Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

醜い国・日本

2024年06月28日 | Weblog

「加害者だから推薦しないという基準はない」この言葉だけで、私はぞっとするような嫌悪感を感じるのですが、どうやらそうではない人たちが教育界には多いのだろうと思います。

東京都知事選のポスターを見ても、立候補者が乱立しているところを見ても、その主張を聞いていても、この国の常識や良識というものが崩壊していることを感じます。

教育現場に身を置く者としては、微々たる力しかありませんが、常識や良識を回復するための学びを確立していこうと思います。そんな悲しい時代が来るとは思いませんでしたが、できることをやるしかありません。

保身に走る大人たちが作ってきた、醜い国・日本を何とかしたいと思います。

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企業研修

2024年06月27日 | Weblog

2日間の企業研修を終えました。「学び方の変革」「志の教育」について全力でお伝えしてきました。子どもであれ、大人であれ、学びを共有できる時間を過ごすことができ、多くの気づきがあり、深い心の交流が生まれることは、かけがえのないものだと思います。

私は、この二つのメッセージが、日本の未来にとって、とても大切になると思っています。子どもたちの未来、企業の未来、大人の未来。全てが日本の未来ですから、私の中で、線引きはありません。

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教育改革

2024年06月24日 | Weblog

教育を変えるという言説を聴くたびに、多少の違いはあれども、「システムを変えることで、環境を良くして、教育を良くする」という同じ枠組みで考えていることを感じます。確かに先生が余裕を持って仕事が出来るようになり、子どもと関わる時間が増えることは大切です。絶対に実現していただきたいことです。しかし、もっと大切なことは、「どのような先生」が子どもと関わるかであるはずです。

マスコミに取り上げられるような問題のある先生が、子どもと関わる時間が増えることが良いことだとは思いません。多くの人たちが願うのは、「優れた見識と人格をお持ちの先生」であろうかと思います。しかし、そのような先生がどれほどいるのか。そして、そのような先生になるために何が大切なのか。そこに踏み込むことはなかなかに困難なことです。

なぜなら、「教育観」「人間観」「国家観」「世界観」「人生観」「人間観」といった価値観を磨くことと、宗教・哲学は紙一重の所にあるからです。そうすると、思想信条の自由ということによって、良き人物の教育観や実践は、個々人の学びに委ねられるしかありません。例えば、森信三先生の『修身教授録』を読みなさいということも、なかなかできないことです。良くても悪くても、特定の考え方を押しつけるなと言われるからです。

それはちょうど、「ここに木を植えて良い。しかし、特定の木を植えてはならない。」と言われているようなもので、結局は何も出来なくなってしまいます。なぜなら、「木」という「木」はないからです。木を植えるという営みは、松・梅・杉・檜・欅・椿といった、具体的な特定の木を植えることでしかないのです。

そうした状況ですから、結局は本気で教育を考え、実践し、結果を出すことを、まず自分自身がやるしか無いと私は思います。私には、他人様を育てるような力は無いし、さりとて、「人作り」などという傲慢な言葉を使うことも出来ぬ私ですから、ひたすら自分の道を究めていくだけということになります。

え?「人作り」という言葉がなぜ傲慢か?主語と目的語をおいてみればすぐにわかります。「私が○○さんを作ります。」「○○さんは私が作った人です。」私にそのような物言いをすることは無理です。そして、常に言葉に対する感覚には鋭敏でありたいと思います。なぜなら言葉は心だからです。

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日本の未来のために

2024年06月22日 | Weblog

日本の未来を良きものにするためには、教育の在り方を変え、人財を育成していくしかないと思います。日本の最重要課題は教育です。未来への投資です。

勿論、世界の中での日本の教育は決して悪いものではないと思います。しかし、肝心の部分が欠落しているのです。それは、「何のために学ぶのか」「何を学びたいのか」「何のために働くのか」という目的意識がないままに、受身のやらされる勉強をし続けていることです。しかも、それは主として受験のための知識の勉強と言うことになります。教育基本法では「人格の完成」を目的にしていると書かれていますが、そんなことを真剣に追求している人はごく稀です。本音と建て前の使い分けが教育を駄目にしてきたのです。

同じ事をやっていても、目的意識によって、その意味は大きく変わります。だから、私は「学び方の変革」「志の教育」の二つが、日本の教育を変える大きな鍵を握っていると思います。これだけ言うと、おそらく誤解を沢山生むと思いますし、簡単に理解していただける事でも無いかと思います。これまでもそうでした。既成概念が邪魔をするのです。そして、分かり易さと効率を求める思考が邪魔をするのです。

本当に大切なことは、簡単にわかるはずがありませんし、身につけられるはずがありません。一歩一歩、自分を磨き、自分の教育力を高められるよう、粛々とやり抜いていきます。

