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3.2 社会の問題 5/7

 (つづき)

3.2.3 ボランティア

 愛知万博でのボランティアで得たものは大きかった。

 開幕、1年前から、ボランティア教育が始まった。ボランティアリーダーに対しては、10日間の教育でした。その中のインタープリテーション教育で、自分の中の「支援」したい部分をまとめられた。毎回、メンバーが異なる、一期一会の実践のなかで、「何のためにやっているか」を毎回、考えていた。

 直前になって、ボランティア・リーダーに転向した理由は、やるなら、とことんやりたかったのと、ボランティアセンターのふがいなさを感じたから。ボランティアのボランティアとして振舞うことを決めた。現場で何を行い、何を残したいのかが分かってきた。

 最初の3ヶ月はひたすら、ボランティアの存在理由を考え抜いた。その結果、わかったのが、「笑顔とあいさつ」という意外な結論に至った。それを後半、実践した。面白かったが、お客様へのアピールまで至らなかった。一般ボランティアには支援できた。


 社会に参加する手段として、ボランティアを見ていく。

 ローカルからグローバルへ、「我々はこういう世界を望みます」という働きかけを体で表現するのが、ボランティアです。表現することで、覚醒するためのきっかけになります。行動そのものは恣意的でいい。

 活動の中心になるのは、自分自身のこだわりです。だから、人に与えるものではなく、自分が得るものです。会社ではムリな自己実現を表現する場が必要です。

 そして、仲間との出会いです。

 私の場合は、若い女性と組みことで、思いを伝えられ、彼女らの笑顔を武器につながりを拡大していきたい。中高年も、現役の時に果たせなかったことを、楽しく、責任を果たしてもらいたい。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 4/7

 (つづき)

 解決の道の一つとして、すべての関係を超越したグランドセオリーを求めています。これは行動では得られません。思考を極めれば可能です。

 環境問題の根底に哲学・倫理を確立していくことは重要なことである。サステナビリティを確立するライフスタイルを直接導くようなグランド・セオリーの確立していきます。環境へのスタンスをあげます。「小さな節約」が人類を滅亡させるというものです。

 「エコのためならなくなってもいい」と思うことランキングで、「書店の無料のブックカバー」がありました。エコという理由で、本のカバーなくす発想は理解できない。本自体が紙でできていて、カバーよりも多くのエネルギーを使っている。カバーをエコでなくす発想は、本自体をなくす発想につながります。

 生活でのエコも一緒です。人の構想に関する、小さな節約とすると、これだけ、CO2が減る、ということは、その人がいなくなれば、大きな節約になるということです、人が減れば、人類に貢献できるという論理になります。

 私は「環境問題は人口問題だ」と述べてきた。2050年に、日本の人口が7千万人になれば、環境問題は30%解決できる。それが答なのですかを説いていたけど、小さな節約しか、皆は興味がなかった。

 人が多くいれば、いるほど環境がよくなるにはどうしたらいいかを考えて生まれたのが、サファイア循環です。「作る」→「売る」→「使う」→「聞く」の一方的な流れを「使う」→「聞く」→「作る」→「売る」→「使う」→・・・のような流れを意識して、そこに人が配置されるようにすることです。


 最後は、エネルギー問題です。仕事とも関係しています。

 オイルピークは超えています。シベリアがある、中央アジアがあるなど、これ以上のオイルを追ってはいけません。ローカルの発想から、切り替えて行く、勇気を持つことです。そこから、次の循環が始まります。

 画期的に減らすには、東京集中からネットワークを基本にした、分散型にしていくことです。インターネットの特徴は居ながらにして情報を得られることで、テレビ会議などで対応していく。簡単に言うと、散らばって、動かないことです。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 3/7

(つづき)

 本命が環境問題です。

 私の環境問題の意識は、北欧から得たものが多い。

 北欧の苛酷な環境を自分たちの価値判断で、新しい時代を作り上げてきた。その知恵こそが勇気です。偶然が未来を生み出します。フィンランドを再訪したくて、豊田市の環境に参加しました。

 日本に中の豊田市のように、アジアの中の日本は使命を帯びている。私もこの時代に生まれてきた理由を探してきました。環境を軸に人類の方向を変えることが答みたいです。

 エネルギー、人口問題にしても、技術に任せて、地球上で「人が何をしたのか」「生活がどうなったか」をしっかり見るのと、同じように、逆に生活から将来を見ていきます。組織とか雰囲気には流されません。


 なにしろ、自分で考える

 「温暖化」を撲滅のために、行動することには、ある種の政治的・経済的な意図を感じます。「お金が欲しい」の代わりに、皆のための「道路が欲しい」と言っている感じです。

 読書量を倍にして、関係ある新刊書を読んでみると。「温暖化」に関しては様々な意見があります。マスメディアの決め付けはひどくなっています。行動よりも本質的なことを考えることです。とかく、行動することで「安心」したがります。


 では、どういう時に行動すればいいのか。

 グローバルからの呼びかけに対して、そのまま行動するのではなく、ローカルでの現状をしっかり見て、本来のミッションを持っているところと一緒に考えて、グローバルの力を使いこなして、行動する。

 「環境で何をしたらいいのか分からない」という人に言いたいのは、「考えなさい」「見なさい」「読みなさい」ということです。社会生活では、自分の枠を超えて、新しい枠を作り出す時です。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 2/7

 (つづき)

3.2.2 さまざまな問題

 社会には色々な問題があります。意識することで問題になります。環境問題を始めたときにそのことを知った。

 一つ目は、食糧問題です。

 地産地消は地域振興はよく言われます。地産地消はムリです。土地でできるものだけを消費していくことは、改良努力を無駄にする。自分の土地のものを他に売りたい人が、他から買ってはいけないというのは、矛盾します。交易を中心にしたシステムが前提。

