90分間×2コマを集中して聴いて下さった学生の皆さんの姿を見ていて、ふと思い出したことがあります。
18年前に、バッカーズ寺子屋を始めたとき、かつての高校の先生仲間から、今時の子どもたちは15分しか集中力は持たない。9:00~16:00までも、一体、何をやるつもりだ。お前の考えは甘い。30分のテレビ番組も15分でCMを入れているじゃないかと言われました。
また、こうも言われました。お前の知っている教育現場は10年前じゃないか。子どもたちも大きく変わっているんだ。と
私は、子どもは子どもであり人間であることに何の変わりも無いと思っていました。
実際やってみて、10歳から15歳の子どもたちは、90分でも120分でもついてきています。世の中の常識などあてにならないものです。
まとまった思考力を育てるには、まとまった時間が必要です。
細切れの授業で、自分の考えを確立し、志を立てるなど、出来るはずがないと思います。
そして、これからの時代の若者たちに必要なのは、自分の考えを確立し、志を立てることだと私は確信しています。
しかし、18年が過ぎても、私は未だに異端児で在り、少数派で在り続けていると思います。
まだまだ力不足です。
早くこの学びが当たり前になるように、私は全力を尽くします。