大学時代、私は卒論のテーマを「貝原益軒の思想」にしました。
(といっても、到底、読めたものではない、いい加減な代物でしたが…)
しかし、ぎりぎりまで、日本の陽明学の祖であり、
近江聖人といわれた「中江藤樹」をテーマに書いてみたいと思っていました。
子どもの頃に読んだ「中江藤樹」の伝記に強く心惹かれていたからです。
しかし、うまく書けませんでした。
そして、
中江藤樹という人の事を勉強し続けてみて、
中江藤樹で卒論を書けなかったのは、
彼が残した思想よりも、
その教えを受けた人たちの言動に、
私は感動していたのだということが
次第にわかってきました。
中江藤樹は「五事を正す」ということを大切な教えとし、
周囲の人たちもまたその教えに感化されていました。
「五事を正す」とは、「貌・言・視・聴・思」の五つを正しくすること。
そうすれば、人は、誰とでも仲良く親しみ合い、尊敬しあい、認め合う
美しい心を磨くことができるという教えです。
貌…愛敬の心をこめてやさしく和やかな顔つきで人と接すること。
言…相手に気持ちよく受け入れられるような言い方をすること。
視…愛敬の心をこめて暖かく人や物を見るようにすること。
聴…話す人の立場に立って相手の話をよく聞くようにすること。
思…愛敬の心をもって相手を理解しようとする深い思いやりの心を持つこと。
生きていれば、色々なことを言われることもあります。
また、出会う人たちも様々です。
しかし、この教えは大切にしていきたいと、
改めて思う今日この頃です。
(といっても、到底、読めたものではない、いい加減な代物でしたが…)
しかし、ぎりぎりまで、日本の陽明学の祖であり、
近江聖人といわれた「中江藤樹」をテーマに書いてみたいと思っていました。
子どもの頃に読んだ「中江藤樹」の伝記に強く心惹かれていたからです。
しかし、うまく書けませんでした。
そして、
中江藤樹という人の事を勉強し続けてみて、
中江藤樹で卒論を書けなかったのは、
彼が残した思想よりも、
その教えを受けた人たちの言動に、
私は感動していたのだということが
次第にわかってきました。
中江藤樹は「五事を正す」ということを大切な教えとし、
周囲の人たちもまたその教えに感化されていました。
「五事を正す」とは、「貌・言・視・聴・思」の五つを正しくすること。
そうすれば、人は、誰とでも仲良く親しみ合い、尊敬しあい、認め合う
美しい心を磨くことができるという教えです。
貌…愛敬の心をこめてやさしく和やかな顔つきで人と接すること。
言…相手に気持ちよく受け入れられるような言い方をすること。
視…愛敬の心をこめて暖かく人や物を見るようにすること。
聴…話す人の立場に立って相手の話をよく聞くようにすること。
思…愛敬の心をもって相手を理解しようとする深い思いやりの心を持つこと。
生きていれば、色々なことを言われることもあります。
また、出会う人たちも様々です。
しかし、この教えは大切にしていきたいと、
改めて思う今日この頃です。