7/30に川崎小虎の作品をupしましたが、この展覧会は、東山魁夷のブルーを基調とした特徴のある絵も紹介しなければ片手落ちになります。この絵のテーマは曙。こういう色調の多くの絵を描かれただけでなく、感心したのは、歌も百首も詠んでおられることです。そのうち13首に、諧謔めいた絵を描かれ長い巻物にされていました。画家の別の面も見ることが出来ました。ドイツ留学から帰国された後のことです。なお、北欧のブルーの絵を描くきっかけを作ったのは、川崎小虎で、北欧の写真集を彼に見せたことに始まります。
肩を組み歌をうたひて歩みけり桜の花のにほふ上野を
肩を組み歌をうたひて歩みけり桜の花のにほふ上野を