Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

いじめ問題に思う①

2014年11月30日 | Weblog
「正義は必ず邪悪に勝つ。

 そういう信念を持つことはむろんいいことである。

 ただそれには一つの条件がある。

 それは、粗暴は必ず無気力に勝つ、

 という現実を忘れていないことだ。」

       (「心窓去来」下村湖人)


気力を、気迫を、子供たちには伝える必要があると思います。

それには、子どもに関わる大人が、

烈々たる気迫を持つことしかないと思います。

また、

大人が教育哲学を磨き、先人の言葉に触れることで、

その気迫も磨かれていくものだと私は考えます。

          
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萩往還②

2014年11月23日 | Weblog

無事、萩往還30㎞ほどを歩ききってきました。

先月の剥離骨折の影響が心配でしたが大丈夫でした。

この道を歩くことで、何を学ぶことができるのか。

それは、歩いてみて初めて解ります。

言葉で色々と説明することはできても、

それは本当に理解したことにはなりません。

体験してみて初めて言葉が理解できるということもあるのです。

私はそれを伝えるために、この道を歩き続けます。
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萩往還

2014年11月21日 | Weblog

また、萩往還を歩きます。

日頃、運動する時間がとれていない私にとって、

30㎞の道程を歩ききれるかどうかは、

日頃の仕事を通じて、

どれぐらい自分を苛め抜いているかにかかっている。

そう思います。

それが唯一の私の拠り所です。

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甘い教育と自由

2014年11月20日 | Weblog


「甘い教育によって、

いろいろの自由を与えられた子供たちは、

将来最も不自由な人間に育つであろう。

なぜなら、彼らは、

自由の最大の基盤である

反省力と意力とが奪われるであろうから。」


       『心窓去来 補遺』下村湖人
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良かれと思って

2014年11月19日 | Weblog
良かれと思ってやったことでも、
人から反感を持たれることもあります。

年と共に、
少しずつは、
様々な角度から
物事を見、考えて、
やっていけるようにはなっていても、

どうしても、
正確に意図が伝わらないことがあるのは、
避けては通れない修行の道のようです。

そうしたときにも、
泰然自若としていられるように、
修行を積みたいと思います。

しかし、

その伝わらなかった、
相手の心の動きを様々に想像して、
ちくちくと心傷つけながら、
針のむしろに座ってみるという事の方が、
ずっと大きな心の修行なのかもしれません。

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下村湖人

2014年11月18日 | Weblog
先日、佐賀で講演した折りに、
下村湖人の生家に立ち寄る機会を得ました。

『次郎物語』『論語物語』の作者として有名ですが、
今回、はじめて、教育者としての
深いメッセージの数々に触れて驚きました。

今、本を取り寄せていて、
これから深く勉強していきます。



「よき親でありたいと願う人々のために、
私の用意している助言がただ一つある。

それは、子供をその善悪に拘わらず
常にいたわってやるということである。

むろんそれは単なる技術であってはならない。

それは、人間共通の弱点について十分な知識を持ち、
自分自身そうした弱点の持ち主であることを
深く自覚するところから、
自然に発散される感情の香気でなければならない。

愛撫や、賞賛や、叱責や、教訓や、
その他親としての一切の努めは、
そうした感情の香気に包まれてのみ真に生かされるであろう。

この助言は、だから、つぎのようにいいかえることもできる。

人間性に無知な親は親ではない。
人間として傲慢な親は親ではない。
自己をいつわる親は親ではない。
親もまた子供と共に
人生不断の修行者でなければならないのだと。」

『心窓去来』(下村湖人)




「子供は大人のまねをする。
このことを大人が忘れさえしなければ、
子供の教育はさほど困難なことではない。
しかるに、世の大人たちは、ご苦労にも、
子供たちに自分のまねをさせまいとして、いつも苦労し、
それを教育だと思いちがいしているかのようである。」

『心窓去来 補遺』(下村湖人)
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かけ算の仕事②

2014年11月17日 | Weblog
一人が、10の力を持っていたとしても、
足し算の仕事では、
10+10=20
にしかなりません。

一人が、5の力しか持っていなくとも、
かけ算の仕事では、
5×5=25
になります。

では、足し算をかけ算にするものは何か?
そう考えたときに、
思い浮かぶことは、

仕事への思いの強さで有り、

私心を去り、
世の中に何が残せるのだろうか
という仕事への心構えのように思えてなりません。

結局は、それは、
志の高さということになるのではないかと思います。

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かけ算

2014年11月17日 | Weblog
色々な場面で仕事をしていて思うことは、
人によって、仕事の成果が、

かけ算になる人と、
足し算になる人と、
引き算になる人がいるということです。

共鳴し合う人との仕事であれば、
それはかけ算となって、
何倍もの成果をもたらしてくれます。

足し算の仕事は、
マイナスにはなりませんし、
それなりの結果が生まれますが、
何となく物足りなさを感じます。

引き算の仕事は、
まぁ、仕方ない(笑)と思います。

これは、何とも言いがたい、
人格の力が生み出すもののように思います。

様々な人にとって、
かけ算の仕事ができるように、
自分を磨き続けていきたいと思います。


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解答乱麻

2014年11月16日 | Weblog
産経新聞の「解答乱麻」というコーナーで、
教育について書かせていただいています。

11月15日(土)が、直近の原稿です。

Webでもご覧いただけますので、
ご一読いただければ幸いです。

いつも気をつけていることは、以下の点です。

・他者の批判・誹謗中傷をしないこと。
・自分が本気で実践していることを書くこと。
・他者の引用だらけにならぬよう自分の言葉で書くこと。
・自慢にならないように配慮すること。
・教育実践の機会を与えていただいていることに感謝すること。
・書かせていただく機会を与えていただいていることに感謝すること。

なかなかうまく書けないものだと思いますが、
誠実に向き合っていこうと思います。

人様への教育以前に、
自分の生き方に全力を尽くしていこうと思います。


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教育の力

2014年11月14日 | Weblog
自分自身を磨き続けることでしか、

言葉に魂は宿らないと思います。

魂の宿っていない言葉では、

人を感化することなどできません。

高い教育力を身につけるということは、

見果てぬ夢を追っているようなものです。

しかし、追い続けていこうと思います。


なぜか。


それは、

日々、自分の無力を感じることがあるからです。

そして、時に、強烈にそれを突きつけられる。


自分の教育力では人を救うことが出来ない。

その厳然たる事実を突きつけられた時、

私は悲しくてたまりません。

深い悲しみに涙しそうになります。


だから、必死に学び続けるしかないと思います。


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