Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

花の都合@綱町三井倶楽部

2025年03月24日 | グルメ

綱町三井倶楽部は会員制なので、本来は会員である夫と一緒でなければ行けないのです。
しかし以前は、その妻ということで、私だけでも友人と行くことができました。
それをいいことに、希望する友人を連れて何度ランチに行ったことか。
しかしコロナ禍以来厳しくなって、原則通り会員本人とでなければ行けないことに。
私の夫とまで一緒に行きたがる友人はおらず、という訳で私も暫くご無沙汰していたのです。



コロナが明けて晴れてその縛りがなくなり、久しぶりに今日行って来ました。
実は去年、3月下旬の桜の時期を予約しようとしたら、1ヶ月前でもう満杯。



それに懲りて今年は2月の初めだったか、開花予想が出てすぐに予約したのです。
その時の予想日は3月21日、月末は都合が悪いし、皆の都合も合わせて24日に。
そこから開花日はどんどん遅くなり、24日の今日ようやく開いたのは周知の通り。



という訳で、お花見はまだまだできませんでしたが…
花の都合ばかりは、花に訊かなきゃ分からない。
残念ではありましたが、6千坪のお庭が貸切状態で、お天気で何よりでした。
楽しいお誕生日ランチができて感謝です。



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驚愕の真相「木挽町のあだ討ち」

2025年03月22日 | 


ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙は多くの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者という侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが…(新潮社HPより)

「我こそは伊能清左衛門が一子、菊之助。その方、作兵衛こそ我が父の仇、いざ尋常に勝負」というかけ声と共に、野次馬を前に仇討ちが繰り広げられる。
その仇討ちを間近に見たという、芝居小屋で働く木戸芸者、立師、女形の衣装係、小道具、筋書といった人々の口から語られる事件の顛末と彼らの人生。
その頃「悪所」と呼ばれていた芝居小屋に辿り着くには、それぞれの生い立ちと越し方の、深い理由があったのです。

「お前さんにとって武士とは何だい」(筋書の金治)
「人としての道を過つことなく、おもねらず、義を貫くことだと思います」(菊之助)
そこまで真っ直ぐの面差しと覚悟を持った菊之助を、芝居小屋の人々が人情の深さでどうやって包み込み、背中を押したか。
なぜタイトルが「あだ討ち」であるかが分かったとき、ストンと腑に落ちる思い。
ネタバレになるのでこれ以上書けないのが残念ですが、なんとも後味が温かです。

直木賞・山本周五郎賞受賞作。
父の書棚にあった司馬遼太郎や池波正太郎を中高生の頃読んだくらいで、時代小説にはとんと縁がない私ですが、これは面白かった。
「奈落の底」の言葉の謂れも初めて知りました。
4月から市川染五郎、松本幸四郎が歌舞伎の舞台でやるそうで、楽しみです。

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これがアカデミー賞?「アノーラ」

2025年03月21日 | 映画

この映画に関しては、映画館で予告編を何度も観ていましたが、正直、B級ドタバタラブコメだと思い、観る気もなかったのです。
ところがカンヌでパルムドールを受賞、そしてアカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞・脚本賞・編集賞の5部門を受賞。
ショーン・ベイカー監督の「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」には以前、感動したことだし、巷では称賛されているようだし、これは観ない訳にはいかないと観て来ましたが…


結論から言うと、やはり好きにはなれませんでした。
ニューヨークのストリップダンサーのアノーラは、ロシアの大富豪の御曹司イヴァンと職場で出会い、1万5000ドルの報酬で1週間の「契約彼女」となる。
親の豪華マンションでセックス、パーティ、ショッピングと贅沢三昧の生活を楽しみ、ラスベガスにまで豪遊し、その時のノリで結婚するまでが前半。
そのことがロシアの親の耳に入り、怒った親は結婚を阻止すべく、屈強な男たちを送り込み、自分たちもNYにやって来て戦闘状態になるのが後半。



