閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

高砂百合

2021-08-27 23:21:55 | 日々

庭のあちこちに見慣れない植物が勝手に生えて、なんとなく葉っぱがユリっぽいなあと思ったものを、抜かずに様子を見ていたら、そのうちの1本につぼみがついて…

 

咲きました。
タカサゴユリ、かな。ここ数年か、近隣のあちこちで目にするようになり、うちから100メートルくらい離れた道路沿いの斜面にも群生していたから、ここまで種が風にのってとんできたらしい。
これも外来植物ではあるけれど、ユリというのはなんとなく高貴な、あるいは清楚なイメージがあるものだから、あまり駆除されないのかもしれない。
やたら咲いているかと思うと、ある年ぱたっと絶えてしまう、らしい。野菜の連作障害とおなじで、一か所にずっとはいられないのだそうだ。そのかわり、種をとばし、新天地をもとめて移動する。よくできている。
うちのはまだ一年目なので背が低く、花もひとつきりだ。二年目からはひょろっと高くなるはず。あと何年かは、楽しませてくれるでしょう。

もうひとつ、もらってきた建設残土から生えた見慣れない植物がある。大きな切れ込みのある葉で、キク科っぽいけれど何だかわからず、1本だけ残して様子をみていたら、これが大きくなるなる、たちまち2メートルを越すぐらいになってしまった。
花が咲いたら調べようと待っていたところ、予想に反してみどりの穂のようなものが出てきた。
あー。これまた帰化植物の(花粉症で有名な)オオブタクサじゃないか。
正体がわかったから、もういいや。明日にでも抜いてしまおう。
(河川敷の土砂って、こういうのが入っているから要注意ですね)


(追記)
で、オオブタクサ、いくら大きくても草は草だから、ひっぱればすぽっと抜けるでしょう、と思ったら、これが強いのなんのって、いくらひっぱってもびくともしないし、折れもしない。結局、のこぎりを持ってきて、根元からガリゴリ切りました。
もう生えてこないよね?

 

 

またレインリリー。こんな色も。
「アプリコ・クイーン」かな? よくわからない。
数日おきにひとつずつ、ぽつん、ぽつんと咲くので、見栄えはいまいちだけれど、次は何かと、たのしみ。

 

もう桜の葉は散り始めている。これはホオノキの枯れ葉。

 

地植えしたデュランタさん、ちょっと咲く気になったかな。

 

オシロイバナの、斑入りの黄色と、オレンジがかった赤は、おなじ株の別の枝に咲くのです。ふしぎ。

このところ、ちょっと集中力を必要とする作業(原稿書きではない、化石発掘か沈没船の引き揚げ作業みたいなもの?)をしているため、しばらくブログの更新ペースが落ちると思います。まあだいたい毎日おなじようだけれど。
きのうきょうの暑さで、とうとう負けて扇風機を回しっぱなし。猫が踏んでも回るので困るのよ。

 

本日のクレ坊。

好きな場所。

 

 

 

 

 

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晩夏・その2

2021-08-24 13:45:25 | 日々

雲の様子は、すこーし秋。

 

昼間の暑さはまだまだ夏ですが。

 

昨夜は、まんまるぴかぴかの月がまぶしく、木星もよく見え、デッキに裸足で出てしばらくぼんやりみていた。地面には木の影がくっきり落ちて、なんだか鏡の中にいるようだった。

 

ハゼラン、ぱちぱち、地味に増えつつあり。
さらに付近にはヒメツルソバも勝手に生え出していて、これはどうしたものか思案中。ヒメツルも花は可愛いけれど、繁殖力が尋常でないからなあ。

 

たぶん食べられないキノコ。
(調べる努力はしない方針)

 

本日のゲスト。

カブトムシ君。
周囲が雑木の山なので、いることはいるけれど、こうして成虫(特にオス)を目撃できるのは年に1度か2度くらい。
カブトムシらしく、かっこよく撮るのはなかなか難しいということがわかった。
なぜかアサガオのつるのからんだ中にいたので、竹竿では蜜も吸えないだろうから、コナラの幹にご案内したところ。よけいなお世話だったら、ごめん。
(元気のいい子で、持ち運ぶのが大変でした。あとで調べたら、オスは短いほうのツノを持ってもいいんだって)


本日の真鈴さん。

オリバー・ハーフォードを枕にする。

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晩夏

2021-08-22 20:48:03 | 日々

他の色はあるのかと疑ったら、「あるわよ」と咲いてくれた。
失礼いたしました。
レインリリー "ピンクビーチ" かな?

