2009年のおしごと

○出版したもの
絵本
「せんろはつづく　まだつづく」（鈴木まもる/絵　金の星社）
「クリスマスのかね」（山田花菜/絵　教育画劇）
童話
「ポロポロゆうびん」（こばようこ/絵　あかね書房）
紙芝居
「まほうつかいトック」（国井節/絵　童心社）

○これからの予定
まもなく刊行の絵本が1冊と、2010年中にあと2冊くらいは、たぶん。

賞をいただいたり、課題図書になったりと、
今年は珍しいことが重なりました。
専門外（音楽など）で遊ぶのが楽しかった年でもあります。
まじめなお仕事は、うーん、あんまりできなかったかな（笑


○2009年マイベスト
（今年発表された作品とは限りません）

本
ジョン・クロウリー「エンジン・サマー」新訳版
Willy Eisenhart「The World of Donald Evans」
Shaun Tan「The Arrival」

映画
「アラトリステ」（主演賞）
「天使と悪魔」（助演賞）
「クローバーフィールド」（監督賞）

音楽
SION「鏡雨」
Sleepthief「Labyrinthine Heart」


今年も一年ありがとうございました。
寅年もやっぱり猫年になりそうな閑猫堂を
ひきつづきよろしくおねがいいたします。
みなさま、どうぞ良いお年を！

天敵

眠っているきなこを優しく見守るすもも姉さん
…ではありません。
目を覚ましたらポカリと叩いてやろうと狙っているところ。

きななのほうも、うすうす気配を感じて、
すでに耳が倒れ気味になっております。

（しかし、いつのまにかほぼ同じ大きさに！）

太った猫

1年前？　そんな昔のことは忘れた。
ほら、もうモデルさんにだってなれちゃうんだよ。

きなちゃんの足元にありますのは、Ｍからのクリスマスプレゼント。
村中保彦氏作の鋳物のペーパーウェイトです。
（小さいわりにずっしり重い。その名も「太った猫」という）
なんとなく似てる…というか、見れば見るほどそっくり！で、
思わず並べて撮ってしまいました。

「クリスマスのかね」テーマ曲

恒例の「勝手にテーマソング」シリーズ。
絵本『クリスマスのかね』のテーマ曲をつくりまして、
関係各位にこっそり無理やり送りつけたりしていたわけですが、
このほどOFFICE CLARA（音夢鈴さん＆Shamさん）のご厚意により、
「ゆ～ちゅ～ぶ」にて視聴できることとなりました！

音夢鈴さんは「鍵盤屋さん」。
つまりプロのピアノ弾きさんです。
わたくしは、ブルグミュラーどこまでやったっけ？という程度の
すっごーい素人（イバってどうする…笑）なんですけども、
華麗にアレンジしていただき、見違える（聴き違える？）ようになりました。

そして、本編には「歌」もちゃんと入っています！

クリスマス前から、カウントダウン風にひとつずつ公開されてきて、
そのわくわく感がとても楽しかったのですが、当方の諸事情により、
ここではまとめて一挙ご紹介となりますことをお許しください。

以下、アップされた順に。
（上から順にごらんになることをおすすめします！）

〈予告編のメイキング〉
乱入猫さんは『光のカケラ』のマーレ君…のモデルさん！
http://www.youtube.com/watch?v=MH6iqCnZNRY

〈予告編〉
オルゴール風ピアノアレンジで。
http://www.youtube.com/watch?v=cGuuEWro-3Y

〈サロン編〉
某クリスマスサロンでのライブ「合唱つき」。
http://www.youtube.com/watch?v=ZmKHX0bkcE4

〈ぴくしー編〉
吟遊詩人（見習い）さんのハープと歌で。
http://www.youtube.com/watch?v=sOtPydVnJYk


あ、そして、こちらもぜひ！

〈クリスマスのかね・ロクダイ版〉
『ひらけ！なんきんまめ』のマルチアーティスト田中六大さんによる
演奏・歌・録音というスペシャルまったりカバーバージョン。
http://www.youtube.com/watch?v=A5XFnyuXGJY


歌ってみたい！という方がいらっしゃいましたら、
左のカテゴリー欄の「お問合せ窓口」からメールにてお問合せ下さい。
閑猫オリジナル版の楽譜をさしあげます。
歌詞とメロディのみ。ハ長調ですから、とってもかんたんです。

ピアノの楽譜をご希望の方は…方は…えーっと…
どうしましょうか音夢鈴さん？
（↑振り逃げ！）

それでは、みなさま、良いクリスマスを！

思い出せない

出先で、ふと手のかさつきが気になり、
駅のドラッグストアでハンドクリームを買った。
電車の中で、バッグから取り出し、こっそりつける。

あ。
これは…あれだ。

はっきりした香りがある。
ラベルに「カミツレ花エキス配合」と書いてあるが、
香りは人工的なものかもしれない。
しかし、たしかに記憶がある。
何かに、あるいはどこかに、これと同じ香りがついていた。
そう最近のことではないが、ずっと昔でもない。
たぶんこの10年くらいの間に出会っているはず。
えーっと、なんだったかなあ、あれは。

