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Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

鳥取の布団の話

2025年04月25日 | Weblog

小泉八雲の怪談に「鳥取の布団の話」というものがあったかと記憶しています。

布団から「あにさん寒かろう」「おまえ寒かろう」という声が繰り返し繰り返し聞こえてくるというのです。両親を亡くし、何もかも無くした幼い兄弟が、最期にくるまっていた布団で、その布団すら因業大家から取り上げられて、ついには凍えて死んでしまったという哀しいお話しだったと思います。

亡くなるまで「あにさん寒かろう」「おまえ寒かろう」とお互いを気遣い合っていた幼い兄弟のことを思うと涙が出ます。その心の美しさ故に涙が出るのだろうと思います。

それに比べて、現代の人間関係のいかに寒々しいことか。そのことの方が、よほど恐ろしいことに思えます。そして、それは怪談ではなく、ホラーという恐怖と強い嫌悪感を感じるものに変質したことを思います。

小泉八雲が日本人に失って欲しくなかった「情」を私たちは本格的に失いつつあるのかも知れません。

 

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エクスプレッションアカデミーIN福岡 2025

2025年04月24日 | Weblog

「エクスプレッションアカデミーIN福岡 2025」の受講生を募集いたします。対象は18歳以上の方ならどなたでも参加OKです。企業研修では私が話さないテーマだけれど、今の時代に大切だと思われるテーマについて共に学ばせていただきます。

第1講座は2025年5月30日(金)19:00~20:00。全3回の講座+日帰りツアーです。詳細は、弊社Vision&Education,Ltd.のホームページをご覧下さい。

エクスプレッションアカデミー2025in福岡 開催 | V&Eからのお知らせ,セミナー情報 | 【V&E】Vision & Education Official Website

福岡市中央区渡辺通の「電気ビル共創館」にて開催いたします。終了後には、会場近くで懇親会を開催いたします。

皆様のご参加を心よりお待ちしています。

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一切の妥協を排す

2025年04月24日 | Weblog

バッカーズ寺子屋が開塾から20年経過し、卒塾生たちの姿と言葉から、教育において何が大切かということが見えてきました。私が大切にすべきことは、一言で言うと、「一切の妥協を排す」ということになります。少しでも妥協したことは大した結果を生みませんでした。しかし、信念をもって妥協せずに貫いてきたことは、子どもたちの心にしっかりと残っていました。

設立当時も私のこだわりが分かる人は、ほぼいませんでした。支援して下さっている経営者の方々は、私の信念をそれでも暖かく見守ってくださいました。そのことに対しては、畏敬の念と感謝の念にたえません。

今もなおわかってはもらえないと思います。いわゆる常識と私の見ている世界とは違うからです。チープな教育では20年先を見据えた人格教育などできるはずもありません。20年かけて、やっと私にはそうしたことが少し見えてきました。

安さや効率を求める考えが時代の主流である以上、私は孤立しなければなりません。しかし、それでも一切の妥協を排して、自分の思いを貫こうと思います。いや、そうしなければならないのだと感じています。

例えば、プラスチックの容器の方が、ガラスや陶器よりも安くて割れなくて良いと思われます。しかし、私は割れても良いからあえて割れる物、しかも良い物を使うことで、「物を大切にする心や、丁寧な立ち居振る舞いを育むこと」を大切にしたいと思うのです。それが教育にとって大切なことだと信ずるからです。

日本の教育をより良いものに変革していくということは、そうしたことなのだと思います。

幸いにしてこれまでに大きな成果を生み出してきた教育を守り抜くということは、少し不遜な物言いに思われるかも知れませんが、自分のこだわりに対して一切の妥協をしないことだと思います。

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入塾願書提出締切

2025年04月24日 | Weblog

バッカーズ寺子屋20期生、バッカーズ九州寺子屋17期生の願書提出締め切り日は、2025年4月30日(水)となっています。それぞれの事務局に願書をご提出くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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全力を尽くす

2025年04月23日 | Weblog

いつも全力を尽くそうと思います。全力を尽くしてそれが世の人たちに受け入れられなければ仕方がありません。自分の努力の足りなさを反省して、次のステージに向かうだけです。それが出来ていないと、後悔が生まれてきます。だから、後悔しなくて良いように、全力を尽くそうと思います。

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学び方が変わると人生が変わる

2025年04月21日 | Weblog

「学び方が変わると人生が変わる」というのは本当だと思っています。確信を持って、そう思っています。「聴く・読む・書く・話す」という基本的な学び方は、実にシンプルですが、本当に奥の深い大切なことで、この精度を上げれば、学びの吸収力が全く違うものになると思います。

私自身も基本的学び方が変わって、吸収力は確実に高まったと感じています。ただ、それを身につけるためには、「書く」「話す」を実際にやっていかなければなりません。「畳の上の水練」という言葉は死語に近いものになっていますが、実際に水に入って泳いでみなければ、泳げるようにはならないのと同様、実際に書いたり話したりしてみなければ、力が身につくはずがありません。

そこから逃げ続けるのも良いと思いますが、それは思考力や人間力にも関わる大切な部分になるので、私は避けない方が良いと思います。ただ、学校でこの二つは徹底的に苦手意識を植え付けられているので、逃げたい気持ちはよく分かります。だからこそ、克服して欲しいと私は考えています。

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真っ直ぐに

2025年04月18日 | Weblog

結局、大切なのはその人の学ぶ心、素直さや向上心が大切なのだと思います。

それがある人はどんな話からでも何かを学び取り成長することができます。

しかし、斜めからものを見聞きする人は、結局は自分のものにはならないのだと感じます。

今までのその人のままでいるしかないのだと思います。

悲しいことに成長はなかなかに難しいと思います。

では、その真っ直ぐな心はどこでどのように身につくのか。

それはやはり、子ども時代の教育にまで遡っていくのだと思います。

反抗期において反抗はして良いけれど、その心が濁らないことが大切なのだろうと思います。

言い訳や屁理屈を言うのではなく、常に自分の言動の結果を直視する心と同時に、

まっすぐな好奇心や向上心をいつまでもなくさないようにしたいものです。

 

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自分の道

2025年04月14日 | Weblog

一人でも自分の道を歩こうと思います。

萩往還36㎞を歩く研修で、みんなに知ってほしいことは、仲間とともに励ましあって道を歩くことの大切さです。チームを盛り上げ、明るい空気でゴールを目指すことです。

それも大切なのですが、私が自分に課していることは、一人でもこの道を歩き通すということです。自分の信ずるところを一切の妥協を排して歩き続けていくことが大切だと思っています。

そして、遠くのゴールを心の中に持ち続けたいと思っています。大きな苦労をして一つ山を越えると達成感はあります。しかし、その先を見据えておくことが大切です。つまり、吉田松陰先生は、一か月以上かけて江戸まで歩いて行ったことを思うと、今日が終わったからと言って気を抜けるはずがありません。

人間、ひと山越えると、心のどこかにゆるみが出てきてしまいます。それを厳しく戒めなければ、コンディションを崩してしまいます。私もまだまだ未熟です。自分への厳しさが足りないと感じます。能力がないのですから、せめて自分に対する厳しさは失わぬよう、真剣に努力し続けたいと思います。

 

 

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ブログサービス終了らしい。

2025年04月14日 | Weblog

gooブログサービスが今年の11月で停止になるとのこと。書き始めて、今日で6594日目になりますから、愛着もあって残念ですが、また、違うところでブログは書き続けようと思います。徒然なるままの日記のようなものですから、どうでも良いと言えば、どうでも良いのかもしれませんが、私が教育の道を走り続けている限り、書き続けていようと思います。「書くことは考えること」であり、「自分自身と向き合うこと」でもあるからです。もう少し、ここで書き続けますが、どこかのタイミングで引越ししなければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

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マイノリティであることを恐れない

2025年04月14日 | Weblog

今まで20年、バッカーズ寺子屋の教育をはじめ、企業研修など、私は様々な教育にかかわらせていただきました。独自の教育、独自の生き方を貫いてきたとも言えます。

教育に対する私の考えは、実践と学びと思索の中から生まれてきたものです。主流の考えとは全く違うので、稼ぐことも大変です。

しかし、共に学んで下さった子どもたちの成長は目を見張るものがありますし、企業研修でも少なからずありきたりの研修とは一線を画すものとなってきたと思います。

私と私の教育を信じて共に歩んでくださった方に、心から感謝を申し上げます。

会社創業から20年近くがたって、少しずつ、手ごたえと広がりとを感じています。しかし、こだわり抜けば抜くほど、人からは理解されなくなります。「普通は、・・・」という言葉や、「そこまでする必要があるのか・・・」という否定的な言葉を投げつけられることが多々あります。

しかし、そこまでやってきたからこそ、私は今日があるのだと思います。人に理解されないマイノリティであることを恐れることなくチャレンジし続けたいと思います。

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