 

タマアジサイが咲き始めると、夏も終わりに近づいたなと思う。
毎年このあたりからツクツクボーシの声がだんだん増えてくる。
2階の扇風機は出したけれど、ここまで一度も使っていないことに気づいた。PC用の冷風機のお余りの風でけっこう足りている。小さい箱型の扇風機で、手前に水を含んだフィルタがあるので、ひんやりした風が来る。わりと原始的な仕掛け。回転したり首を振ったりする部分が直接視界に入らないのも、気分的に静かで良い。

街を歩く若い人が、おもちゃのような携帯扇風機を手にしているのを見るけれど、あれは涼しいんですか? 
片手がふさがってしまうし、ポケットにも入れづらいし、落とせばたちまち壊れる(に違いない)。扇子のほうがずっとコンパクトで機能的に優れていると思うけど。電気も要らないし。
昔、カラフルな渦巻き模様のペロペロキャンディを持って歩くのが流行ったみたいに、持つこと自体が流行なのだろうか。


くるくる好きがとまりません。

 

出かけるMが置いてったメモ。
「ニャワン ニャワンと よくなくマリンちゃん
今日も元気で!」

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くるくる眼鏡

2021-08-21 14:48:17 | 日々

くるくるの…

 

巻きひげ好きがこうじて…

 

こんなの買ってしまいました。
新しいリーディンググラス。

実物は写真よりもっとピンクっぽい紫。
かけてしまうと自分では見えないわけだけど、かなり、楽しい。ときどきこっそり指でさわって「くるくるだ~」とにんまりしている。

眼鏡選びは、迷い始めるとどんどん泥沼にはまってしまい、時間がかかって大変なので、今回は「目立つ色で。赤とか」と最初に言ったら、2番目に出してくれたのがこれで、「あ、これにします」と即決。
4年前に同じ店でつくったリーディンググラスは、フレームなしの、つるも白っぽい半透明なもので、うっかりそのへんに置くとたちまち見えなくなってしまうのが欠点だったので、思い切ってがらっと変えてみてよかった。
仕事用なので、外でかけて歩くことはありませんから、ご心配なく。
(と言いつつ、こっちが外用でもよかったかな、などと、ちらっと思っていたり…笑)

眼鏡店は、換気のため入口のドアを開けっぱなしで営業している。お客さんもけっこう途切れずに来ているけれど、入ってくるのは蚊のほうが多い。
お兄さんが「ぼくはワクチン2回接種済んでますし、ヘンなトコにも行ってないですから」と言うので、「あ、ワタシもです~」と、奇妙な会話をかわし、ちょっとだけマスクを外して測定をしてもらった。
(「ヘンなトコ」というのは、この町で先月発生したクラスターのきっかけが、いわゆる「接待を伴う飲食店」だったからです)

眼鏡のレンズのコーティングは熱に弱いので、夏の車内の置きっぱなしは禁物。焼き肉や、どんど焼きでレンズをだめにする人も多い、とのこと。
どんど焼き、というローカルなワードが出るところが、大手チェーンでない地元商店の良いところ。たしかにあれはすごい火力だけど、言われなければ眼鏡のことには思い至らないかもしれない。

新幹線の運転士に、この春からサングラスの着用が認められるようになった、という話もついでに聞いた。
西日に向かってずーっとまっすぐ走るようなとき、眩しいとすごく疲れるし、わたしだったら確実に頭痛を起こす。これまで(見た目にイメージが悪いという理由で)サングラスが禁止されていたというのが驚きだ。アメリカ大統領だってふつうにサングラスかけているのに。


レインリリー。よその庭先でも同じ花を見かけたから、ちょうど一斉に咲く時期なのでしょう。
しかし、ここまで5つすべてピンク。はたして他の色はあるのだろうか。

 

ゴシックホラーっぽいお月さま。
どうしても丸く写らないなーと思っていたら、まだ満月ではなかったのでした。

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トレニアなど

2021-08-20 11:26:09 | 日々

雑草のように生い茂っているトレニア。
名前は東アジアの植物採集に貢献したスウェーデンの植物学者トレーンにちなむ、とのこと。
もともとがアジアのものだから、日本の夏にも強いのでしょう。

水玉ものってるし。

 

雨ニモ負ケズ。

 

 

 

