本当に読むべきと言える本は、決して多くはないと思います。
ましてや繰り返し読まなければと思える本に至っては
数えるほどです。
四書五経関連の書物は除いての話です。
これは言うまでもなく繰り返し読むしかありません。
忙しい日々ではありますが、
繰り返し読むべき本は、繰り返し読もうと思います。
『修身教授録』をもう一度読み返さねばと思っています。
本当に読むべきと言える本は、決して多くはないと思います。
ましてや繰り返し読まなければと思える本に至っては
数えるほどです。
四書五経関連の書物は除いての話です。
これは言うまでもなく繰り返し読むしかありません。
忙しい日々ではありますが、
繰り返し読むべき本は、繰り返し読もうと思います。
『修身教授録』をもう一度読み返さねばと思っています。
相手が変わらないことに目を向けて、
教育は困難だと思う人は多い。
しかし、
自分が変わらないことに目を向けて、
教育は困難だと思う人はあまりいない。
教育に長年関わってきて思うことは、教育の成果とは、結局は、一人の人間が自立し、幸せな人生を歩むことができるかどうかだということです。
グローバル化し、IT化する世界の中では、新しい知識も必要ですし、スキルも必要です。しかし、人間として自分をいかに磨いていくかが、本当は大切なことなのだと思います。
ただ、そうした学びが必要だと思う人は多くはありません。人として自分はできていると思っているからです。
あるいは、そのような効果測定ができないことなどに時間とお金をかけることは、正しいことではないし、無駄だと思われてしまうからです。
だから、私は本当にささやかな一歩を大切に踏み出し続けるしかありません。
そんな世界から離れて、世の中の流れに乗ってしまえば、もっと楽なのかもしれませんが、私は私の大切だと信ずる価値を追求していこうと思います。
若い頃には少しも気にならなかった、
日本の未来や、次の世代の幸福が気になるようになりました。
歳をとった証拠なのかも知れません。
しかし、子々孫々のこと、日本の未来のことを、
先人たちはしっかりと考えてくださっていたのだということが、
学べばいくらでも見えてきます。
見ようとしなかったから見えなかっただけだと、
ようやくこの歳になってわかってきました。
それが見えてくると自分が恥ずかしく思えてきます。
ただ、私の教育は、所詮は自己満足のためです。
自分が納得のいくような仕事を楽しんでいるに過ぎないのです。
未来の子どもたちに後ろ指指されたくない、
という思いで必死に教育実践をしてはいますが、
それもまた、所詮は自己満足に過ぎないのだと、
わかっていてやっています。
そして、それが何か?と呟いている自分を嘲笑する私がいます。
命を削って、全身全霊をかけて、伝えようとしたものは、必ず伝わるし、後世に残る。
・・・のであれば、いいなぁ。と思います。
実際には、そうでもないか。とも思います。(笑)
しかし、「愚公、山を移す」ということを信じようとする愚かな自分がいます。
「愚公、山を移す」という言葉は、次のようなお話からできた言葉です。
バッカーズ九州寺子屋16期生募集の入塾説明会を開催致します。
入塾を希望される方は、必ずいずれかの回にご参加をお願い申し上げます。
先日、2月11日、NHKで「驚異の庭園 ~美を追い求める 庭師たちの四季~」が放送されました。
2002年から、足立美術館は、アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング(Sukiya Living Magazine: The Journal of Japanese Gardening)』に、庭園日本一に選ばれ、2022年、20年連続日本一を達成しています。
バッカーズ寺子屋ができたのが2005年。一期生から、毎年、10歳から15歳の子どもたちを連れていき、コロナで休止した年も含めて20年間、日本の文化・芸術に親しむ機会を作り続けてきました。
もう300人を越える子どもたちと、足立美術館を訪れたことになります。
もちろん、足立美術館だけでなく、出雲や松江も訪れます。出雲に残る日本文化の古層に触れたり、ラフカディオ・ハーンがなぜ小泉八雲になったのかを通して、日本の自然と心の美しさを学んだり、様々な角度からの学びを作り続けています。
71歳のときに、自分が生まれた場所に、足立美術館を創設された足立全康という人の生き方にも興味をひかれます。世界中の人たちに「日本の美」を発信する場を作って下さったことに、そして、それを継続して下さっていることに、心からの敬意と感謝の意を表します。
足立美術館では、横山大観、竹内栖鳳、橋本関雪、川合玉堂、上村松園、北大路魯山人、平櫛田中、米原雲海、素晴らしい芸術家たちの作品と人生に触れることも出来ます。
私は、子どもたちに「知っている芸術家の名前を言ってみて」と問うた時に、「ピカソやゴッホやロダンやモネ」といった西洋の芸術家だけでなく、日本人の名前も出てくるようになることを願っています。
日本にも素晴らしい芸術家たちがいたのです。そして、美しい四季のある日本だからこそ、生まれた、高い精神性の芸術や、それ以外の文化が沢山あることを伝えておきたいと思うのです。
これから日本の未来は、人口が半減し、貧しい国になる可能性が高くなっています。子どもたちは、語学力を高め、海外で仕事をしていかなければならないことも増えていきます。
その時に、せめて、祖先たちが営々と築き上げてきた、日本の国の美しさとは何であったのかを、心にとどめていて欲しいのです。
無国籍で自分の損得しか考えないような卑しい存在になって欲しくはないのです。
心にキラリと光るものをもって欲しい。なぜなら、それが子どもたちの矜持となり、幸せな暮らしを守ろうという意志に繋がっていくと思うからです。
父として、母として、子育てが終われば、
祖父として、祖母としての、孫育てが待っています。
子どもが居なくても、おじさんとして、おばさんとして、
子どもに関わっていくことはでてくると思います。
だから、誰もが人として、学び続けることが大切になると思います。
バッカーズ寺子屋やバッカーズ九州寺子屋や志学舎で、
保護者会をやり続けているのはそうした意味があります。
私が教えるのではありません。
互いに学び合うのです。
保護者同士、異なる仕事や子育ての価値観に触れることで、
教育観・人生観を深く広やかなものにしていくことが可能になります。
また、子どもの成長を共に温かく見守りながら、
私たちも共に楽しく成長していけば、
社会もより良いものになるのではないかと思うのです。
粛々と今日の一歩を大事に踏み出し続けます。
私にはそれしかできることはありませんから・・・。
他人への非難をしたりする必要も感じませんし、
自己顕示欲を充たすようなことも私は好きではありません。
ただ、今日の一歩を、
力強く踏み出し続けていきたいと思います。
と言いつつ、メルマガ配信は、今月は13日の予定です。
少し遅めでごめんなさい。
【Mr.サンデー】天才・三國シェフ物語“人生突破術”【リアルストーリー】 (youtube.com)
を見ました。
『三流シェフ』という本に書かれていることの映像版です。
こだわりを持つことの大切さ。
プライドを持ち続けることの大切さ。
負けん気の強さの大切さ。
細やかな視点を持つことの大切さ。
全ての仕事に通ずるものだと思います。
そういう教育を私も目指したいと思います。