閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

とがりねずみのつかまえ方

2008-10-30 20:50:57 | 日々

猫が家に持ち帰って放してしまったとがりねずみの捕獲法です。

まず、猫がじーっと見ている場所に注目する。
たいてい、ピアノの下、棚やたんすの裏など。

一方から細い棒をさしこみ、隠れているとがりねずみを追い出す。
専用の棒を手の届くところに常備しておくと便利です。
細い竹、なければ虫捕り網の柄の部分などが適当。

出てきたら、すぐさま透明な四角い容器をかぶせてつかまえる。
追い出し役と、つかまえ役と、2名いるとラクでしょう。
(もう1名、猫をブロックする役がいれば、なおよい)
容器はタッパーなど、「透明」で「四角い」ことが重要です。
とがりねずみは必ず壁沿いに動くため、
丸い容器だと壁面にフィットせず、隙間から逃げられます。
また、手でつかむと噛まれるおそれが(たぶん…)あります。

様子を見ながら、容器と床の間にボール紙をさしこみ、
(プラスティックの下敷きのようなものがあればベスト)
そのままそーっと持ち上げます。
あとは、外の安全な場所まで持っていって、リリース。
おしまい。

この方法は、鳥以外のあらゆる小動物に応用できますが、
とがりねずみには特に他の方法より有効です。
「書いても、きっと誰の参考にもならないね」
とMが言うので、書きました。

ちなみに「野山におけるとがりねずみの捕獲法」については、
うちの真鈴先生に聞いてください。
(わたしにはワカリマセン)
どうもこれは一種の季節商品らしく、去年もちょうど今ごろに
何度かとってきたような気が…。

 

(追記)

「とがりねずみ」ではない「野ねずみ」のつかまえ方は
こちらをご参考にどうぞ。

 

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カタツムリの作文

2008-10-27 09:56:50 | 日々
珍しく早いペースで原稿を書いていた。

原稿用紙は使わなくなって久しいが、
昔ながらの400字詰めに換算してみると、50枚。4日間で。
これは、カタツムリペースのわたしにしてみれば、
ものすごくびっくりするくらい早い。

じつはこの原稿は、80枚ばかり書いたところで、
諸般の事情により、冷凍庫にほうりこんでしまったもの。
それをひっぱり出して、解凍しつつ続きを書いている。
そもそも80枚書くのに2年ほどかかった。
その後、冷凍期間がおよそ6年。
6年?
思わず日付を見直すが、それは間違いないようだ。

つまり、8年で、やっと130枚。
平均すると、年に16.25枚。
ひと月に、原稿用紙1枚ちょっとしか進まない計算になる。
具体的な数字を前にして、呆然とする。
小学生の作文だってもっと書くだろう。
ものすごくびっくりするくらい…遅い。

コストは計算のしようもないが、
おそろしく効率の悪い仕事らしいことは確かである。
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点滅

2008-10-26 08:23:24 | 日々
パソコンの画面が、突然、点滅をはじめた。
ピピッ、ピカッ、ピカピカッ、と不規則な明暗。

「画面のちらつきは、ディスプレイでなくハードディスクに
原因があることが多い」という記事を読んだばかりである。

もともと、このパソは、画面の明るさ調節の機能が壊れている。
おまけに最近は、省電力機能も気まぐれにしか働かない。
そんなところへ、いきなりの、ピカピカ。

はーどでぃすく?
点滅の次に来るものは…全滅?

ぎゃー、と思って、50ページもある作業中のものを保存し、
とりあえずシャットダウン。
さて、どうしたらいいのでしょう。

ふと、上を見て、気づいた。
点滅していたのは、パソのディスプレイではなかった。
天井の蛍光灯でありました。

お…おどかさないでくれぇ。
蛍光灯、買ってこねば。


(で、買いに行ったのですが。
ドーナツ状の40Wの蛍光灯が必要なのに、
30Wまたは32Wと2本セットになったのしか売っていない。
どうして?
30Wは買い置きが2つもあるから、40Wだけでいいのに。
売り場で長いこと思案するが、良い考えは浮かばず、
しかたがないので、2本入りを買ってくる。
そのあとパン屋に寄ったら、当然のごとく
ドーナツを買いそうになってしまった)

写真はツリガネニンジンの枯れ花。
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カレハナ

2008-10-24 08:23:40 | 日々
みずみずしい盛りの花は、もちろん良いけれど、
枯れたものも好きだ。

ねこじゃらしの、さらさら揺れる穂。
晩秋の野山で天然のドライフラワーになった花。
朴の木の大きな落ち葉や、あじさいの枯れ花が、
ひと冬かかって形を保ったまま葉脈だけになったのなど、
とても味わいがあって心ひかれる。

どんぐりや松ぼっくり。かたい殻や莢につつまれた種。
乾いたもの、枯れたものは、もうそれ以上変化しない。
安定した状態だから安心できるのかもしれない。

そういえば貝殻も好きだ。二枚貝も巻貝も。
波にさらされて、色あせ、カドがまるくなり、
生き物だったことをすっかり忘れているところが良い。

貝殻好きをネクロフィリア(屍体愛)的だと言ったのは
澁澤龍彦だったかと思うけれど、
たしかに貝殻は貝の死骸、骨の部分だ。
じゃあ骨が好き?と聞かれれば、好きかもしれない。
ドライフラワーだって、植物のミイラといえばそうだし。
お化けの中でどれかひとつ選ばなきゃならないときは、
(そういうことがめったにあるとは思えませんが…)
迷わず骸骨にする。あれがいちばん気持ち悪くない。
ミイラ男は、まだ生っぽさが残っているから駄目。