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講演

2024年06月20日 | Weblog

昨日の夜は天神の勉強会に呼んでいただいて、お話しをさせていだきました。70分間全力でお伝えしましたが、どのように伝わったのかは私の知るところではありません。そのようなものだと思います。評価は相手が決めること。話し手は、日々、自分を深め、学び続け、全力でお伝えするしかありません。力が足りないから伝わらないのです。相手のせいではなく、自分のせいだと思えるようになって、どれぐらいの時間が過ぎただろうかとふと思いました。その後の懇親会もとても楽しかったです。ビールこぼしてしまってすみませんでした。

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エクスプレッションアカデミー鹿児島ツアー

2024年06月19日 | Weblog

鹿児島に1泊2日で行ってきました。「薩摩藩英国留学生記念館」「知覧特攻平和会館」では、若き先人たちの生き方に多くの学びがありましたし、「城山ホテル鹿児島」では、楽しく豊かな時を過ごすことができました。

私が塾長を務めるバッカーズ寺子屋や、このエクスプレッションアカデミーでは、『大学』や『論語』といった四書五経を学んできました。そこには、人間としての心の在り方を磨いていく何かがあると思っているからです。また、郷中教育で体を鍛えるためにある「山坂達者」は、「萩往還を歩く」研修と極めて近いものを感じます。ただし、郷中教育は、ほぼ毎日実施できていたものですが、私たちの生み出す教育は、限られた日数と時間しかありません。その中で何が出来るのかを改めて考え、より良い教育実践を生み出していきたいと思います。

最後の訪問地、仙厳園では、美しい庭園と御殿を楽しもうと思っていましたが、あいにくの雨で、目の前の桜島が見えなかったのは残念でした。ここでは、島津斉彬の恐るべき見識と実行力によって作られた集成館事業に、薩摩藩の歴史と思いと誇りを感じます。長州の吉田松陰先生の考え方と教育の力をより深く学ぼうとしてきた私にとっては、長州藩から見た明治維新と近代化に馴染みがあるのですが、薩摩から見るとまた色々な見方ができることに気がつきます。同様に、幕府や奥羽越列藩同盟の立場から見れば、それはそれで新たな視点と学びを得ることが出来るのだと思います。なぜなら、それぞれの大義があり、それに殉じた人たちの尊い姿があるからです。

西郷隆盛のお墓。西郷洞窟。介錯をした別府晋介のお墓。江戸無血開城を成し遂げた勝海舟との信頼関係。そして、勝が詠んだ「濡れ衣を・・・」の和歌。庄内藩との交流。2 人の庄内藩士のお墓。植えられている庄内柿。東京市から送られた感謝の石灯籠。全ては人間の考えであり、心であり、そこから生まれた行動であったことを思います。歴史にしても、人間の在り方にしても、様々な角度から学ぶことが大切なことであり、クイズのように正解を暗記するといった学び方は、本来の歴史の学び方とはかけ離れたものであることを改めて強く感じました。

これからも共に学び、共に豊かな時間を過ごすことの出来る、人生のサードプレイスとも言うような場を作り続けます。

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今日の反省

2024年06月14日 | Weblog

深く思考し、思いを強めていく時間の大切さを思います。小手先の仕事には魂が宿りません。やっつけ仕事では、良い仕事はできないように感じます。それは、私の能力不足であろうとは思うのですが・・・。企業研修などの講座内容も、うんうんと悩み抜いて、答えが出そうにない中でも考え抜いていると、突然光が差し込んできてひらめくことが多々あります。そうなるまで逃げてはいけないし、粘り抜かなければならないと思います。

色々なイベントも落ち着いて丁寧にやらなければと思っています。現実の慌ただしさとの折り合いをつけるためには、時間管理、タスク管理のレベルを上げなければなりません。

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タイパ

2024年06月10日 | Weblog

食べ応えのあるもの、歯応えのあるものを食べるのは時間がかかります。

時間がかかる分だけ、噛む力、咀嚼する力が鍛えられ、脳にも沢山の刺激が送られます。

本を読むのも読み応えのあるものを読むことは大切ですし、学びにしても深く学ぶことが大切です。また、体験したことの意味をしっかり深く考える経験も大切です。

タイパの良い学び方では得られるものは少ないと思います。

自分の食べ方、学び方はどうか。生活の仕方はどうか。いま一度考えてみる必要がありそうです。

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エクスプレッションアカデミー2024in福岡

2024年06月01日 | Weblog

エクスプレッションアカデミー2024in福岡 第1講座が終了しました。今年は、「教育にとって大切なもの」を考えて行く講座と致します。そして、第1講座は「志」をテーマと致しました。

やはりこれが基本だと思います。志を立てるのは簡単ではありません。1.読書、2.師友、3.逆境、4.感激、の四つが不可欠です。

そして、1.の読書一つが満足に出来ないのが、昨今の人間が置かれている環境です。だから、よほど意識して学ぶ必要があると私は思います。

そうでなければ、主体的な人間として生きることはできません。機械の歯車のように、無機質な、部品として生涯を過ごしていくしかなくなってしまうのです。そして、自分がそうした存在になっているとも気がつかぬまま人生が終わっていくのだと思います。

私は一人の人間が、生き生きと幸せな人生を生きることを願います。

 

 

 

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