Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

地方の時代

2022年08月29日 | Weblog

羽田空港のレストランで久しぶりにカレーライスを食べました。

随分以前(コロナ前)に、カツカレーを食べたことがあったので、久々に食べようと思い立ち、店に入りました。

以前とメニューは随分変わっていて、種類が絞り込まれており、カレーも一種類のみしかありません。

2,000円近い金額でした。

食べてみたら、残念なことに私の口には合いませんでした。

家賃も高いだろうし、コロナ禍でのダメージを抜け出していないためだろうと理解はできました。

しかし、経済の論理を優先して、人間の五感を二の次にするようでは、いずれ人の心は離れていくのだろうと思いました。

地方の時代が近づいていることを感じました。

 

そうそう、山形は安くて美味しいものだらけでした。

 

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予備の力

2022年08月15日 | Weblog

教育においては、「予備の力」が実に大切だと思います。

傍から見れば、これは無駄だということになります。

しかし、子どもは絶えず変化し、集団の中で様々な状況が起きてきます。

予定したものだけで何とかなるとは到底思えません。

3を伝えるときにも10や20の用意が必要です。

また、相手に応じて、臨機応変に対処していかなければなりませんし、

相手の意識の流れに沿って、必要な教材を繰り出していきます。

この「意識の流れ」というものが軽視できない重要なものです。

 

ま、しかし、それは、なかなか理解されないことです。

きちんとやること、計画的にやること、予算通りにやることが、世間様においては最も大切なことだからです。

私の教育(または頭?)が、おかしいだけですから、非難は甘んじて受けます。

しかし、その姿勢を改めるつもりは毫もありません。

なぜなら、子どもたちの成長の姿を私はそこに見ているからです。

そして、その責任は私一人にあるという覚悟をいつも持っています。

 

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チャレンジャー

2022年08月11日 | Weblog

ブログ更新、その他のSNS更新もままならぬ日々が続いています。

また、滞った仕事も色々とあり、心苦しく思っています。

しかし、今、私はチャレンジャーとして、色々なことに挑戦し、自分の限界を超えていこうとしています。

今までの自分の力ではできなかったことをやるためには、自分の力を高めるしかありません。

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新渡戸稲造の言葉~教育家とは~

2022年08月02日 | Weblog


「一体私には教育家という文字がハッキリしないのです。
どういう人を教育家と名付るか、
世間では教育屋などという者があるやに聞いている。

こういう人は学校を造って銭を儲け、
あるいは卒業証書を売って自分の生計を営む、
あるいは少しばかり覚えたことに勿体を付けて
これを他の一層未熟な人に売付けるのが教育屋であるということを度々聞きました。

然るに教育家というものはそういう者ではあるまい。

・・・中略・・・

けれども私の謂う教育家はさほど広い意味ではない。
ズッと狭くして児童の精神あるいは知識あるいは身体を発育せしむる事に志し、かつ尽力する輩をいうのである。

これはあるいは普通一般に用いらる解釈とは少し違うかも知れませぬ。

世の教育家と称するのは志と尽力の有無は問わず、
あるいは文部省あるいは地方庁なり何なり相応の官憲等から
免状を受けている者を教育家というので、
免状あるいは辞令書が教育家と否との標準となる。

志の有無は別問題。

もっとも、何れ誰でも教えて見よう位の志が有ればこそ免状を得ようが、
しかし能く探ると実際真に必しもそういう志が有る訳ではなくして
外に飯を食う道がないから教育を一の飯食う手段とするので、
志は教育にあらずして飯に存する。

故にかくの如き人は如何に免状を貰っても教育家の中には入れられない。
これはいわゆる教育屋の側に属する。

故に私の教育家と申しますのは
飯を食うために教育を手段とするのでなくして
児童の身体知識精神を発達せしめる志と力のある者をいうのである。」

                                                新渡戸稲造『自警録』

 

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