
青白いLEDライトでは植物本来の色は失われてしまうし、なによりも「拝む」べき対象が不在だ。
アートとしての生け花などを見ても思うことがあるけれど、自然のままより人が手を加えたほうがより素晴らしくなる、というのは、人間の驕りのようなものではないかしら。

晴れた風のない昼間、光に透けるあれやこれやを眺め、きれいだなあと呟きつつ、焚きつけ用の枯れ枝を拾って歩く。閑猫の冬支度。

 

エリカがもうぽちぽちと咲いている。いつからいつまでを開花期と呼ぶのかわかりにくい。

 

南天の実も、ようやく色が冴えてきた。

 


虹眼鏡。
(とくに意味はありません・笑)

 

窓辺の特等席。

 

おやあ? 越冬インパチエンス、ひとつの鉢に、3種類のピンクが咲いている。
これでひと株だと思ってざっくり持ってきたら、3本別々だったらしい。鉢、小さすぎたかなあ。

 

コマちゃんはどーこだ?

 

ここだよー。お地蔵さんとツーショット。

 

本日の「いいね!」

カロリーメイト 受験生応援シリーズ『光も影も』篇

この商品をおすすめするわけじゃないけど、ひとりひとりに明るい春が来ますように。

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「プテラノドンのそらとぶいちにち」

2023-11-22 11:46:02 | お知らせ(新刊)

絵本の新刊です。
『プテラノドンのそらとぶいちにち』(絵・鈴木まもる 偕成社)

『トリケラトプスのなんでもないいちにち』『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』につづく恐竜シリーズ、3作目です。
前の2冊についての記事はこちら→ きょうりゅう絵本2冊




今回の主役は、翼竜(分類上「恐竜」ではない)プテラノドン。
海辺の崖をねぐらに、魚を食べて暮らしています。

 

主役の他に、こんなのも出てくるし…

 

こーんなのも出てくる。

制作にまつわる話は、偕成社のウェブマガジンで、描いた人と共にいろいろ語っておりますので、そちらをごらんください。
作家が語る「わたしの新刊」

*****

以下、補足として。
(長いです。恐竜に興味のない方はとばしてね)

(1)
シリーズ3冊でとりあげた生物は、「白亜紀後期に、現在の北米大陸で暮らしていた」という条件で選んでいます。
なぜかというと、ティラノサウルスとトリケラトプスという二大人気恐竜(?)がそこに含まれるから。
したがって、時代の違うアパトサウルスやステゴサウルス(ジュラ紀後期)、地域の違うヴェロキラプトル(東アジア)などは、ざんねんながら登場しておりません。

ただ、白亜紀といっても、約1億4500万年前から6600万年前と、とてつもなく長いのです。「後期」だけでも3350万年もの幅があり、それがさらに年代順に6つに分けられている。
ティラノサウルスとトリケラトプスの化石は、どちらもそのうちの一番最後の(=新しい)時代の地層から発見されています。
しかし、プテラノドンの化石がみつかっているのは、そのひとつ前の地層。
ということから、「ティラノやトリケラたちの時代には、プテラノドンはすでにいなかった」とする説が、現在のところ有力なのだそうです。

これは、ちょっと困りましたけれど、これまで化石が出ていないというだけで、「いなかった」とは言い切れない。状態の良い化石になって残るというのがそもそも稀有なことであるし、地球上をすべてくまなく掘り返して調べたわけではないし、ね。
できるだけ事実に即して、とはいっても、科学本ではないので、あまり細かくこだわるとかえって変になると考え、ざっくり「白亜紀後期」の範囲内ならOK、ということにさせていただきました。

(2)
上に関連して。
本書16~17ページ、プテラノドンがさまざまな種類の恐竜たち(たぶん100匹以上いる!)を見下ろしながら飛ぶシーンがありますが、これも「ざっくり」です。
実際にこれらすべてが同時に同じ場所でこんなふうに暮らしていた、という意味ではありませんし、大きさなども図鑑にあるようなデータを正確に反映して描かれているわけではありません。ねんのためお断りしておきます。

