Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

聴く姿勢

2022年10月31日 | Weblog

90分間×2コマを集中して聴いて下さった学生の皆さんの姿を見ていて、ふと思い出したことがあります。

18年前に、バッカーズ寺子屋を始めたとき、かつての高校の先生仲間から、今時の子どもたちは15分しか集中力は持たない。9:00~16:00までも、一体、何をやるつもりだ。お前の考えは甘い。30分のテレビ番組も15分でCMを入れているじゃないかと言われました。

また、こうも言われました。お前の知っている教育現場は10年前じゃないか。子どもたちも大きく変わっているんだ。と

私は、子どもは子どもであり人間であることに何の変わりも無いと思っていました。

実際やってみて、10歳から15歳の子どもたちは、90分でも120分でもついてきています。世の中の常識などあてにならないものです。

まとまった思考力を育てるには、まとまった時間が必要です。

細切れの授業で、自分の考えを確立し、志を立てるなど、出来るはずがないと思います。

そして、これからの時代の若者たちに必要なのは、自分の考えを確立し、志を立てることだと私は確信しています。

しかし、18年が過ぎても、私は未だに異端児で在り、少数派で在り続けていると思います。

まだまだ力不足です。

早くこの学びが当たり前になるように、私は全力を尽くします。

 

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オンライン授業

2022年10月31日 | Weblog

先週土曜日、専門学校での90分授業2コマをZoomで実施させていただきました。

休憩時間も質疑応答に使っていました。

200分ほどの全力投球。

皆さん熱心で、素晴らしかったです。

最初から最後まで、集中して聴いて下さいました。

ありがとうございました。

一期一会と言います。

この共に過ごす学びの時間は、二度と返ってきませんから、いつも全力で伝えたいと思っています。

私程度の人間には、大したことが伝えられないのがわかっているからこそ、全身全霊で伝えると決めています。

ただ、やっぱり対面がいいなぁと思います。

音楽も美術も同じことですが、オンラインでは、五感を使って関わり合えないのです。

それでも、何か一つでも、心に残ることがあれば嬉しく思います。

 

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共に悩むぐらいしかできませんが

2022年10月31日 | Weblog

教育とは実に難しいものだと思います。

子どもの心と思考は、親の心と思考の影響を受けているからです。

子どもだけをどうにかしたいと思ったところで、難しい話です。

それに加えて、環境問題に連なる、新しい病理の問題も入ってきます。

環境が汚染されていれば、当然、人間の身体と心も汚染されないわけにはいかないのです。

つまるところ、教育は、一義的には、親がどのように自分を磨き、子どもと向き合うかということ以外にはないと思います。

安易な教育のアウトソーシングは、決して子どもの良き成長には繋がらないとも思います。

私は保護者の方と共に悩み、幾ばくかの解決の糸口ぐらいは提案できるかもしれません。

私は悩める方に、私の時間を出来る限り活用していただきたいと思っています。

それは、日本の未来のためです。そう思います。

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感謝

2022年10月26日 | Weblog

様々な人たちの思いを背負う側に回らなければ、

そして、自ら責任を負う覚悟と、

負わせていただくための信頼を得られなければ、

決して見ることのできなかった世界があるし、

聞こえなかった声もあると思います。

私を鍛えてくれた多くの出会いに感謝しかありません。

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自己を知る

2022年10月24日 | Weblog

自分が出来ていないことを他人に求めることほど恥ずかしいことはありません。

しかし、自分がそれを本当に出来ているか出来ていないかを正しく認識することは、そう簡単なことではありません。

それを正しく認識するためには、深い学びと、人間としての修養を経なければ、簡単にはできないものだと思います。

 

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千秋の人

2022年10月19日 | Weblog

昔の人たちは、何とかして「千秋の人」たらんとの志を抱きました。

千年も先まで名前が残るような立派な人物たらんと願ったのです。

立派な人物とは、多くの人々のために、自分の人生の時間を使った人のことだと私は思います。

自分だけの利益や安逸をむさぼるのではなく、子々孫々の時代の繁栄をも願って、一度の人生を全力で生きていく人を、私は立派だと思います。

そうした人を私は、尊敬し、憧れます。

「いやぁ、そうは言っても、そんな理想を、夢物語を言ったって・・・」と、現代の多くの人は思うようになったと思います。

私もそんな人間になれるとは、なかなか思えないところもあります。

しかし、だからこそ、少しでも迫ってみたいと思います。

少なくとも「千秋の人」という言葉が死語にならないように、力を尽くしたいと思っています。

 

 

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染み込むように

2022年10月14日 | Weblog

言葉が身体に染み込むようでなければ、

本当に学んだとは言えません。

身体に染み込んだ良き言葉を持っていなければ、

良き行動などとれません。

単純なことですが、困難であり、大切なことです。

繰り返し、繰り返し、染み込むように学ぶことの大切さを思います。

 

 

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『薩摩武士道』

2022年10月14日 | Weblog

「正道を踏み国を以て斃るるの精神無くば、外国交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に従順する時は、軽侮を招き、好親却て破れ、終に彼の制を受るに至らん。」

「西郷南洲翁遺訓」 第十七章 外国交際の道 に書かれている言葉です。

本当に西郷隆盛がお考えになった通りだと思います。やはり、この覚悟を以て、政治にも何事にも、向き合うことが大切なのだと思います。

読み込みたいと思われた方は、『薩摩武士道』という素晴らしい本がありますので、是非、そちらをお読み下さい。

「南洲翁遺訓」と「日新公いろは歌」の二つが収録されていて、なおかつ英訳も付いています。

 

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学び続けること

2022年10月14日 | Weblog

私が専門とする教育においてすら、

学んでも学んでも学び尽くせないから、

あらゆることにおいて、

何が正しいのかは、

結局わからぬままに人生は終わるのだろうと思います。

しかし、その事実から逃げずに学び続けていこうと思います。

その苦しさから目を背けて、

享楽的な楽しさにばかり目を向けて

生きていくこともできるのでしょうが、

そうはいかないと思う自分がここにいます。

そして、それは苦しみなどではなく、

むしろ、楽しいことでもあると感じる私がいます。

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男性は賢い???

2022年10月13日 | Weblog

以下の記事を目にしてしまいました。

子どもの思い込み「女性は優しい」は"4歳から" 「男性は賢い」は"7歳ごろ"。親の影響は?(京大研究)

子どもの思い込み「女性は優しい」は"4歳から" 「男性は賢い」は"7歳ごろ"。親の影響は?(京大研究) (msn.com)

「こりゃあ、その仮説を持った研究者の思い込みだな。」(笑)と思いました。

真面目に、「う~む。人間が男性の方が賢いと思うのはいつからだろう。」って思ったのでしょうか?そう思える方がすごいなと思いました(笑)。

 

 

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