小さい子。じょうずな擬態。コマ吉に見つかるなよ~。

 

昨夜は久しぶりにお月さんもすくえたし…

 

今朝の雲も、ぜったい晴れ!に見えたのに…

 

やっぱり降るのだ。

 

しょんぼりだなァ。

 

寝よっと。

(このハンモックは、誰も見向きもしない時期もあれば、なぜか急に人気が出るときもあり、このところ全員で取り合い状態。コマはクレを追い出し、クレは真鈴を追い出す。コマと真鈴はよくぎゅうぎゅう詰めで寝ています。2匹のると、どの組み合わせでも確実に荷重オーバー)

 

本日の「いいね!」

福井県立図書館 覚え違いタイトル集

たぶん以前にもご紹介しましたが、これでわかるのがすごいと思う。
秋に書籍化のうわさもあるそうだけど、こういうのは日々更新されるからこそ価値ある情報なのでは。

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晴れない

2021-08-19 18:04:11 | 日々

いかにも晴れそうに見えるこの朝の空にだまされてはいけない。
まだ降ります。

 

寝るしかないね。

 

 

仲が良すぎる。

 

こっちはこっちで。

 

本日の「いいね」…というのか…

水止舞(みずどめのまい)

東京は大田区の巌正寺に古くから伝わる奇祭
こういう大雨の年にこそやるべきなのでは。無観客でいいから。

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水玉拾い

2021-08-17 21:20:28 | 日々

ちょっとやんだ隙に。ハゼランの水玉。

 

クローバー。

 

ウマゴヤシだっけ? コメツブツメクサ?
マメ科の植物はわりあい水玉率が高い。

 

ナンキンハゼ。

 

 

 

昨夕の西の空。
ちょっと晴れそうだったけど、まだ降るらしい。

 

飛び乗る1秒前ッ!

雨の合間に、急いで外に出ると、必ずコマがついてくる。
このごろは、出る前に、わたしが帽子をかぶった時点で判断しているらしい。
さらに、サンダルは庭の中だけ、運動靴ならもう少し遠くまで、長靴をはけば水場…と、そこまでちゃんと見ているような気もする。コマちゃんは賢い。
でも、せっかく出ても、草むらが濡れているのが好きじゃないらしく(さんちゃんのようにヘヴィーデューティ仕様ではないので)、隙をみては肩に乗ろう乗ろうとするのです。
振り落としてもすぐまた乗るし、もう帰るまでずーっと乗ったままだったり。
重~い~~。

 

クレ坊、本日在宅。

 

真鈴さんは、近すぎ~。

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レインリリーなど

2021-08-15 23:38:21 | 日々

「レインリリー」の別名もあるゼフィランサス。
春に、混色の球根を10個ばかり植え、葉っぱは出たけどそれっきりなので、今年は咲く気がないのかと思っていたら、ピンクが2つだけ、突然咲いたので、びっくり。
この混色というのがクセモノで、こういう花の色違いというのは、じつは品種も微妙に違っていることがあり、性質が同じとは限らないから、なかなか揃って咲いてくれない。ということは、前に原種チューリップの詰め合わせで学んだはずなのに、すっかり忘れて。
(そして、またしても「植えっぱなしOK」の宣伝文句につられた怠惰な閑猫・笑)


とても複雑な水玉コイル。

 

 

もう実になったのもあるカラスウリ。

 

ミントの花。
ミントのきれいな葉を3~4枚摘んできて、保冷タンブラーに入れ、冷水または冷たい緑茶を注いでおく。ミントティーというほど強くなく、控えめにほんのり香りがつく。葉っぱはそのまま入れっぱなしでよく、飲みやすくて飽きない。今年のお気に入り。
毎年お盆を過ぎる頃になると、どこからともなく小さいバッタがたくさん出てきて、ミントもシソも穴だらけにしてしまう。

先週の台風の風で倒れたり傾いたりした畑の野菜を、ちゃんと起こしてやるひまもなく、再び大雨。
支えにする笹竹を新しく切ってこなくてはいけないのだが、手ごろな太さのがなかなかみつからない上に、枝を払うのに時間がかかりすぎて(ナタが怖くて使えないのです)いやになってしまい、ホームセンターで150センチの支柱を10本買ってきた。長さを切りそろえる手間もいらず、とても便利。だけど、雨がやんだすきに作業を始めたら、倒れているものが多すぎて、10本では全然足りないことがわかった。
ミニトマトなど、まだひとつも口にしていないのに、根元からバッタリ倒れ伏していて、手がつけられない。
昼過ぎ、このあたり一帯にもレベル4避難指示が出る。
夜、挽肉と玉ねぎを炒め、ナスとオクラの夏カレー。