(3)
その「恐竜100匹」の場面ですけど、最初わたしは、ここに描かれるのは3~4種くらいのつもりで、絵に合わせて本文に「くさをたべているトリケラトプス」などと入れるはずでした。が、描く人が「いろんなのをいっぱい描きたい!」と言って、出来上がってみたらこういうことに。
お子さんに読んであげるとき、「これはなんていうきょうりゅう? これは? これは?」とひとつひとつ聞かれたら困るだろうと思ったので、全部に名前を入れてあります。
絵の邪魔にならないように、小さい字で入れましたので、もちろん無視していただいてもかまいません。「パキケファロサウルス」か「バキケファロサウルス」かわかんないようなときは、ルーペがあると便利です。


 

(4)
28~29ページの、プテラノドンが崖から無事に飛び立つ場面。
下にいる恐竜たち(肉食)は、文章には何も書いてありませんが、「逃げられた! ざんねん~!」とくやしがってじたばたしている設定です。
ところがね、最初からここまでずーっと読んでくると、彼らが「とべた、とべた!」と喜んで手を叩いているように…見えてきません?



そうすると、ここまでプテラを追いかけてきた連中が、じつは背後から見守り応援していた、というふうにも思えてくるではないですか。
これは、校正の段階で、絵に文章がのって、ページをめくり、声に出して読んで、はじめてわかったこと。原稿ができてからそこまで、一度も気づかず、完全に想定外だったので、びっくりしました。
こちらの意図せぬ解釈ができてしまう、というのは、文章担当として、だめであります。

わたしは変な(人間の価値観に寄りすぎた)擬人化は好きでないので、「こわもてだけどじつは心優しいティラノサウルス」とか「プテラのがんばる姿に感動して味方になったドロマエオサウルス」みたいな話は書けません。
前の2冊でも書いたように、草食動物は草を食べ、肉食動物は肉を食べる。そこには良いも悪いもなく、「食べる」=「生きる」という基本があるだけ。プテラは魚をとって食べるけど、地面に落ちていたらティラノのごはんになってしまう。それが一番自然なこと。
でも、もしかしたら、この絵を見て「みんなおうえんしてたんだね」「よかったねって、わらってるんだね」と感じてくれるお子さんがいるかもしれない。それはそれで、すごく素敵なことじゃないかと思ったのです。
そういうわけで、文も絵も、あえて直さずそのままにしました。
このシーンの解釈は、読む人によって、あるいは、読んでもらう人によって、2通りあり、どちらも正しい。
そういうことにいたしましょう。

「ボクこれ知ってる。ときどき池にくるやつでしょ?」

(うん、あれは本名アオサギだけどね…)


*****

東京は吉祥寺のクレヨンハウスさんで、サイン本30冊置いてくださるそうです。
このシリーズは扉絵が見開きで入っているので、どこにサインをするか迷うんですけど。
途中で思いついて、10冊ほどはプテラバージョンのサインにしました。当たった方はラッキーかも。

 

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「大きなおなべのレストラン」電子版

2023-11-19 11:21:19 | お知らせ(いろいろ)

童話『大きなおなべのレストラン』(秋里信子・絵 国土社 2003年初版)がこのほど電子書籍になりました。

ほんわかしたオーソドックスな幼年童話、ですね。
なんて、自分で言うのも変ですけども(笑)。
こういうものは完全に「サニーサイド」で書いているので、ダークな要素は絶対入ってこないわけです。

わたしは、いつ何を書いたという簡単な記録を、中学生のころからずーっとつけており、そのノートによれば、このおはなしを書いたのは23年前、最初は絵本の原稿だったようです。
でも、それは絵本にはならなかったし、原稿も残っていません。たぶん、たぬきの親子が帰っていったところで終わりだったのではないかしら。
その後、後半のレストラン部分を書き足すなどして、62ページの読み物になりました。
書いたきっかけとかモデルとかエピソードとか、そういうの何も覚えてなくて、スミマセン。

