NHK総合のファミリーヒストリーは、毎回見ている訳ではありませんが、たまたま今週月曜日のこの番組を見ました。この日の主人公は草刈正雄さん。ハーフであることはそれほど珍しくはないですが、彼の場合は父親が朝鮮戦争で戦死と聞いていたのに、10年前まで生きていたらしく、視聴することにしました。
朝鮮戦争後、草刈さんの母親のスエ子さんは、ロバート・トーラさんと知り合い、同棲。1952年、草刈さんを身ごもります。しかし、その後トーラさんは軍人のまま福岡から西ドイツに行ってしまい、孤独の中で出産。親子は苦難の人生を歩み、貧困の中で、息子は新聞配達などをしています。母親は多分息子に、「父親は死んだ」と伝えていたのでしょう。ところが彼は73歳になった今、父が生存していたことを知ることになります。スエ子さんはすでに故人。生前、彼をきびしくしつけたようです。「あいの子」とさげすまれる日々。彼は、時には母親が電車に飛び込むのではないかと思ったそうです。
NHKが乏しい情報を駆使し、遂に父親を見つけ出しました。名前のスペルが分からないので困難を極めたそうです。ノースカロライナ州に埋葬されていたのですが、その姉、つまり草刈さんの伯母が97歳で生存。甥の彼のことを気にかけていたのです。草刈さんは渡米し、ついに伯母さんとの対面が叶い、二人は抱き合います。草刈さんもあふれる涙をぬぐいながら、(自分そっくりの父親が別の女性と結婚していたこともあり)「いろいろあるが会うことにした」のだそうです。
台風7号は、昨夜こちらも吹き荒れましたが、日本海にようやく去ったようです。スピードが遅かったため、昨日一日台風情報にふりまわされました。
写真は、なばなの里のクレオメ
立派に成長されて、高齢の伯母様にもお会いできて良かったですね。
戦後、あいの子と呼ばれた方が大勢いましたね、母親の力では育てられずに、
施設に送られた方、そのホームの様子を12日「僕たちは戦争を知らない」で
放映しておりましたが、私は苦労したなんて言えないと思いました。
歴史的な背景などNHKならではの取材力に感心します。
今回は父親のスペルがわからないけれど、全米の
それらしき人達(1万人以上)にメールしてヒット
したそうです。
草刈さんの母はもちろん、父親側も母子家庭ならではの事情があって放置せざるを得なかった。
それでも草刈さん母子のことを案じていた97歳の伯母さんがこれに反応。
そこからは感動的な話になり、ウチの女房もしっかりもらい泣きしてました。
草刈さんは成人した頃の息子さんを亡くしておられますので、父親の消息がわかり、涙しておられました。
アメリカの親族について新しく番組が放送されるそうで今から楽しみです。
最後は伯母さんに会えてよかったです。
こんなドラマチックなファミリーヒストリーは初めて
でした。これに関する番組もあるようで、楽しみです。
ブログに書かれていませんので知りませんでした。
いつも似たようなあらすじですので、最近は見て
いませんでした。
あの番組では息子さんの死を言わなかったのですが、
スタッフは悲しすぎるので避けたのでしょうね。
伯母さんとの対面で草刈さんも一区切りできて
思い残すことはないでしょうね。NHKが
ここまで追求したことがよい結果をもたらしました。
続きの関連番組も楽しみですね。