 

また雨かー。(しょんぼり)

 

本日の「いいね!」

Lion jumps into open vehicle full of tourists on safari tour

でかいコマちゃんだ!
クリミアのタイガン・ライオンパーク。めちゃくちゃ人なつこい子たちの「おもてなし」が人気だとか。

ところで、上野動物園で生まれた双子のパンダの赤ちゃんの名前を募集中だそうですが、「それぞれカタカナ表記で9文字以内」というのが、よくわからない。
お父さんが「リーリー」、お母さんが「シンシン」、上の子が「シャンシャン」というんでしょ。そのルールにしたがうなら、どうしたって9文字にはならないし、ルールなしでも、8文字だってなかなか難しい、と思うけど?

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「なまえのないねこ」台湾版

2021-08-13 16:16:49 | お知らせ(海外版)

絵本『なまえのないねこ』(小峰書店 2019年)の台湾版(中国語繁体)ができました。
『沒有名字的貓』(東方出版社)。
台湾では4月に発売されていて、ようやくこちらにも届きました。

翻訳の黃惠綺さんは、これまでにも偕成社の乗り物絵本シリーズなど何冊も訳していただいています。ご自身が台北で経営されている輸入絵本店では、この中国語版ができる以前に、日本語版が300冊も売れたとのこと。台湾の絵本ファンだけでなく、作家・画家の方も注目してくださっていたようです。




訳は、ほとんど原文そのまま…だと思います。
スペイン語版のときは、子どもたちが違和感なく読めるようにと、日本のものをスペイン(メキシコ)風に置き換える工夫がいろいろ必要でしたが、今回は猫たちの名前も、そのまま。げんたは「元太」、つきみは「月見」、じゅげむは「無限壽」。おそばやさんも「蕎麥麺店」でいいみたい。もちろん発音は違うのですが、同じ漢字を使うお隣どうし、説明なしで通じる部分が多いのは嬉しいです。


台北・誠品書店のフェアにて。
これは表紙にサインをしたのではなく、サイン入りの限定オリジナルカバーがかかっているのです。

 

絵本とは全然関係のない話ですが、わたしの亡父は、大正末期に祖父の赴任先だった台湾で生まれました。といっても、物心つく前に帰国しているので、詳しい話は聞いたことがないのですが…「山奥まで駕籠でかつがれて行った」と祖母が言っていたので、鉱山か何かだったのでしょうか。祖母にしてみれば、異国での初めての出産と子育ては心細かっただろうと思いますが、「台湾の人は親切で、みんなよくしてくれて」と、懐かしむ口調だったのを覚えています。

 

 

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カラスウリ

2021-08-12 10:21:36 | 日々

しばらくまた雨が続くというので、降りだす前にと、カラスウリの花を見にいく。
昼間のうちにみつけておいたつぼみが、ちょうどきれいに開いたところ。
これは♂花。

 

で、追加ですが、こちらが実になる♀花。
ちょっと雨に濡れたし、風もあるので、うまく撮れてませんが、いちおう比較のために。
ひらひらレースの部分が、♂花よりあっさりしている。
雌雄異株の植物の場合、雄のほうが花が多かったりきれいだったりする例は他にもあり、カラスウリもそうなのだろう。
(そういえば、2年前の記事に自分で書いたんだった。♂のほうが派手で目立つのは、仲介役の虫が、花粉のあるほうに先に来てくれるように。この世界は、いろいろとよくできている)

 

ついでに、ランタン系オシロイバナ。

 

おやあ? クレ坊、いたのか。何してるの? おねず待ち?
(コマもいたけど、ぴょんぴょん駆け回っていて写すことができない)

暗くなってから外に出ると、猫はみんな嬉しそうだ。運動能力が低いだけでなく夜目もきかない人間は、ほんとにだめな動物だなあ。

 

そして、買っちゃいましたよ、これ。
昔のは紙だったけれど、いまのは薄いプラスティック製で、文字も見やすい。
あいにくクリアな夜空はしばらく望めそうにないので、まずは卓上で予習。
くるくる回していたら「やまねこ座」を発見した。うみねこ座は、ないかしら。

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