遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

ブルーベリジャム

2006-08-26 | 食品加工の部屋



庭のブルーベリも終わりになってきました。

 7月中旬から一ヶ月以上楽しませてくれました。

 小さいお子さんには大人気でした。

 今日はある程度熟した実を大部分つみ取りました。

 少し未熟な実も入っていますがジャム造りには好都合です。


 
 今回は2kgの収穫でした。

 半分(1kg)のブルーベリにグラニュウ糖900gを加え加熱します。

 グラニュウ糖はブルーベリ重量の45%と甘さ控えめです。



 ブルーベリの形が崩れるまで加熱します。

 突沸と焦げ付きに注意して、絶えずかき混ぜながら加熱します。



 最初のブルーベリの原型が無くなったところに、残りのブルーベリ1kgを加えます。




 後から加えたブルーベリの形が残っている段階で加熱終了です。

 水っぽいように思われますが、未熟な実が入っていることで冷えると粘度がまします。

 これは未熟な実にはペクチンが多く残っていますので、冷えるとペクチンが固化するためです。

 また、未熟な実は酸度が高い(酸っぱい)ため、レモン等の酸味料を加える必要もありません。

 市販のジャムは粘度を出すためにペクチンやゼラチンを、酸度を出すためにクエン酸等を添加することも有るようですが、自家製の場合は未熟の果実を上手に利用すると美味しいジャムが出来ます。




 瓶に詰めて圧力鍋で15分滅菌します。

 完全に圧力鍋が冷えるまで蓋を開けてはいけません、瓶が破裂して大変危険です。



 ジャムを滅菌している間の楽しみです。

 鍋にはジャムがかなりこびり付いていますので、このまま洗うのは勿体ないです。

 ちょっとお行儀悪ですが、鍋にプレーンヨーグルトを入れジャムを洗い落とします。

 これが美味しいんです。




 どうです? 美味しそうでしょう。

 某有名ヨーブルト店にも負けません。



 ブルーベリジャムの完成です。

 パン、クラッカーにそしてお勧めはヨーグルトです。

 ブルーベリの実の食感が残った、市販品には無い食感が楽しめます。