昨日の日経新聞の夕刊に掲載されていた、
八代亜紀さんのコメントに心惹かれました。
「『舟唄』を歌って初めて男心を知った。」というのです。
銀座のクラブ歌手から歌謡界にデビューした、
八代亜紀さんにしてそうなのかと思いました。
昭和の時代以上に、今の時代は、
男も女も、大人も子どもも、
「私のことをわかって欲しい」「何でわからないの」
「わからない方が悪い」
というような利己的な考え方に陥っていると感じます。
『舟唄』を歌って、男心がわかったということは、
やはり、言葉は心なのだなぁと思います。
相手を理解するためには、
言葉の力を高めていくしかないのです。
そのためには、本を読み、文章を書き、体験を言語化し、
言葉の力を磨いていくしかありません。
目先の忙しさに追われ、
言葉の力を大事に思わない大人が多くなったから、
人の心もわからなくなってしまったのかもしれません。