つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

ほおづき

2007-08-14 | ガーデニング
 明日はお盆ということで、鬼灯(ほおづき)をupしました。酸漿とも書きます。この中にミニトマトのような実が入っていますが、これで遊んだことを思い出す人もあるでしょう。中の種を、爪楊枝で出すと風船のようになります。これを鳴らすのは、難しかったですが・・・
 写真は、苗で買い求めた鬼灯で、昨日お墓に挿しました。こちらでは8/13に提燈とともに、鬼灯を主体とした花を飾ります。そして蝋燭と線香とお水・・・
 鬼灯の外側の皮を、科学的に処理して白い網状にしたものが、花屋さんで見られることもあります。毎年7/9,10に催される浅草ほおづき市も、日本の夏の風物詩といえるでしょう。ナス科。花はピーマンの花に似た白の五弁。海外では、食用鬼灯もあるとか・・・
 名前の由来は、「ほほつき」(頬突き)で、子供が口にして鳴らす頬の様子から。また、昔の方言で「オホ」という名前の亀虫がつきやすかったことから「オホヅキ」となり、それがしだいに「ホオヅキ」になったとも・・・
我家の鬼灯にもカメムシが大量発生しました。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四十七回忌

2007-08-13 | わが家
 昨日は、祖母の47回忌の法要を営みました。3年後の50回忌で一応終了となります。しかし、お寺の指示によって、100回忌、150回忌を営む場合もあるようです。子供の結婚がすめばこんな時くらいしか親族が集まらず、反っていいのかもしれません。我家では、再来年には父の17回忌があり、当分賑やかです。結婚した次男も赴任先のスイスから一時帰国。
 昔は、気候のよい5月の連休に集まりましたが、長男の都合もあり、最近はお盆の帰省の頃になっています。来客の皆さんにお詫びをしつつ・・・ 47回忌となりますと、祖母の顔を知る人も僅かです。一昨年の父の13回忌は菊を飾りましたが、今回は百合(写真)。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マーガレット

2007-08-10 | ガーデニング
 この八重咲マーガレットは、春から夏まで咲きつづけていましたが、さすがにこの暑さではこのあとすぐ萎れました。枝や茎は木質化する性質があります。アフリカのモロッコ沖のカナリア諸島原産。 明治時代に日本に渡来。ギリシャ語の「マルガリーテ(真珠)」に 由来した名前。キク科。
 八重のものは改良されたもので、本来は白一重。黄、ピンクもあります。(2005.3.25にup)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナタマメ

2007-08-09 | 植物
 友人にナタマメを頂きました。初めて見るもので、長さ20cmほどの巨大な鞘です。早く収穫しないとどんどん大きく育ち、種が出来たりすると、堅くてもう食べられないとか・・・これは煮物にして美味しく頂きました。包丁を入れ、切り口を見て、福神漬けに入っているあの細長い豆かと納得しました。スライスしてあるあの独特の形・・・
 聞くと、この種を煎じると腎結石の治療によいとか・・・熱帯アジア、熱帯アフリカ原産。日本には江戸時代初期に伝来。マメ科。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

数珠玉

2007-08-08 | 植物
 このジュズダマは、近くの川辺で撮影しました。川と言っても用水で、自然の小川はなくなってしまいました。来週47回忌を迎える祖母が若い頃は、蛍もいたとか・・・今は、メダカもいません。祖母は明治11年生まれ。2005.6.13に少し触れています。
 このジュズダマで、昔ネックレスを作ったりして遊んだことがあります。今の子はもっと綺麗なおもちゃがあるので、見向きもしませんが・・・イネ科。熱帯アジア原産。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酔芙蓉

2007-08-07 | 短歌
 当町在住の細江さんの歌集も頂いていたのにupが遅れてしまいました。岐阜県歌人クラブ叢書第87篇、タイトルは「酔芙蓉」。この花は、朝は白色、昼頃にピンクを帯び、夕方は紅色に萎む。まるでお酒に酔うすがたに似ているということからつけられた名前です。
 彼女は華やかなイメージで、今年の岐阜県歌人クラブの新年会にもすてきな和服で登場。歌歴も長いし、油絵も得意で、歌集の見出しの作品は玄人はだしです。
 度々引っ越され、美容師として独立しておられます。

