これは塩鯨(ミンククジラ)です。
会津では新タマネギ、新ジャガイモが採れる夏の暑い時期、鯨汁食べるそうです。
夏ばて防止の郷土食です。
我々の世代の学校給食に出てくる肉と言えば鯨の肉でした。
竜田揚げが代表的で、カレーの肉も鯨でした。
ベーコンと言えば鯨のベーコン。先日スーパーで見ると和牛の高級肉以上していました。
この塩鯨も698円/100gですので結構なお値段です。
先日、お盆中に会津のスーパーを覗いてみると、この塩鯨がそれこそ山のように(通常の数十倍)並んでいました。
お盆には欠かせない料理のようです。
作り方を教わって早速作ってみました。
材料は通常は塩鯨と新タマネギ、新ジャガイモだけだそうですが、出汁取りにマイタケを加えました。
材料を煮込んで味噌で味を調えるだけですが、鯨から塩気がでますので味噌はひかえめです。
表面に脂が浮き、夏ばてに効きそうです。
味は新タマネギと新ジャガイモの甘さが引き立ちます。
鯨を食べたことのない人には、この鯨独特の匂いが鼻につくかもしれません。
でも食べ慣れた人にとっては郷土食そのもので、暑くなると「鯨汁だな~」と成るのでしょう。
でも外国の圧力で、郷土食の文化までが消失するのだけは避けたいものです。
その他、オキブリの幽庵焼き、焼きなす、エリンギとピーマンの塩焼き。