幕末の志士たちが維新の大業を成し遂げたこと、
昭和の父祖たちが戦後の復興を成し遂げたこと、
こうしたことを考えますと、
こうした困難の時代の人たちは、
数多くの亡くなった人たちと共に生きたが故に、
強かったのではないかと思います。
今、私自身がそうですが、
死んだ仲間たちの思いを背負って生きてはいません。
そもそも亡くなっていませんし、
命がけで志を共にする仲間もいません。
背負っているのは、せいぜい、
亡くなった父の思いぐらいのものです。
目の前で、友人が死に、親兄弟が死に、
時として我が子までもが死ぬ時代において、
人間は凄まじい生き方をしたのではないかと思います。
生とは何かを考え、
二度とない人生を力強く生きるしかなかったと思います。
多くの死と、多くの思いを背負わざるを得なかったのです。
良い悪いを言っているのではありません。
人間の峻厳なる生き方について思いを馳せているのです。
ネットで人が繋がると言ったところで、
人間の命をかけた、深く強い、愛情に満ちた繋がりなどは
所詮は生まれないものであると思います。
エクスプレッションアカデミーIn大分、
第3回講座のレポートを拝読していると、
様々な新しい「気づき」があったことが伝わってきました。
特に、「わかっていなかったことがわかった」という
「気づき」に大いに共感しましたし、
人間学的な学びを意識することが
慌ただしい日々の中では少ないことも感じました。
そこにこのエクスプレッションアカデミーの
意義があるのだとも思いました。
今回は「人間観」がテーマで、
難解なところも多かったと思います。
前回の「教育観」の方が、
それなりに私自身の哲学があるのに対して、
「人間観」の方は、申し訳ないことに、
私自身の「定見」が、
未だ確固たるものでないことが反映されてもいます。
それは、人間観の方が、
教育観よりも広範なものであり、
より個別的なものであるからかもしれないと
私は感じています。
度重なる緊急事態宣言の延長を受けて、
エクスプレッションアカデミーin福岡は、
第1回目の開催日を7月16日（金）とさせていただきます。
第2回目の講座を8月に設け、
第3回、第4回は、予定通りの日程で開催致します。
V&Eのホームページにおいても
お知らせをしています。
あしからずご了承下さい。
バッカーズ寺子屋、
バッカーズ九州寺子屋の面接が終わりました。
いつも思うことは、
全員合格にしたいということです。
みんな素晴らしいし、大きな可能性があるし、
必ず成長していくからです。
しかし、定員があります。
今年は特に、
新型コロナウイルス感染症予防の観点から、
大きく人数を絞り込んでいます。
子どもたちの思い、親御さんたちの願いを、
すべて受け止めたいのですが、
申し訳ないことにそうもいきません。
何か新しい学びの場でも作れないかということも、
これからは考えていきたいと思います。
今日は、別府湾も美しかったです。
写真の上の方は、私の指が・・・笑。
半年前には、雪が積もっていたのが、新緑が美しいです。
今日は、
大分でのエクスプレッションアカデミー
第三講座でした。
あと1回で終了です。
昨年の１２月のプレセミナーを皮切りに、
大分の皆さんとの学びがスタートしましたが、
あっという間の半年でした。
とにかくまずは九州全域に、
古くて新しい教育の
種をまいていきたいと思います。
ありふれた言葉ですが、
「継続は力なり」という言葉が、
しみじみと実感されます。
例えば、書く力や、考えて発言する力も、
少しずつやり続けてきたからこそ、
今は以前の自分よりは、
はるかにできるようになっていると感じます。
始めた頃は、成長できるかどうかさえ
よくわかりませんでした。
時が経たなければわからないこともあるのだと思います。
誰からも理解されなくてよいから、
この道をまっすぐに歩き続けようと思います。
とにかく学び続け、自分自身を磨き続けるだけです。
なんせ才能がないもので、
たいしたことにはならないとはわかっていますが、
それでも教育実践を積み上げていきます。
別に深刻な覚悟ではありません。
にっこり笑いながらの覚悟です。
迷わずそう思います。
2日間の企業研修が終わりました。
わずか2日間の出会いでも、
わずか1日の出会いでも、
何か心に残ることを手渡せたら、
何か一つでも気づきを生み出すことが出来たら、
私にとって望外の喜びです。
他人様を教え導くなど到底出来ませんが、
共に学ぶこと、全力で向き合うことは、
少しは出来るかもしれません。
そして、常に自分に厳しい生き方をして、
自分が気づき、つかみ取ってきたものだけが、
他人様の心に届けられるものだと思います。
まだまだ力不足で、駄目だなぁと思いますが、
明日もまた、自分を向上させるために、
新しい一歩を踏み出していきます。