青田風ふわりと届く十数回転居の後の終の住み処に

消費社会芥を積みたる芥の山文明の果てを告げて峙つ

離婚という負のエネルギー費やして倒れんばかりの人生の階に

われに住む豹一匹を静めんと自からに課す謹慎処分

酔芙蓉酔いて残らず紅となり晩酌にはまだ間のある日暮れ
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地名物語

2007-08-06 | 岐阜県
 町制50年記念誌「ふるさと岐南 地名物語」が予定より少し遅れて発刊。資料を提供し、記事編集に協力したので、歴史資料館長さんから贈呈本が届けられました。183ページ。
 2005.10.28にupした遺訓も収録(p.169)されています。濃尾震災後、曽祖父が遺訓として残した文書。関連の書き込みは、今年2/9にも・・・
 地名ばかりでなく、古代からのこの地の歴史にもふれています。木曽川の流れが、大洪水のためこの500年の間に大きく変わり、愛知県との境界線も変わりました。治める大名も変わり、犬山城(愛知県)の成瀬氏に仕えた時代もありました。城主は成瀬隼人氏。1619年には、この町にも老中成瀬大膳氏の領地がありました。
 また、町内には、芭蕉の「野ざらし紀行」の足跡があり、句が幾つか残されています。1685.3.23ころとか・・・
 永き日を囀りたらぬ雲雀哉
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロダンと花子

2007-08-05 | 岐阜県
 岐阜県図書館で「花子」展が催され、ロダン作「花子のマスク・空想に耽る女」と「花子のマスク・死の顔」が展示されています。
 花子(本名・太田ひさ)とは、ロダンに乞われモデルとなった唯一の日本女性。明治元年愛知県に生まれた花子は、父が芸事が好きであったこともあり、旅芸人となりました。ヨーロッパ巡業の折、マルセイユ博覧会に踊り子として出演。その花子の凄まじい演技に、ロダンは創作意欲をかき立てられ、モデルを依頼。それ以降、花子をモデルに50数点以上の作品を制作しました。ロダンは、花子に親しみをこめ「プチト アナコ」と呼んでいました。スペイン語、フランス語などラテン系の言葉は、最初のHを発音しない場合もあるので、HANAKOは、ANAKOとなります。
 その時の作品の幾つかはいつもは、JR岐阜駅構内の「ハートフルスクエアーG」に展示してあります。図書館展示は、2008.3.30まで。銅像の写真は忠実に伝えられないので、割愛します。
 岐阜と花子の縁は、大正10年帰国後、岐阜で余生を過ごされたこと。昭和20年、岐阜市内で亡くなられました。森鴎外はロダンと花子の出会いを小説化、高村光太郎は花子を訪ね著書に記しています。
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テーブルヤシ

2007-08-02 | ガーデニング
 小さな苗からもう5年は経っているでしょうか。我が家のテーブルヤシに花が咲きました。花と言っても黄色い実のようなもの。これまでも度々咲きましたが、それほど美しくもないので無関心でした。いつも知らぬ間に花期は終わっています。日本では実生の苗が売られていて、余り大きくなると価値がないとか・・・テーブルヤシらしさが求められるのかもしれません。手入れは比較的簡単です。
 雌雄別株ですから、実は出来ません。メキシコ原産。ヤシ科。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川崎小虎と東山魁夷展 2

2007-08-01 | 岐阜県
 7/30に川崎小虎の作品をupしましたが、この展覧会は、東山魁夷のブルーを基調とした特徴のある絵も紹介しなければ片手落ちになります。この絵のテーマは曙。こういう色調の多くの絵を描かれただけでなく、感心したのは、歌も百首も詠んでおられることです。そのうち13首に、諧謔めいた絵を描かれ長い巻物にされていました。画家の別の面も見ることが出来ました。ドイツ留学から帰国された後のことです。なお、北欧のブルーの絵を描くきっかけを作ったのは、川崎小虎で、北欧の写真集を彼に見せたことに始まります。

肩を組み歌をうたひて歩みけり桜の花のにほふ上野を
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする