閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

タンプ

2009-07-31 16:41:34 | 日々
ふあふあさんちの…

かぼちゃ → コブタ
きゃべつ → タブチ
カルピス → かりすぴ

…というのが可愛くて、
そういえばウチの子はどうだったかな、と
当時の日記をひっぱりだしてみました。

パンツ → タンプ

これはわりと長いあいだ言っていたので記憶にありましたが、

かまぼこ → タバコ
ねんど → デント
たまご → カナボ
ポテト → ポペト
オレンジ色 → エンジイロ
つくし → クツシ
マヨネーズ → マノエーズ
黒アゲハ → クロハゲチャ

このへんは「えー、そうだっけ?」という感じで、
過渡期のごく一時的なものだったらしい。

にぼし → ウシ → ボーシ
金魚 → キンジョ → キント → キンコ
いそぎんちゃく → イトギントキ → イトグンタク

なんとか正しく言おうと苦心している様子がうかがえます。

みどり色 → バッタイロ

これは言い間違いではなく、独自の表現かな。
2歳くらいのときは、とにかく電車が好きだったので、
「キイロイデンシャみたいでキイロイ!」(たくあんのこと)
なんていう回りくどい表現も多発していたのでした。
(「黄色い電車」というのはJR総武線らしい…)

ヘビ → リュウ

あえて訂正しなかったんだけど、いつのまにか
言わなくなってしまいましたね。惜しい。

K「ねこさん、ふたつ、いる? おうちに」
母「猫は3匹いるよ。アンズさんと、ジャムくんと、トマちゃんと」
K「Kちゃんと、おかーさんと、おとーさんも、さんびきだよ」
2歳5ヶ月ごろの会話。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノイズ

2009-07-25 11:57:00 | 日々
昼間に眠いのは、夜中に音楽を聴くからだと思う。
イヤホンで聴きながら眠ってしまい、
目が覚めるとまた最初から聴き直したりする。
自分では眠っているつもりでも熟睡が足りないかもしれない。

昼間に、ちゃんとスピーカーで音を出して聴けば良いではないか。
隣近所に迷惑をかける心配もないのだし。

そういえば、そうだよねえ、と思って、やってみた。
なぜ昼間に聴く気にならないか、たちまちわかった。

蝉ですね。

エアコンのないこの家は、夏になると窓を開け放している。
周囲の木からは大量の蝉の声がじゃあじゃあとふりそそぐ。
それに加え、このところ雨つづきで、川の水量が異常に多い。
蝉の声と、水の音。
二重の通奏低音に、ちょっと繊細な音楽はみんな負けてしまう。
防音室か、高性能のノイズキャンセラでもなければ
とても太刀打ちできない。

祖父は晩年耳が遠くなり、蝉の声がまったく聞こえなくなった。
いまのわたしには、蝉はノイズにしか感じられないが、
それでも、こんなに盛大に聴こえるというのは、
ありがたいことだ、と思うしかない。

負けないほどうるさい曲をかけて対抗する元気もないので、
あきらめ、音楽は夜にとっておくことにする。

あるいは、冬に。





またまたローカルニュースから。

午前4時半ごろ、コンビニに覆面をした男がきて、
店長に包丁を突きつけ「金を出せ」と脅した。
レジから出した現金9万余を奪い、男は徒歩で逃げたが、
40分後、現場から500メートルほど離れた路上で逮捕された。

疑問その1。
どうして500メートル逃げるのに40分もかかったんだろう。

疑問その2。
歩いて逃げても「逃走」っていうんでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空に棲む者

2009-07-23 20:26:49 | 木苺通信

 

見上げて、深呼吸して、笑って!

 「白い羽」(『青い羊の丘』より)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バグ

2009-07-19 15:40:24 | 日々
ときどき蟻が横切るのである。
数日前…たぶん10日くらい前から。
パソコンのディスプレイ上を。

長さ2ミリほどの、色の赤っぽい、ごくごく小さな蟻である。
作業中の画面を横切らない限り、
ちょっと気がつかないくらいのサイズだ。

わたしの机は2階にあり、サッシ窓をへだててベランダがある。
地面からずーっとのぼってくることは不可能ではないし、
このサイズなら網戸の目もくぐるかもしれないが、
いったいここまで何しに来るのだろう。

初めは日に1匹か2匹だったので、またいるなあと思う程度だったが、
きょう、目の前の棚板に、同種の蟻が10匹単位でいるのを発見し、
さすがに危機感をおぼえた。

お菓子など机まわりに置きっぱなしにしていないし、
粒ガムのボトルは密閉容器で蟻が寄った形跡はない。
それでも、もしかしたら、忘れたのど飴の1個くらい、
どこかにころがって溶けているかもしれず…
かなり探したが、それらしいものは見つからない。

ぞろぞろ列をつくっているなら、根気よくたどれば、
目的地か出発点かのいずれかはつきとめられるはずだが、
列というほどではない小グループで、うろうろと行きつ戻りつ、
何をしたいのかも、いっこうにはっきりしない。