帰宅してからも気になってしょうがない。
ほんの少し、手にのばしては、香りを確かめる。
思い出しそうになると、ふっと薄れる。
ほら、あれだよ、ね、あれ…。
そのへんまで出てきているのに、思い出せない。

出先で間に合わせに買ったので、ミニサイズの容器だ。
この調子では、思い出す前に使いきってしまうかも。

Florenaというドイツのハンドクリームです。
どなたかお心当たりのある方、教えてください。

ちょきちょき

棚をふたつ、洗面流し台をひとつ新調し、
ダンボール箱の中のものをあっちこっちにおさめ、
軽トラック2杯ぶんの粗大ごみを処理場に持っていく。

懸案事項がひとつずつ片付いていきますが、
そんな中、本日のミッションは、
ずうっと先送りされていた重要課題のひとつ…

髪を切りに行く！（笑

むかしの子どもは、学校が冬休みになると、
「そんな頭ではお正月さんが来ないよ！」と言われて
無理やり散髪に行かされ、
さっぱりきれいにしてもらったものでした。
女の子も小学生くらいまでは「とこやさん」に行ってたのね。

お正月が来ないと大変だ。
と、子ども心に納得…したような、しなかったような。
はしゃぎっぱなしのクリスマスにくらべて、
「お正月」という言葉には、清浄で厳粛な響きがありました。

そして、散髪には夏や春や秋にも行ったはずなのに、
覚えているのは真冬の、石油ストーブのにおいの店内。
とても大きな鏡と、真っ白い布と、はさみのちょきちょき。
金魚鉢の底で、眠っているように動かない、赤い金魚。

お菓子の家

連載「鏡の中の物語」#2
ニュータイプ・ロマンス2010年冬号

届いた見本誌がぶあつくなっててびっくりしました。
しかし、ぱらぱら見ても忍たまと犬夜叉しか判別できない人（笑）

今回はヘンゼルとグレーテルです。
クリスマスなので。
って、あれはクリスマスの話ではないんだっけ…？

だいじょうぶです

昨夜来の県内の地震ですが、うちはまったく揺れず、
ＴＶニュースで初めて知った次第。
ご心配くださったみなさま、ありがとうございます。

新しい床は、日があたると猫の足跡がくっきり目立つ！
ということを発見。
猫穴から入ってまっすぐ台所へ向かう大きめな足跡は
さんちゃんに違いない！などと、探偵ごっこをして遊べる。
（シャーロック・ホームズの時代には、DNA鑑定どころか
指紋照合も血液型もなかったのね…）

そういうわけで、閑猫はきょうもお掃除と片付けのつづき。
あれやこれやでパソを開くひまがなく、
諸方面へのご連絡やらお礼やらが遅れぎみになっております。
申し訳ありません。もう少しお待ち下さい。

工事完了

まだ元に戻らないものがダンボールに入ってたり、
流し台がはずしたままだったりしますが…
とりあえず終わりましたのご報告。

電動ノコはすごくよく切れるけれど、
家中のあらゆるものが粉だらけになってしまうということが判明。
なんとなく「粉塵爆発」という言葉を思い出したりして、
えーと、大丈夫かしらん？

そして閑猫、明日はお出かけ。
こんな状況で今年はうちのクリスマスツリーがないので、
どこか他所のを見てきましょう。

工事中（つづき）

昨日は、2部屋がそれぞれ7割くらいまで完了し、
ぴっかぴかの床板の端っこにお座布団を敷いて
（テーブルが物置になっていて使えないのです）
おままごとのように晩ごはんを食べました。
棟梁は「テレビが見らんなきゃ寂しいもんなあ」と
テレビにこだわり、見られるようにしていってくれました。

きょうは台所にもとりかかるので、昨日よりたいへん。
食器棚のこまごました中身を運び出すのが一仕事。
（うわー、終わったら、また入れるのか…）

さいわい、雨も降らなさそうなので、
邪魔なものはすべて裏庭に運び出してしまう。
きななと茶々は、そのへんで「おうちごっこ」をしています。

猫という動物は、けっこう適応力があるもので、
2日目ともなると、もうオタオタする様子もなく、
業務用掃除機がうなっても、電動工具がビャーンといっても、
「ああ、またそれね」と悠然としています。
これが犬だったら、終日吠えまくっているんだろうな。

ごっちゃごちゃの室内も、猫にとっては楽しい迷路。
むしろきれいに片付いて隠れ場所のない状態のほうが
パニックになるのかもしれません。
昨夜、職人さんたちが帰ったあと、ふと気がついたら、
ノコやらノミやらいっぱいの作業台の真ん中で、
きなちゃんが「にんまり」という顔でくつろいでいました。
（もしかして、きみは、大工さんちの猫だったのか？？）

3人の職人さんがいっせいにトンカンやるときは、
『だいくのたこ８さん』状態となり、にぎやかです。
（Ｍもお手伝いをしているので手は８本あるわけ！）
材木を食パンみたいに切ってしまう電動ノコがすごい。
わたしはうろうろしても邪魔になるので、
見物だけで、すみません。