まず、登場人物の誰をも好きになれない。
用心棒のイゴールを除いて。
職業に貴賤はないといいますが、売春は別の話だと私は思いますし、それ以前にアノーラには共感できない。
下品だし、計算高いし、男たちが来てからは、暴れる、叫ぶ、噛みつく、蹴とばすの狂乱状態。
イヴァンは親の金でゲームをして遊んでいるだけのボンクラ息子で、後半の始まりでアノーラを置いてとっとと逃げ出してしまう。
男たちは、(イゴール以外)イヴァンの親の機嫌を取ることしか考えない。
イヴァンの両親に至っては、アノーラのことなど虫けら以下にしか考えていない。
すったもんだの末、予想通りの終章を迎えるのですが…
これがアカデミー作品賞を取る程のものか?と思ってしまいました。



ベッドシーンが多すぎるこの映画の中で、ラストシーンだけが印象的でした。
降りしきる雪の中、イゴールの古いクルマのエンジン音と、ワイパーの音だけが聞こえる音楽なしの世界。
アノーラはやはり、ああすることでしか感謝の気持ちを表すことができなかったのだろうと。
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春の雪

2025年03月20日 | お出かけ

3月中旬というのに昨日は朝、ミゾレが降っていました。
所によっては雪やヒョウが降り、都心にも春の雪が。
お昼頃日比谷ミッドタウンに行ったら春の花祭りが始まっていましたが、こんなに雪が残っていてビックリ!



気温の変動で体調を崩すなんて、と以前は思っていました。
寒くなったら一枚着込み、暑くなったら脱げばいいじゃないのと。
それは若い時の奢りであったなあとつくづく思う。
あまりにも急激に気温が変わると自律神経がやられるようで、不眠や肩凝りが酷くなり、先週からは風邪を引いてしまいました。
コロナ禍の間は風邪とは無縁であったのに、開けた途端に駄目。
地下鉄の中ではマスクしているけれど四六時中している訳ではないし、手洗いの頻度も落ちたし、やはり心構えが違うのでしょうね。



昨日の最適気温は1.2℃、最高気温は10.7℃、今日の最高気温は13℃で、この週末は20℃を超えるのですって。
まあ、身体を労わりながら付き合っていくしかないのでしょう。
ソメイヨシノの蕾はまだまだ固く見えて、あと数日で開花するなんて信じられないのですが、開花予想は22日です。



可愛い犬を見かけると、つい声をかけて撮らせて貰います。
タロウもこうして撮っていたなあと。



映画の前のランチは、銀座BARABABAO(バラババオ)で。
ヴェネチアに昔から続く「バーカロ(ヴェネチアの典型的なオステリア)」を再現したイタリア料理店なのだそうで、入り口に立ち飲みするバーがあります。
銀座の一等地でこのランチ価格はお得!と喜びましたが、珍しいデザートを見つけたので思わず追加。
クリームチーズとプラリネのセミフレッドとポレンタを使った焼菓子"トルタ・ズブリゾローナ"。
この天井からぶら下がっている沢山の鍋は、魔除けなのだそうです。


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ミモザとドジャース

2025年03月16日 | お出かけ

長善寺のミモザが見事と聞いて、昨日タロウを連れて行って来ました。
タロウはもう、お出かけに連れ出しても全く喜ばない。
以前は近所の散歩に行くだけでも狂喜し、車で出かけるとなると尻尾を千切れるほどに振って喜んだものですが、今はまるで無反応です。
それでも、たまには違う所へ連れて行ってやりたい。



燃え立つようなミモザの巨木は、本当に見事でした。
隣にはカンヒ桜も。
境内には河津桜や梅や沈丁花など様々な花が咲き、甘い匂いで満ちています。
見えなくても聞こえなくても、匂いが少しは分かるよね、タロウ。



昨日は薄ら曇りで寒かったので、冬の外出時によく着せていたドジャースの防寒服を着せようとしたのです。
背中部分とおなか部分をマジックテープで止めるタイプの服なのですが、どうにも上手く止められない。
ずっと5.8㎏だった体重が今は4.8㎏と減って、痩せた筈なのに何故?