たびたび書いていることですが、絵本や、絵のたくさん入っている幼年童話を、小さな子どもに電子書籍であたえることに、わたしは賛成ではありません。
それは、自分が小さな子どもだったとき、本の手触りやかたちや重み、ページをめくっていくわくわく感が大好きで、その世界にあこがれて書く人になったからです。
ただ、紙の本は10年20年くらいで品切れになってしまうことが多く、そこからの復刊が非常に難しいものですから、電子版なら(内容だけは)保存しておける、というのはありがたいことだと思っています。
もともとがやや大きめサイズの本なので、ご興味ある方は、なるべく画面の大きいタブレット等でごらんいただければ幸いです。寒い季節におすすめです。

Amazon

 

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木枯らし

2023-11-18 16:36:04 | 日々

一昨日の夕方、西の空。
なにやら怪しいロケット打ち上げ…みたいな飛行機雲。

 

そして、同時刻、東南の空。

 

飛行機ゲット。

朝焼けに限らず、東の空が赤く染まるのは、天気が崩れる前兆のようだ。
案の定、夜半から土砂降りとなる。

 

雨がやんで、昨日の夕方。風が強い。
夏前から折れてひっかかったままのコナラの枝が、この風で落ちてくれないかと、たびたび見ているけれど、頑固に落ちない。理想的な薪になるのになあ。

 

あれ? 白だと思ったらオレンジだったインパチエンス。
外で咲いていたものは、この寒さでさすがに枯れてきた。

台所の窓の外の「緑のカーテン」(にはあまりならなかった)のゴーヤネットをようやく片付ける。
支柱のてっぺんに残った葉の陰になっていた壁に、大きなカマキリが1匹、じいっと動かずにとまっていた。近くにもう1匹。家の西側はあまり風があたらないので、良い避難場所だったのだろう。
あとで見たら、もう2匹ともいなかった。ごめんよ~。

 

本日のいただき物。

福島のご当地コーヒー。
県内の名所やイベントにちなんだブレンドいろいろ。
<相馬野馬追ブレンド:相馬の野原を疾走する騎馬武者をイメージ。合戦さながらの臨場感を凛とした香りと酸味で表現しました>
すごぉい。どんなお味かしら??
ピノ助さん、ありがとうございます。


本日のコマや。

影・その1。

 

その2。

 

よ~い…

 

どんっ!

 

本日の「いいね!」

冷やし中華、本格的に冬支度 夏まで巣ごもり

かき氷、焼き芋も、おかしくなってません? 生態。
(壺焼き芋、焼いたのを冷凍しておいて、解凍して年中売っている。冷やしてスプーンで食べるのをオススメされた…)

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きらきら

2023-11-15 17:04:02 | 日々

ユーパトリウムの種。
11月はきらきらするものがいっぱい。朝の庭にいるだけで幸せな気分になれる。

 

ヒメジソの穂も、きらきら。

ホトトギスの、光に透ける青い実。

 

これ、これ! これを見たくて1年待ったのだ。
キツネササゲのはじけた莢と、藍色の種。

 



新着ビオラ、その1。

 



その2。
この時期、ビオラはどんどん新しいものが出るので、買って帰ったあとで、この色あと2つくらい欲しいな、などと思っても、次に行ったときにはもうみつからない。

花がらはこまめに摘むように、と書いてあり、それは面倒ではないけれど、せっかくいっしょうけんめい咲いて種をつくろうとしているのに…とついつい思ってしまう。もともと園芸向きではないんだな。
わたしは花を見るのはもちろん好きだけれど、咲き終えて種になったもの、なろうとしているものを見るのがほんとうに好き。晩秋はいちばん良い季節だ。


たくさん…に見えるかな? リュウノウギクが見ごろ。

 

本日の収穫。
なんと、まだあったのかゴーヤ。お一人様サイズ。

 

30秒の差で夕焼けに乗り遅れた。

 

