遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

愛機その2

2006-08-27 | 花や木々など


以前使っていたカメラの愛機として「マミヤRB67プロフェッショナル」を御紹介しました(2006年1月29日の記事「愛機」をご覧下さい)。

 メールで遊木民の写真の原点ですか?とのお尋ねがありました。

 RBは社会人になってから購入した機材で、首都圏で生活していたとき、鎌倉の画像を撮るのに使っていました。一ヶ月に必ず一回は週末に鎌倉を訪れていました。

一番多く行ったのは東慶寺、円覚寺などの北鎌倉、その他には報国寺、成就院などを中心に重い機材を担いで歩いていました。

 RBの前に有るのがニコマートFTN、35ミリの一眼レフで、中央部重点測光方式によるTTL測光でした。

 このニコマートが私の写真の原点です。

 学生時代、新宿西口に間口二間ほどの小さな写真店だったヨドバシカメラで購入した物です。

 ヨドバシカメラの店頭にはパトローネ(35ミリフィルムのケース)が山のように積んであり、無料でした。

 フィルムは当時100フィートの長巻を買って、暗室で切断し、パトローネに詰めて使っていました。

 当時はモノクロがほとんどで(カラーは高かった)、使っていたフィルムはトライX、ネオパンSSS,SS,Fなどでした。

 多いときは一日で20本(36枚撮り換算)も撮ったこともあります。

 もちろんフィルム現像も、引き延ばし等DPEは全て自分でやっていました。

 現像液も市販のは高いので、自分たちで薬品を調合して作っていました。基本的なことは先輩から後輩へ伝わって行きますが、詳細は各自工夫を凝らしていました。

 印画紙は三菱の「月光」シリーズを愛用していました。

 記事を書いていて懐かしくなりました。

 押入のどこかに、昔のネガが段ボールに入って有るはずです。




 愛機ニコマートです、当時の最高機種はニコンFでしたが貧乏学生には手が出ず、アルバイトを重ねてやっとの思いで買いました。

 50mmの標準レンズもF1,4が欲しかったのですが、予算の都合上F2です、レンズが今のブランドNIKONではなくNIPPON KOUGAKUです。
 
 交換レンズも徐々に買い足しましたが新品はこの105mmだけで、後は中古を探しました。

 でもさすがニコンです頑丈でした。

 年間数万駒撮影してもびくともしませんでした。

 今でも現役です。さすがに露出計用の水銀電池がもう市販されていませんので、TTLは使えませんが、機械式動作ですので撮影には支障は有りません。

 今時のカメラのように電池が無いとただの箱とは違います。

 


 現在使用できる35mmフィルムの一眼レフカメラです。

 当然ブローニー版のRBも現役です。もっともフィルムが手に入りづらくなりましたので、あまり使えません。

 ニコマートFTN。

 そして幻のメーカーとなってしまったミノルタの α 、レンズは35~80、と75~300のズームです。

 これらのレンズ資産を生かせるデジカメの一眼があれば嬉しいのですが。

 でもフィルム写真の良さはあると思っています。

 大切にしていきたい愛機達です。