  

そういえば、久しぶりに会った犬友さんが言った言葉を思い出しました。
タロウ君、ちょっと背中が曲がったね。



ああ、そうだったんだ…
毎日見ていると気が付かないけれど。
最近はトイレもまったく駄目になったので、この時もオムツをしています。
老化は悲しいね。


(2020年ドジャースの服を着たタロウ)

今日16日は本当は、表参道でSt.Patricksのお祭りが行われ、タロウに緑の服を着せて見に行くのを楽しみにしていたのでした。
が、朝から冷たい雨で断念。
近年、このパレードの度に会っていた巨大犬、アイリッシュ・ウルフハウンドの黒兵衛君と十兵衛君に会うのを楽しみにしていたのに。
10歳を超えるのは難しいと言われているウルフハウンドの彼ら、去年9歳と6歳だった。
来年のお祭りで会える保証は、タロウにも彼らにもないのに。
残念です。

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「動き出す浮世絵展」、巨大なクジラ

2025年03月14日 | お出かけ

いけばな展の後、天王洲の「動き出す浮世絵展」へ。
”北斎、国芳、広重、歌麿、写楽、国貞などの浮世絵300点以上をもとに、3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを駆使してデジタルアート作品として描き、立体映像空間で浮世絵の世界に没入できる体感型デジタルアートミュージアム”。



まずはこんな十数面相の門が、音楽と共に迎えてくれます。



「ジャパン・ブルー」と絶賛されるという、大迫力の水の表現を体感する藍色の世界。
大きな部屋の三方にこの絵が流れてその全体を撮りたかったのですが、大きすぎるのと人が沢山いるので、こんなごく一部しか撮れませんでした。



北斎のあの波の絵の中に巨大なクジラやエビやタコが現れて驚きましたが、魚介を描いた浮世絵がちゃんとあったのねえ。



花鳥風月、江戸の人々の暮らし、お祭りなど、様々な世界が。



浮き出た巨大な富士山が、春夏秋冬、それ以上に次々に様相が変わります。
ただもう圧巻でした。



こちらの展覧会、着物で行くと割引になるということでしたが、2700円から100円ばかり割り引かれてもねえ!?
本当はポスターのように、絵の真ん中に立った後姿を撮りたかったのですが、やはり人が多すぎて…
私の下手な説明よりも、是非HPの美しい動画をご覧ください。

「動き出す浮世絵展」公式HP 

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お華展、そしてBicerin

2025年03月13日 | お出かけ

今年は3月3日雛祭りの日に雪が降り(我家の辺りはミゾレで積もりませんでしたが)、異例な寒さが続いていましたが、今日はいきなり20℃超という暖かな陽気。
新宿高島屋のいけばな協会展にお邪魔しました。
上の写真は、草月流勅使河原茜氏の作品。



華やかな春の花の宴は、甘い匂いに包まれています。



こちらは古流大塚理司氏の作品。



黄色の花がとても目立ったので、その色ばかり集めてみました。
折しも、春に黄色の花が多いのは何故かという記事を読みました。
それは植物の種の保存戦略の為であり、ハチなどの昆虫は、黄色いものに集まりやすいからなのだそうです。
確かにこの時期、散歩していても、菜の花、スイセン、ヤマブキ、ミモザ、レンギョウなど、鮮やかな黄色の花が目につきますね。



ランチは高島屋内のイタリアの老舗カフェ「Bicerin(ビチェリン)」で。
小松菜とチキンのパスタ、ホットサンド盛り合わせ、ウンベルト一世のパンケーキを頼んで友人とシェアしました。


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米が買えない「本当の理由」って本当?

2025年03月11日 | 社会

お米の品薄が続き、価格は上がるばかりです。
何故こんなことになっているのか?


昨年の猛暑による不作やインバウンドの増加でコメの消費が増えたためだと言われていますが、両方とも主な原因ではないと言い切る記事を見つけました。
米が不足してるのは、米の生産を減らして市場価格を上げる減反政策のせいだというのです。
米農家が麦や大豆など他の作物に転作すれば、国が補助金を出す仕組みであり、日本はこれを50年以上も続けていると。
パンやパスタなどの消費が増える中、従来と同じ量の米を作っていたら、余って価格が下落してしまう。そうならないよう年々生産を減らし、最近では水田の約4割を減反して、ピーク時の半分以下の生産に抑えている。ギリギリの生産態勢でやり繰りしているから、訪日客の消費が少し増えるなど、ささいな需要の変動があるだけで、あっという間に品薄状態となり、価格が高騰してしまうのだと。



