Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

沢山のことを

2014年09月07日 | Weblog

子供たちの教育、
親の教育、
企業人の教育、
ありとあらゆる教育に、
全力で応えていこうとすれば、
やるべきことは拡大する一方です。

その人たちと直接関わる沢山の時間が必要であり、

その際に発する、
「自分の言葉」が届くようにするためだけでも、
一つ一つには膨大な準備と学びが必要だからです。

とにかく現場での一つ一つの実践が大切ですし、
その準備のための日々の学びや生き方が大切なのです。

教育制度をいくら改革したところで、
一人の子供の偏食を治すことすらできません。

しかし、
一人の子供を救うと言うことは、
子供と関わって、
あるいは親御さんと関わって、
それを改善することでしかないのです。

子供たちの未来を考えると言うことは、
そういうことでしかない。

親の苦しみや哀しみや心配がわからなければ、
所詮、教育改革は画に描いた餅のようになるしかありません。

教育改革は、
国会で行われるのでも、
県庁舎や市庁舎で行われるのでもなく、

子供とのお昼ご飯の時間や、
家族での晩ご飯や朝ご飯の時間にこそ
何とかしなければならないことが起きているのです。

そして、
私は教育という言葉自体に、
不遜な響を感じます。

本当の教育は、共に学ぶことの中にしかありません。

教育している(してやっている)と思った瞬間に、
それは教育でない何物かに堕しているのです。

そのことへの畏れを抱きながら、
多くの人たちと学び続けていくしか
私の歩むべき道はないのだと思っています。
コメント
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