ハイチ報告会

　昨日は、カリブ海、西インド諸島のハイチにボランティアに行って来られた愛知県のOさんの報告会がありました。WFWP会員として1994年から派遣。ハイチは、世界最貧国のひとつで、私達も少ないながら継続して支援して来ました。長年の支援金で識字教育の施設が建設され、その報告会です。

　ハイチのことは、日本ではあまり知られていません。フロリダから飛行機で一時間の島。最初コロンブスが発見し、スペインが支配。その後フランスの植民地となり、1804年独立。普通独立戦争があるのですが、ここではフランスにお金を支払い、独立。その支払金の多さに国が困窮。今も国民を苦しめているのに、2010年の大地震で大統領宮殿も破壊。いまも復旧のメドはありません。被災者は今もテント生活です。

　識字率が低いので、学校建設の支援をしたのですが、その校舎も倒壊してしまいました。貧しい中で、国の機関も停滞のまま。観光資源もないのです。あるのは、コーヒーだけ。出されたハイチのコーヒーはおいしかったです。
　世界で世襲の元首は、北朝鮮とハイチだけでした。独裁政治が続いていたのです。恐怖政治で、反政府の人は拷問されていました。
　本当に悲惨な国です。少しの寄付も気休めかもしれませんが、細々と支援続けています。ソマリアが最悪と思っていたのですが、この国もそうでした。神のご加護がありますように・・・上の写真は、ハイチの絵葉書。

注; 今も世襲のように書いていましたが、これは過去のことで、今の元首は、世襲ではなくなりましたので、記事を少し訂正しました。

　　
　　　報告するOさん

　　　　　
　　　　　　ハイチ概観

　　
　　　識字教育終了証を受けたおばあさん

　　　　　　　　
　　　　　　　　　ハイチ大地震の概況

　　　　　
　　　　　　　同上

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　地震の前と後の大統領宮殿

　　　　　
　　　　　　教科書