つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

オーストリアから

2012-08-03 | 海外旅行
 昨年秋の北欧旅行で知り合った神戸のSさんから、オーストリアの絵葉書が届きました。二度目のドイツ、チェコ、ハンガリー、オーストリアへ行ってこられ、ウィーンではコンサートを聞かれたようです。
 私達も10年ほど前、ウィーン楽友協会ホール(ムジークフェライン)のクラシックコンサートに行きました。毎年ニューイヤーコンサートが開催されるホールです。長い歴史が感じられる素晴らしい音楽ホール。後にも先にも、あれ以上の音楽ホールには行っていません。

 頂いた絵葉書は、オーストリアのメルク修道院。グラインからドナウ川の左岸(北側)の道路を約40km、川を隔てた対岸に見える建物です。ウィーン近郊。ここはローマ帝国時代の要塞だった場所で、そこに10世紀末バーベンベルク家が城を作り、さらに城砦化された修道院に変わっていったそうです。


メルク修道院

 つい、懐かしくなりウィーン楽友協会ホールのネットの写真もupすることにしました。10年前は、デジカメではなかったので・・・
 このホールは1812年創立。1812年というと、ハイドンが没した3年後、ベートーベンが没する15年前、シューベルトが没する16年前です。そのころは、まだナポレオンがヨーロッパ中を走り回り、ハプスブルクのマリー・ルイゼと結婚した2年後です。ナポレオンの命によって考え出された保存食は、缶詰ではなく瓶詰めで、この画期的な発明により人々が飢えの不安から開放されようという頃でした。
 当時のウィーンには中世からの城壁が残っており、樹木の茂ってしまった城壁の上を市民階層が散歩し、カフェーハウスもありました。

 運よく当日のコンサートチケットを旅行社が取ってくれて入ることが出来ました。聴きに来る人たちは、思い切りドレスアップをした人が多く、シンプルな旅行着では申し訳なかったことを思い出します。聴きなれたモーツァルトの曲を、当時の服装で演じてくれました。鬘を被って・・・


ウィーン楽友協会ホール外観   内部
コメント (2)
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