骨は白ければ白いほど好ましい。
しかし、白くてもばらばらの骨には、なぜかさほど魅力を感じない。
完璧さが欠けているからかもしれない。
では骨格標本のように組み立てたらどうか、というと、
それはそれで科学的すぎて面白くないような…
持ち帰って飾っておきたい、という気にはならないのである。

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木登り嬢さん

2008-10-22 08:41:31 | 日々

すももです。
珍しくひとりで外に出てきて、ころころ機嫌よくしていると思ったら、
いきなりダッシュして、ばりばりと木に登りました。

これは柿の木。
助走ができて登りやすいらしく、他の猫もみんなこの木が好き。
写真ではよくわかりませんが、地上3メートルくらいかな。
けっこう高いところです。

今年10歳になったすもも。
家の中で過ごす時間が多くなりましたが、
まだまだ(ときどき)若い。

きょうはこれを2回もやって、満足そうでした。

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木の葉の凧

2008-10-21 12:57:29 | お知らせ(いろいろ)

「青い羊の丘」#10。
ニュータイプ・ロマンス秋号。

丘の凧あげのシーンは、ジョニー・デップ主演の
映画「ネバーランド」にインスパイアされて。
すごく好きな映画です。
これと「スリーピーホロウ」のジョニーがお気に入り。

雑誌のお仕事は、いつもかなり早めに書いておいて、
ときどき取り出しては眺め、ちょこっと1字書いたり、1字消したり、
というのを繰り返し、しめきりになったら送ります。
ただ、このシリーズに限り、途中にもう一手間というか、
変換作業みたいなものが必要で…

「青い羊」は「木苺通信」の舞台をそのまま流用しているため、
普通に書くと、語り手が女性的になってしまうんです。
そこで、ひととおり最後まで書くと、数日「寝かせて」から、
散髪をするみたいにしゃきしゃきと刈り込んでいきます。
センテンスを短く切ったり、わざとラフに逆立ててみたり、
主語をすぱっと抜いてしまったり、語尾を変えたり。
そうすることで、ぐっと「男の子」っぽく、なっていきます。

いつもそういうことを意識しているわけではなく、
たまたま、これどうやって書いてるんだろう、と考えてみたら、
そうやっている、ということがわかったので、
へええ、そうだったのか…と自分で納得した次第。

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うろこ雲

2008-10-19 09:40:10 | 日々

子どもたちが運動会で踊った「ソーラン節」は、
「ニシンが来たぞーっ!」というかけ声で勇壮に始まった。

「うろこ雲が出たぞーっ」と写真を撮りに行くわたし。
魚の大群を迎える気分で、わくわくと見上げる。
網でとったらどんなに気持ちが良いだろう。
この山を越えた向こうに海がある。

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熊の買い物

2008-10-18 08:34:03 | 日々

秋から暮れにかけて、奇妙な「お買い物熱」にとりつかれることがある。
いつもはそうではないのに、やたらと気前が良くなる。
なにかひとつが引き金となって、あれもこれもと欲しくなったりする。
まるで冬眠前の熊のようだ。
このまえ腕時計を買い、さらにカメラを買ってしまったあたりから、
どうもすこしヘンなのだ。
生活必需品でない、実用的でないものほど、つよく心をひかれる。
そこが熊と違う。

「欲しいものはクリスマスにサンタさんにおねがいする」
それはほとんど「刷り込み」に近い。
秋が深まり、そろそろ来年のカレンダーのことを考えだすころ、
ひそかにプログラムが起動し、頭の中のどこかで
「サンタさんリスト」が自動的に作成されはじめるらしい。

ノートパソコンのスカイクロラモデルというのを見つけた。
絶対に、絶対に、絶対に必要ないと思う。
でも、そういうのを本当に作っちゃうところが素敵だと思う。
思いながら、また別のものにも気をとられる。
16GBのウォークマンとか。
カオシレーター(…っていうんでしたっけRさん?)とか。
時鳥さんに教えていただいた、honoという電子キャンドルとか。
実りの秋に、意味なくうろつく森の熊である。


ところで、
新しいカメラを使い始めたら、困ったことがひとつ。
パソに取り込むとき、これまで通し番号になっていたファイル名が
最初の「1」に戻ってしまったのです。
このままだと、いつかは前の番号に追いついてしまい、
ややこしいことになるのではないかしらね?

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カメラ

2008-10-17 09:22:00 | 日々

デジタルカメラを買いました。
前に使っていた古いのを呼夜に下げ渡し、
ここしばらくはMのを借りていたのですが、
来月はMが旅行に持っていってしまうため、
やっぱり自分用のが欲しくなって、同系機種を購入。

薄くて軽いのが主流の中で、これはコンパクトでも
比較的重くて大きいタイプ。
キッチンスケールにのせてみたら、222グラム。
なぜかというと、単3乾電池が2本入っているから。
でも、握る部分に厚みがあって安定する。ぶれない。
なんといっても、カメラで写真を撮っているぞという実感がある。

お店で薄型のもあれこれ手にとってみたのですが、
するっと取り落としそうで、落ち着きませんでした。
撮りたいものは猫とか空とか、家のまわりのものがほとんどなので、
パーティーバッグに入れて持ち歩くわけではないし。
充電できない環境でも、乾電池さえあればとりあえず使える、という、
デジタルながら微妙にアナログな雰囲気も気に入っています。

じつはMのカメラは、わたしが借りたとき、
すでに取扱説明書がまるごと紛失していたので、
手探り状態で、機能のごく一部しか使えていませんでした。
新しい取説を見たら、ええっ、こんなこともあんなこともできるじゃないか!
これからはオートだけじゃなくマニュアル撮影もやってみましょう。

 

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空にらくがき

2008-10-16 14:28:31 | 日々

いったい誰が?
猫の足跡までついてる。

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