寒いけれど、まだストーブ焚くほどではないか、というとき、自室の床暖房をつけることがある。
直火の薪ストーブに比べれば、なまぬるいというか薄ぼんやりした熱で、部屋全体には行き渡らない。それでも床の冷たさがなくなるだけで、だいぶ違う。
この暖房のスイッチが変なところにあって…いや、もともと壁のしかるべき位置についているのだが、その前にわたしが棚を置いてしまったため、とても見えにくい。
音もしないし風もこない暖房だから、ぽちっと点灯している小さいランプを見過ごすと、ついていることを忘れやすい。一度、つけっぱなしで2時間くらい買い物に行ってしまったことがあり、気をつけなければと思っていた。

では、どうしたらスイッチを切るのを忘れないでしょうか。
階下にも同じ床暖があり、Mが神社の絵馬のような板に絵を描いて、パネルの横にぶら下げている。おもては赤(ON)うらは青(OFF)。スイッチを入れたら、ひっくり返して赤にする。切ったら青に戻す。出入口なので目につきやすい。(というのが上の画像です)
この方式は、しかし、わたしの部屋ではうまく機能しない。
なにしろ壁面に余白がない。全体に色がごちゃごちゃしているので、何か置いたり吊るしたりしても埋没してしまう。
あちこち試してみたけれど、部屋を出るときに必ず目がいくポイントというのが、わたしの場合、ないような気がする。どこも見ていないのか、見ても認識していないのか、両方か。
そういえば、部屋を出て階下に行くときなど、階段を下りきってから「あ、下りてきたんだ」と気づくことがあり、そこまで無意識に移動しているのだろう。なんだか幽霊みたいだ。
(本職の幽霊はもっとしっかりしてるかな)

今シーズンは、名案を思いついた。
ぬいぐるみのクマのマスコットを、スイッチパネルの前に置いておく。スイッチを入れると同時に、それを取って、仕事机に持ってくる。
マスコットといってもテニスボールくらいの大きさがあるので、机の上にのっていると気になる。ちょっと邪魔。でも、いらいらするほど邪魔ではない。
オレンジ系のふわふわが「暖房」のイメージと結びつき、意味をすぐ思い出させてくれる。

「いい考えでしょう!」とMに言ったら、「それでも忘れるんじゃない? 紐つけて首からぶら下げておけば」と言われた。なるほど。
というわけで、最近ときどきクマさんをぶら下げている閑猫です。
しかし、人間というのは何ごとにも慣れるもので、これも使うたびになじみ、だんだん邪魔でなくなってきたような…。
郵便や宅配の人が来て玄関に出るとき、クマさんはずすの忘れないようにしないと。

 

本日のクレ坊。

おひざで甘々タイム。

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近ごろのクレコマ

2023-11-13 23:04:23 | 日々

ナンキンハゼの木の下。

 

コマやの色が落ち葉とまぎらわしく見えたけど、写真に撮ったらそうでもないか。

 

のびていたので、のせてみた。(特に意味はアリマセン)

 

たまにはアップで。
カメラ目線はくれないシャイクレ。

 

お客様の車で我が物顔にくつろぐ。

 

「うちの車はここんとこがナナメで落ち着かないんだよなー」

 

「サービスで足跡模様の特別仕様車にしとくね」


こんなところにも!

 

花壇のこのあたり、勝手に繁ったトレニアが半分枯れ花になって、朝日があたるときらきらきれいだったけれど、いつまでもきりがないので、えいやっと全部抜いてしまった。
その勢いで、冬の衣類を押入れから出してきて(いまごろ!)夏物をしまう。こういうことは、はずみがつくとやりやすくなるもので、ついでに要らない服をごみ袋一杯捨てた。
またいつか着るかも…と思ってとってあった一番古いのは、考えてみたら30年以上前ので、さすがにもう着ないような気がしてきた。


窓の中のクレ坊と、

 

兄ちゃんが気になってしょうがないコマ吉。

 

南天の実。

 

本日の「いいね!」

読み書き障害の男の子が教科書を読めるようになったワケ
「書体デザイナー」が8年かけて起こした奇跡

児童図書のフォント選びに、こういうことは配慮されているのかしら。これまで考えてみたことがなかった。

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実と種と

2023-11-11 15:57:01 | 日々

赤い実のいろいろ。
サルトリイバラは、今年も実がたくさん。とげ&つる植物なので管理がむずかしい。

 

ヤブコウジ。
ミニミニサイズのチェリーみたいな実。ただし味はありません。
標準2つ、多いのは4つ?

