「かくすれば かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂」
吉田松陰「幽囚録」の和歌です。「幽囚録」は、ペリーの黒船に乗り込み、海外渡航を企てたものの失敗し、下田で自首して囚人となった時に記した記録です。「こうすれば、こうなるとは分かっている。しかし、義のため、己の信念のために、己を省みず、死をも恐れない生き方を貫く」という不退転の意志と覚悟が伝わってきます。
その決意と、理解されない悲しみと、それでも断固としてやる意志が伝わってきて、涙が出ます。悲しい覚悟です。
損得のために生きる人たちが多い今の時代に、こんな生き方をすれば、ひとりぼっちになるに決まっています。しかし、日本の教育のためには、未来に繋がらないことを断固として排除して、やるべきことをやるしかありません。生き方を貫くしかありません。
私も及ばずながら、少しでも頑張りたいと思います。