この説が正しいのかどうか、私には分かりません。
ただ、食料自給率の低い日本で、ほぼ国産できるという米の生産を減らすというのは、あまりにも残念な気がします。
私は外では、洋食やエスニックなど色々食べますが、家では毎日お米を炊いています。



玉川高島屋では、華やかなお雛様が飾られていました。
私のお雛様は七段飾りの一番上が金屏風ではなく御殿で、組み立ても片付けも面倒、半世紀以上実家のお蔵に寝たままです。
今頃はネズミの巣窟かなあ。



ケールのサラダ、クラムチャウダー、目玉焼きの下に芳ばしいグリルチキンが隠れたカリフォルニアサラダ、フレンチトースト。
「マーサーブランチ」がプロデュースする西海岸風ランチ@グリーンハウス二子玉川。

不作でもインバウンドでもない コメが買えない「本当の理由」

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ポスト全撤去!

2025年03月08日 | 社会

デンマークで郵便事業を行うポストノルドは6日、取扱量が激減していることを受け、2025年末で手紙の配達を廃止すると発表したのだそうです。
国内に設置されている1500基の郵便ポストは、6月から撤去が始まると。
デンマークでは、21世紀の初めから手紙の量が90%減少したことを受けての決定で、400年にわたる郵便事業は終了するが、他の業者によって手紙の送付や受領は引き続き行われるのだそうです。

驚きました。
確かに日本でも、年賀状は激減しているのを実感していますが、それでも郵便物は日々何かしら来ているのに。
デンマークは30年位前に旅行しました。
スウェーデンから始まり、夫と長男と、車で半月ほどあちこち廻りました。
ポストの写真がなかったかと、久しぶりにアルバムを見てみました。
まだデジタル化してなかった頃、少々色褪せていますが、懐かしいので出してみます。


陽気な港町、ニューハウンで。



Kro(クロ)と呼ばれる旅籠。昔の領主の館を改造して作られた、英国のマナーハウスのようなもの。個性的でよかった!


こんな木組みの家があちこちに。


ポストがあった!と思ったら、個人宅のメールボックスでした。


トップ写真は、郊外ののどかな風景です。
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「名もなき者」ボブ・ディランの若き日々

2025年03月06日 | 映画

1961年の冬、ヒッチハイクでニューヨークへやって来た青年(ティモシー・シャラメ)。
先輩ミュージシャンのウディ・ガスリーやピート・シーガー(エドワード・ノートン)に才能を認められ、ジョーン・バエズ(モニカ・バルバロ)とパートナーを組んだりしながら、時代の寵児となっていく。
が、フォーク歌手としてだけでなく、彼は他にも自分の道を模索し始めていた…



ジェームズ・マンゴールド監督の描き方は正攻法で奇をてらうこともなく、安心して観ていられますが、やや退屈とも言えます。
晩年ノーベル文学賞まで取ったボブ・ディランという男の、若き頃の数年間を淡々と描いた作品。
そりゃ御本人は83歳でまだ御健在なのだから、そうそうぶっ飛んだことは描けないでしょうし。
なのにアメリカでこれだけ評判になった(アカデミー賞7部門ノミネート、結局取れなかったが)ということは、この作品が思い起こさせる特別なものがあの国ではあるのだろうかと思います。



ただ、「風に吹かれて」「ミスター・タンブリン・マン」など、結構な頻度で歌うシーンが出てくるのですが、ティモシー・シャラメがすべて歌ったというのは凄い。
この映画の企画が出てからコロナ禍とストライキなどで制作が5年停滞、その間にシャラメは歌とギターとハーモニカを猛特訓したのだそうです。
そしてジョーン・バエズ役のバルバロも、役が決まった時点では歌も演奏も未経験だったと。
プロは凄いなあ!


(御本人たち、そっくりで驚きました)

そしてタイトルの「A Complete Unknown」というのは、「ライク・ア・ローリング・ストーン」の曲の中の「Like a complete unknoun, like a rolling stone」から取ったということです。


公式HP 


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