 

フユイチゴ。

 

カマツカの実も、ひっそり赤くなってきた。鳥は食べるのかな。

朝、窓を開けると、ヤマガラがぱらぱらと飛んできて、「ゴハン?」というようにこちらをうかがっている。あきらかに学習能力があり、記憶力もある。去年来ていた子だとすれば、半年以上ブランクがあっても覚えているということだ。
お接待の準備はしてあるけど、もうちょっと待ってねー。(と、会話ができたらいいのにな)

 

ヤブムラサキ(たぶん)。
普通のムラサキシキブの実はもっと早くに色づき、すでにほとんどなくなっている。


実のサイズがやや大きいだけでなく、萼も大きいし、葉も大きい。
全体にこまかい毛におおわれていて、葉っぱをさわるとビロードのような柔らかな感触。とても気持ちがいいので、通りすがりについつい触って、にんまりしてしまう。


カリンの実、そろそろ落ちてくるかな。

 

ナンキンハゼの実。殻が割れて中の白い実がのぞいたところ。
脂肪分の豊富な木の実は、鳥さんたちの大事な食べもの。

 

タカサゴユリのシードポッドと、風に飛ぶ薄くて軽い種。

 

ツリフネソウ。ぷっくりふくらんだ実をさわると…

 

ぱちっ! くるくるりん。

 

昨日の朝焼け。逆さま三日月と、その上に明るい星がひとつあった。

朝焼け小焼け、
ひつじかいの気がかり。
夕焼け小焼け、
ひつじかいの後生楽。
(北原白秋訳「まざあぐうす」より)

日本語の「夕焼け」に相当する英単語がない、という話を前に書いたと思うけれど、マザーグースを見てみたら、" Red sky at night " と " Red sky in the morning " で一対になっているのだった。
赤い空。まあたしかにそのとおりですけども。
日本語では一語ですんでしまうから、「小焼け」をつけないと間がもたないのね。

そして、羊飼いの予報どおり雨になる。
急に気温が下がり、季節が先に進む。ストーブの試し焚きをしたら、たちまちうちじゅう暖かくなった。

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野菊など・その2

2023-11-09 21:57:33 | 日々

ノコンギクに少し遅れて咲き始めたリュノウギク。
これまででいちばん花の数が多い。

 

多いんだけど…どうしても多いように写りませんね。

 

これもキク科のヤクシソウ。
一時絶滅したかと思うほど減り、その後バクハツ的に増え、またぐんと減ったところ。
タンポポのようにパラシュートの種を飛ばすから、減ったというより移動しているのだろう。

 

「お先に」と旅立つアザミの種。

 

あら、いまごろ?
(きみはそういう子だったね)

 

ナンキンハゼの落ち葉。
今年はいつまでも暖かいので、きれいな色になるかどうか。

 

色が変わった葉から順にばらばら落ちていくので、全体が燃えるような色にはならない。

 

くるみと、ざくろ。

 

百日草らしくない百日草、最後の一輪。

 

本日のにゃんこ。

おなじところにいる。珍しい。

 

コマ吉は基本的にフレンドリーな猫なので、積極的にクレちゃんに寄っていくのですが、鼻先ちょんして、ぺろぺろして…そこまではいいのに、そのあとついつい耳を「あむっ」と噛んだり、前足をかけたりするもんだから、嫌がられて逃げられてしまう。
この冬は、もうすこし距離が縮まりますように。

