杜若
2025-03-21 | 文化
「杜若」こう書いて「かきつばた」と読みます。昨日夫は岐阜市文化センターの能の舞台に2年ぶりに立ちました。もう87歳ですから恐らく最後になるかと思います。何とか無事「杜若」が終わりほっとしています。これを演ずるには、謡、鼓、小太鼓とか多くの脇役の方の協力が要ります。能面と衣装は借ります。これまでに、敦盛と羽衣を演じてきました。杜若の精になり、小面(こおもて) という能面をかむります。物語の舞台は三河の八橋。この歴史ある名所には毎年シーズンには多くの人が訪れます。
知り合いにも来ていただき、中には高校の同級生のMさんも。彼女のお孫さんは、世界的ピアニストの亀井聖矢くんです。感心したのは、奥様と共に高校生の娘さんを連れてこられたKさんのこと。放送大学の友人のKさんは、日本の伝統芸能を若いうちに見せたかったようです。私が最初に能を見たのは、岐阜大付属中から団体で、岐阜市公会堂で、でした。(今は岐阜市民会館)。妹は付属中にクジで外れて行けなかったです。従って一生能は見ていないようです。
胡蝶蘭の鉢植えまでいただき恐縮してしまいました。




「無事「杜若」が終わりほっとしています」↑ ご主人様も奥さまのお支えに又、
多くのご友人に見守って頂き、ほっとされておいでの事と存じます。
誠にお疲れ様でござました。
今回は高齢のこともあり、大変でした。
本人もやり尽くしたらしく、お稽古も終わりたいようです。
会社の上司から勧められて始めました。40年前でした。
上司も亡くなられ見て頂けないのが残念です。
現役の仕事の時は多忙で、稽古日に顔を出すと
もうその曲は終わっていたということもありました。
今はホッとしていらっしゃることでしょう。
「杜若」は東京の能楽堂で何度も観ました。
お能にしては珍しく、簡潔で分かりやすいストーリーですよね。
はい、もう高齢で岐阜の方は退くことにしましたので。
本人も納得したようです。
でも会社の同窓会のような同好会がありますので
これからも神戸や川崎には行きたいようです。
さすがAっちゃんですね。
もう杜若の能公演も何度も見られているとは・・・
実は杜若の文字を読めない人もかなりあるのです。