こういうのを「バグ」というのではないか、
という考えがふと浮かぶ。
もしかしたらこの連中はパソコン内に棲息し、
LANケーブルを伝って移動するのではないか。

いや、まさか、そんなことはないですね。

机の前の棚には、よく猫も寝ている。
外の草むらで蟻をくっつけてきて、そのまま上がったのではないか。
小隊まるごと連れて来ちゃったんではないか。
というあらたな疑惑が浮上するが、真相は不明である。


蟻とはまた別の話だが、棚で寝る猫は、
ときどき降りるときに変なところを踏んで通る。
ふとデスクトップを見たら、
「ここにショートカットを作成」という字が出ていた。
勝手に作成しないでちょうだい。
(茶々さん! どこをどうやったらこの字が出るのよ?)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とっとこ

2009-07-17 08:53:49 | 日々
猪の被害は年々ひどくなる一方だ。
このブログを始めてからもたびたび書いているけれど、
とにかくパワフルで、しつこくて、手におえない。

ちょっとした柵などは、その気になればこじ開けて入る。
50キロくらいの石なら、軽くころがしてしまう。
そして、掘る、掘る、掘る。
まるで夜行性の耕運機かパワーショベルだ。

二晩つづけて庭に侵入され、花壇は見る影もない。
芝生があれば、はがす。石垣があれば、崩す。
花の球根も単なる食材でしかないらしい。
畑のナスとピーマンは支柱ごと引き抜かれているし、
落花生は今年もまた駄目だ。

窓のそばへ行って耳を澄ますと、
「かさっ…」「ぱきっ…」とかすかな音が聞こえる。
猪の大きいのはヒトのおとなほどの体重があるのだが、
その気配は驚くほど静かで、よほど注意していないと気づかない。
野山を歩いてやかましいのは、ヒト、それに犬で、
多くの野生動物はとてもひっそり動くものだ。
それにしても、猪が深夜にやってのける工事の跡を見ると、
あれでどうして音がしないのか、いつも不思議でならない。

ころあいを見計らい、よぉぉし、と玄関に出る。
外灯をつけると同時に、ぱっとドアを大きく開け、
(万一のときにはすぐ閉められるよう、いちおう身構えながらね)
鉄製の外階段を、どん、と踏み鳴らしてやる。
ほんの数メートル先で「ごおっ」と重々しく吠える声がし、
それを合図に、どさばさと複数の足音が斜面に散っていく。

草木が茂っているので、懐中電灯はあまり役に立たない。
かろうじて、本隊とは別方向に逃げていく後ろ姿をとらえた。
おとなのあとから、ちっちゃいのが2頭。
ウリボウの縞模様がやっと消えたくらいの子どもだろうか。
一部分コンクリ舗装した道なので、
「とっとことっとこ」とまるで漫画のような足音がする。
ころがるように走って、あっというまに闇に消えた。

あ、こらこら…
と、見送りながら、笑ってしまう。

とって食ったりはしないよ。
あわてると、
ころぶよ。

…そして、ドアを閉めながら、これでは駄目だなと思う。
とって食うくらいの気迫でないと、
連中、またすぐ来るに決まっている。




聴いている音楽。
「鏡雨」…SIONの新着アルバム。
7曲目の「karan」が良いなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草の中の踏切

2009-07-16 20:49:06 | 木苺通信

私たちには想像もつかない遠くから。
そして止まらずに通り過ぎて、遠くへ。

「汽車に手をふって」(「木苺通信」より)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正体不明・その2

2009-07-16 08:21:46 | 日々
夜、また何か鳴いている。
先日のコンピーとは別の生き物。
声は単独。
家の周囲よりは、もうちょっと遠い、川の向こうあたり。

なかなかやまないので、外に出てみる。
「ピョー」と「キョン」の中間の鋭い声で、鳥とも獣ともつかない。
子犬がきゃんきゃんいうような断続的な鳴き方だが、
声の質は犬ではないし、もちろん猫でもない。
聞こえる方向がときどき変わる。
鳴きながらうろうろしているらしい。
鳥なら飛ぶから、もっと移動距離が大きくなるだろう。

頭の中のリストをめくって、該当しそうなのを探す。
猪か鹿の子どもが、親にはぐれて鳴いているのだろうか。
だとしたら、うっかり出くわすと危険だ。
鹿のことはよく知らないが、子連れの親猪は怖いので、
追及はやめ、そろそろと引き返す。

猫たちが「なに? なに?」と外を気にして落ち着かない。
珊瑚がビックリ目でカーテンのうしろからそおっと出てきた。
何か見えるのかなあ。
茶々は喉の奥で低くうなっている。
鳥の声にはこういう反応をしないから、やはり獣だろうと思う。

15分くらいつづいたあと、ふっつり消えた。
未確認動物リストに追加。


写真は蚊取り線香と二代目ブタさん。
この夏は断然これを使うことにしました。
ブタさんの他に金魚とスイカとウサギとカエルがあって、
なかなか選べずMにあきれられました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蚊取り線香

2009-07-12 13:31:05 | 日々
家の周りに草も水もいっぱいあるので、蚊は多い。
窓に網戸はあっても、どこからか入ってくる。

これまで電気式の蚊取り器を使っていたが、
つけっぱなしで寝てしまうと喉が痛くなる。
それに、この人工的な匂いが年々苦手になってきた。
蚊を我慢するか、蚊取りを我慢するか、さあどっちだ、
という選択を毎日しなければならない。

今年は、思いついて、蚊取り線香を買ってみた。
昔ながらのモスキートコイル。
それを昔ながらの陶器のブタさんに入れて使う。
なんとなく昔の夏休みのような匂いがする。

成分は昔と同じではないかもしれない。
でも、お香やお線香の類は嫌いでないし、
少なくとも電気式よりは気分が良い。
うっすらと漂う煙が見えると、安心する。
端から灰になり、終わりがはっきりしているのも良い。
効果はどうなんだろう。
べつに蚊が全滅しなくても、
刺しにさえ来なければ、わたしはいいけど。

蚊取り線香は、10巻が1パックで紙箱に入っていた。
湿気てしまうので、何か密閉できるものに移さねばと思い、
見回したら、おあつらえむきの容器がみつかった。
かずこさんにおすそわけをいただいた
「ボワシエのマロングラッセ」の空き缶!
水色に金色の模様のクラシカルな丸い缶に、
10巻の蚊取り線香がぴったりおさまる。

蚊取り線香ってフランス語でなんていうんだろう。
ラムゥ…ムスティーク…?
(いや、それだと蚊が渦巻いてるみたいですね?)



ところで、
昨日のとうもろこし泥棒が出てるかなと新聞を見たら、
別の町で、軽トラックでかぼちゃ14個を盗んだ夫婦が捕まっていた。
この人たちは「売るつもりで盗んだ」そうだ。
うーん、かぼちゃだからね。
夫婦で14個「食べようと思った」と言っても駄目でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とうもろこし泥棒

2009-07-11 14:15:19 | 日々
お昼にTVをつけたら、
「とうもろこし19本を盗んだ男が捕まった」
というのが県内ニュースのトップに流れた。

前にも盗まれたので、畑の持ち主が警戒していたところ、
夜中に懐中電灯を持ってあらわれ、
自転車に積んで逃げようとしたので、取り押さえた。
捕まったのは30代の男で、調べに対し、
「おいしそうだったので自分で食べようと思った」
と供述しているそうだ。

19箱とか、19トンの聞き間違いかと思ったら、
ほんとに19本なのだった。
いくらローカルとはいえ、現代の日本の話である。
大型トラックを使った組織的犯罪とかいうならともかく、
「自転車で19本」でトップニュースというのは、
ちょっとありえないんじゃないか。

まあ、自分で食べるのに19本は、多いかなぁと思いますが。
「シークレット・ウインドウ」のジョニー・デップではあるまいし(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正体不明

2009-07-08 09:15:02 | 日々
夜9時ごろ。
家のそばの空き地でなにやら鳴いている。
チイチイチイ、チャアチャア、キャアキャア、とかんだかい声で、
数匹(数頭? 数羽? 数…人?)いりみだれて騒いでいるらしい。
断続的に何分間かつづいたが、窓をあけると、ぴたりとやんだ。

この声は初めてではなく、もう何度も聞いているので、
ああまたあれだな、と思う。
いつも夜の9時から12時くらいの時間帯だ。
「あれ」とはナニか、ということは深く追求しない。
あたりには人家も街灯もほとんどなく、夜になると真っ暗だ。
ライトを持って出たところで、相手はさっと闇の中に散ってしまい、
何ひとつ見ることはできない。

鳥の声のようでもあるけれど、夜だからたぶん鳥ではなく、小動物だろう。
イメージ的に一番近いのは「ジュラシック・パーク」に出てくる
小型恐竜のプロコンプソグナトゥス(愛称コンピー)なのだが、
まあそれはいちおう置いといて…
あとはネズミ、イタチ、テン、ハクビシンなどなど、
このあたりに棲息する連中が思い浮かぶが、決め手がない。

ここに住むようになった当初は、何もかも珍しくて、知りたくて、
鳥でも虫でも植物でも、とことん観察し、わかるまで図鑑で調べた。
横の山から聞こえてくる「パキッ…ガサッ…」という
足音の正体が気になって気になって、寒い夜に毛布をかぶって
刑事よろしく長時間の張り込みをしたこともある。
(それはタヌキの家族でした)

20年もたつと、だいたいはおなじみの顔ぶれになり、
知らないものでも見当がつけやすくなり、
わからなければわからないで、まあしょうがないや、
という感じになってきた。

姿も名前もわからないが、たしかにナニカはいるのである。
たまに声が聞こえるくらいの距離で、関わりは一切持たないまま、
共存できている、というのは、まずまず良いことのような気がする。

あいにくの曇り空で星はひとつも見えなかったが、
彼ら(彼女ら?)にとっても七夕はお祭なのかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする