Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

ヒュー・ミラーの言葉

2010年12月31日 | Weblog
ヒュー・ミラー(Hugh Miller、1802年 - 1856年)は、
スコットランドの地質学者、作家、民族学者である。
独学の地質学者で、多くのポピュラー・サイエンスの著書を残し、
スコットランドの重要な古生物学者であるとされる。

Cromarty で生まれた。
教区の学校で読書に親しみ、
17歳で石工として採掘場で働き、
スコットランドの海岸を散歩することによって
地質学に興味をもった。
1829年に詩集を出した。
1834年に地方の銀行の事務員となるが、
翌年に新聞記者として雇われ、
エディンバラに移り、その仕事を生涯続けた。(ウィキペディアより)

その、ヒュー・ミラーであるが、
次のような言葉を遺している。

「私が唯一正しい教えを受けたのは、
世間という学校である。
そこでは、”艱難辛苦”という
厳格で高貴な教師にめぐり会った」

厳格で高貴な教師という響きが、
今の時代にはとても新鮮なものとして聞こえる。

もっともヒュー・ミラーの時代にも
あまりそのような教師はいなかったからこそ、
先ほどの言葉は出てきたのだろうが・・・。

教師自身も、艱難辛苦という厳格で高貴な教師に、
学んでいくことが必要だと思う。





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澄んだ空気

2010年12月29日 | Weblog
神社に行くといつも「澄んだ空気」を感じる。
それは、その場に関わっている人たちの、
心が生みだしているものだと思う。

私は教育の場においても、
「澄んだ空気」が大切だと思う。

正確に言うと、
「混沌とした空気」も生み出せなくてはならないし、
「澄んだ空気」も生み出せなくてはならないと思う。

なぜなら、現実の社会は「混沌とした空気」そのものであり、
正も邪も、善も悪も、薬も毒も含んでいるからである。
無菌状態で教育をすることは、
決して強い人間を育てることにはならないと思う。
人間は、邪を知るからこそ正を希求し、
悪を知るからこそ善を希求するものであろう。
澱みの中にあって、
なお理想を掲げる心を失わないような、
タフな心を育てて行くには、
「混沌とした空気」の中での教育が大切だと思う。

しかし、その一方で、
教育は、「現実をどう生きるか」という
処世術に堕してはならないと思う。

学ぶ子どもたちが、
互いに理想と夢と志を語り合い、
それを互いに心から支持し合い、
学び合っていこうという空気を作るためには、
一点の濁りも許してはならないのである。

皮肉や冷やかしや嫌がらせの一言は、
「澄んだ空気」を一瞬にして濁らせてしまう。
そして、その濁りは、
人間の理想ややる気を奪い取っていく。

だからこそ、
その一言を絶対に許さない殺気と言って良いほどの
強い気迫を教師は持たねばならないのだと思う。

また、教師自身が、
常に人生の理想と志を掲げていなくてはならないのである。

そして、私自身、そうありたいと願い続けている。








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異端である勇気を

2010年12月28日 | Weblog
バッカーズ寺子屋、
そして、
バッカーズ九州寺子屋の合宿が終わりました。

チーム力は確実に向上しています。
個としての資質も確実に向上しています。

しかし、もっと自分らしさを磨いていって欲しいと思います。
活きた言葉で語る人間になって欲しいと思います。
それはつまり、
人と同じであることに甘んじない生き方をするということでもあります。

摩擦を恐れないほどの信念を持つには確かに時間がかかります。
沢山の学びが必要であり、複眼的視野も身につけなくてはなりません。

しかし、若者の特権は、
失敗しても、それが自身の糧となり、
次のチャンスを生み出すと言うことです。

また、新しい年を迎えたら、
もっとチャレンジをしていきましょう!!

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自然との共生

2010年12月18日 | Weblog
西洋と東洋が将来競争する場合に確かなことは、

最も忍耐強い、最も経済的な、
最も簡素な生活習慣をもつ民族が勝ち残ることである。

費用の多くかかる民族は、
その結果ことごとく消滅するであろう。

自然は偉大な経済家であり、決して間違いをしない。

生存最適者は自然と最もよく共生でき、
必要最小限の生活で満足できる人である。

これが宇宙の法則である。

『極東の将来』小泉八雲著



小泉八雲が語ってくれた日本人はこうであった。

今日、鎌倉時代の出雲大社の柱であった大木を見た。
また、勝男木も見た。

素晴らしい大木である。

今の日本には、そのような大木はもうほとんどない。

将来を見据え、種をまき、苗木を育て、
何百年というスパンで動く人たちが、
ほとんどいなくなってしまったからだ。

目先の利益と、浪費をする生活が
日本人の思考の根幹になってしまった。

しかし、絶滅種もまだ残っている。
諦めるわけにはいかないと思う。



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再会

2010年12月13日 | Weblog
昨日は、バッカーズ九州寺子屋の企業訪問でした。

工場に行って、出迎えてくれた課長さんは、
何やら見覚えのある人・・・。

向こうから、
「木村君、久しぶりやね~」と
声をかけてくれたのは、
なんと、高校時代の同級生F君でした。

30年ぶりに、こんな形で再会するなんて・・・。
驚きでした!!

塾生への説明をしてくださるのも課長さん。

「・・・ヤバイ。」と思う暇もなく、

高校時代、私がギター抱えて歌ってたことなど、
色々とバラしてくれて、塾生たちには大受けでした(笑)。

いや~、参りました(笑)。

同窓会と名のつくものには、
ほぼ100%出ていない私ですが、
今日は、同級生っていいなぁと素直に思えました。

しかし、まだまだ、私の中では、
故郷は遠きにありて思ふもの・・・、のようです。

明日からも戦い続けるのみ。
頑張ります!!



追記

塾生たちに素晴らしい説明とレクチャーをしてくださり、
有意義な時間を作って下さった、
F君はじめ、
今日、お世話をして下さった
すべての皆様に心から感謝申し上げます。


そして、昔のかっこよさが彼には沢山残っているのに、
私には、ほとんど失われていることを実感して、
神様は実に不公平な存在だと思った一日でした。(笑)





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精神を鍛える

2010年12月13日 | Weblog
成長する人間がいるかと思えば、
その一方で、成長できない人間もいるし、
また、崩れていく人間もいる。

その多くは、自滅である。
いや、100%そうだと言っても良いのかもしれない。

自分のまわりに起こる出来事とは、
やはり、自分自身の心が引き寄せたものであろう。

人間、うまくいかないときは、
「疑心暗鬼を生ず」状態になりやすい。

だから、心を鍛えておかなければ、
残念ながら、
おのずと自滅の道を歩んでいくことになる。

私は市井の教育実践家として、
自分の行動と言葉によって、
一石を投じたいと思い続けている。

少しでも何かのお役に立てたら幸いである。

しかし、言葉は届かないことも多い。
なんともどかしいことかと、
我が身の非力を嘆くばかりである。

しかし、全力を尽くすのみ。
ただ、ただ、全力を尽くすのみである。




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波紋

2010年12月06日 | Weblog
池に石を投げ込めば波紋が起きる。
しかし、やがてはそれも静まる。
だが、池の中では、確実に新たな変化が生まれている。

変化を生み出すためには
波紋が生じることを恐れてはならない。

それがリーダーの宿命である。

だから確信をもって一石を投じなければならない。

ただ、思う。

誰しもが、もし自分の歩む道に信念をもち、
確信を持って一歩一歩を歩んでいれば、
本来、ノイズは発生しないはずである。

その日が来ることを私は心から望む。

そして、その日のために、
あらゆる人と共に学ぶ事を私は形にする。


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