*****

「第49回福井県小学生読書感想文コンクール」で優秀賞に選ばれた、『まじょのむすめワンナ・ビー』の2年生ゆいさんと、『ドルフィン・エクスプレス』の4年生駆くん、おめでとうございます! 読んでくれてありがとう。
わたしは小学生のとき作文とか感想文とか超苦手だったけど、みんなじょうずに書いてて感心しました。

『まじょのむすめワンナ・ビー』(種村有希子・絵 偕成社 2019年)

『ドルフィン・エクスプレス』(鈴木まもる・絵 偕成社 新装改訂版 2022年)

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「なまえのないねこ」フランス版

2023-11-07 15:48:31 | お知らせ(海外版)

『なまえのないねこ』(町田尚子・絵 小峰書店 2019年)のフランス語版ができました。
表紙、がらっと変わってびっくりだけど、おとなっぽい素敵なデザインですね。
"Le chat sans nom" はそのままのタイトル。  Le Cosmographe という出版社から。

 

じつは日本版のとびらの絵(左)が、フランス版の表紙になったのです。
そしてとびらは、シンプルに真っ白。

 

表紙のねこさんは? ちゃんと裏表紙にいました!

本文の猫たちの名前はどんなふうになっているかというと…

靴屋のレオ(そのまま)
本屋のカブリオール(=ぴょんぴょん跳ねる、かな? バレエ用語にもあり)
八百屋のミニ(意味そのまま)
そば屋のヌイユ(=ヌードル)
パン屋のハイジとクララ(そのまま)
喫茶店のミミ(そのまま。幼児語で猫の意味も)とクレーム(=クリーム)
お寺のグリグリ(これは何だかわからなかったけど、招福長寿の名前だと書いてある)
犬のタロー(そのまま)とペルーシュ(=ぬいぐるみ・笑)

そして、主人公のメロンですが、なんと「キウイ」に!
というのも、スペイン同様、フランスでもメロンはオレンジ色が主流とのことで、緑の目と結びつきにくい。スペイン版では「リモン」(=ライム)になったのだけど、フランスでは「キウイグリーン」ということで落ちついたのでした。
予期せぬことで、最初に校正で見たときは「は…?」と目をぱちくりしちゃったのですが、最後に「おいで、キウイ」と呼ばれて嬉しそうについて行く姿が、妙にしっくりなじんでいて、そういえばキジトラの茶色や体型そのものがなんとなく果物のキウイのようでもあるし、鳥のキウイ(こっちが名前の元ね)っぽくもあり、なるほど~、と深く納得したのでありました。

さて、次はポルトガル版です。これがまた意外な名前になってますので、おたのしみに。

*****

関係ない話ですが、「アストリッドとラファエル」というフランスのTVドラマが面白い。
内気なパズル好きの文書係と、姉御肌で行動派の刑事、対照的なふたりの女性が協力して犯罪捜査をしていく話。
たまたまNHKでシーズン3から見始め、いまBS11でシーズン1の最初から見ているのだけど、NHKは吹き替えで、今回は字幕。
わたしはフランスの映画もドラマもほとんど見てこなかったので、めちゃくちゃ早口のフランス語会話が飛び交うのが、耳にとても新鮮です。
せりふの量から察するに、字幕では半分くらいしか拾えてないのではと思うけど、聞いてひとこともわからなくても、「音」を感じられるので字幕のほうが好き。
フランス版のメロン(キウイ)ちゃんも、ああいう「音」の中にいるのだな。

絵本というものは、音が出ない。文字で書かれている以外、背後にどんな声が聞こえ、どんな音が鳴っているか、読む人にはわからない。でも、書かれていないからといって「し~ん」と静まり返っているわけではなく、お店の中、道路、雨の公園、背景にはそれぞれいろんな音があるはずだと思う。
きっとおなじ絵の中から、日本の子どもは日本の音を、フランスの子どもはフランスの音を、無意識のうちに感じとっているのではないかしら。
そんなことを考えました。

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