 農業は生産事業としてみると、より付加価値の高いものを生み出さないといけないが、使用エネルギーを回収する手段を農業はもっていない。「作る」ことに固執せずに「使う」ことを意識しないと、農業人口は拡大しない。

 食料事情で最適なカタチにいずれは納まるけど、それまでは混乱が続く。自然の恵みだけを求める人間はエゴです。土地も人も田舎もエゴです。


 二つ目は人口問題です。人が多いことを利点にすることができれば、多くの問題が片づきます。

 2050年には日本の人口は1億人を割っているでしょう。「そんなことはありえない」と思う人が多いけど、50年前にはその程度の人間しかいなかった。歴史には可逆性があります。

 人間が人を減らせないならば、自然が間引きをします。それは劇的なものになります。オイルで許容された人口は、夢だったのです。自分たちの知恵でやれるところまでやるしかありません。

 環境問題の{人数×排出量}の掛け算を総和一定にすることは、教育と行動で可能だと思っています。グローバルでの全体最適=総和一定に対して、ローカルでの分担とコミュニケーションで安定化を図れる。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 1/7

3.2.1 グローバルとローカルでの接点

 社会の問題に取り掛かります。社会は広すぎるので、グローバルとローカルでの接点を切り口にします。グローバルとローカルで分析します。

 グローバルは悪の世界です。ローカルとの相対であるが、所詮は他人事であると同時に、組織にとっては制約の対象になります。通常は、そこでの活動は悪であるので、インタープリターが必要になります

 ローカルは心にある。出発点であると同時に、終着点であり、次への転換のベースですが、所詮は人の心にあるものです。ローカルは多様です。それらを全てモデル化しないと、答は出てきません。


 つながりも重要です。疎と密のつながりで分析する。

 グループ活動は排他になる。交流館での活動は知り合いだけの蛸壺型の蜜の関係をベースにしている。グループでの結合は精神安定にはなることは分かるが、他を排除しようとする。

 ケータイは密の関係です。ケータイは蜜の関係を基本とするが、グローバルは密の関係になり、ハブが必要になる。それがトポロジー構造を生み出す。それゆえに全てをグローバルにしてはいけない。ローカルで考えないと破滅する。

 そして、サファイアは疎と密を接続します。大きなサイクルで疎の関係での機能を提供して、実施はローカルの蜜の関係で一つずつやり遂げて行く。小さなサイクルと大きなサイクルをつなげるファシリテーターの存在がキーになる。


 ローカルとグローバルをハンドリングするのは、考え、行動して、つながることです。

 THINKは私のテーマです。考えることが私に仕事です。東富士の時は「皆の思いを自分の思いに」「自分の思いを皆の思いに」をキャッチフレーズにした。その時は「自分」と「皆」の対比です。

 行動することは、難しいです。小さなことしかできないし、一つのことをすると、他のことを捨てないとダメです。行動に「戻る」はない。突っ走るしかない。「思いをカタチに」というやさしい表現にした。

 つながると言っても、私の周りの人とではなく、すぐに組織を超えてしまう。東富士の時は「自分」と「皆」しかないなく、仕事の世界であった。社会、歴史とは、関係なかった。仕事の範囲が部、研究所、会社を超えてしまった。数学者ならば、それは必然でした

 (つづく)
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電気自動車のテスラ社の発想ははグーグル的です

未唯へ。スマップの最終日ですね。動物病院を休んでいくね。暑いから気をつけるように。言っても聞かないでしょうけど。

午後から、エコットのエコトークに向かいました。昼に長距離、と言っても20分ぐらい走るとやばいですね。眠たくてしょうがない。寝てしまうわけにはいかない。エコトークだそうです。内職はいくつも持ってきています。映画会だそうです。

昨日から、本を片付けています。その記録です。本は多様ですね。

BYDオート社はカローラクラスで74万円、ヴィッツクラスで48万円。低コスト垂直統合生産。「電気自動車時代のインテル」テスラ・モーターズ社は水平分業によるファブレス生産で「電気自動車業界のアップルになる」2、3年後にEVが始まる。

『アップルとグーグル』の著者は、【本書について語っていただくために】、著者アカウントを公開しています。

テスラ以外のEVメーカーは、大容量・高品質のバッテリーを採用し、一台のクルマに載せるバッテリーの数をなるべく少なくする発想で設計する。数が少なければ品質確保しやすいし、生産効率もよくなるからだ。

ところがテスラのEVは、小さいバッテリーを大量に組み合わせるという、常識とは真逆のパッケージを採用する。縦に99個(=直列)x横に69行(=並列)=6831本という形式だ。

小さなバッテリーをたくさん組み合わせれば、一個一個の電気の貯蓄量が少ないので爆発するリスクは軽微になる。仮に一つのバッテリーに異常が発生したとしても、その熱暴走が他のバッテリーに影響を及ぼさないように、連鎖反応を制御することができれば、損傷は69分のIにすぎず、全体の性能にはあまり影響が出ない。

一般の大企業のEVは、故障はあってはならないという発想だが、テスラは故障しても軽微な損傷で済ませるという発想だ。この発想はグーグルに非常に近いのだ。

次のヒアリングのネタにしましょう。

反?環境問題では有名な武田さんの本の中に、レジ袋有料化で、「得をする人」と「損をする人」分類されていました。
(得をする人)
 ① 市長:市民に対して環境に配慮していると認められる。
 ② 市役所の役人:仕事を確保するのに助かる。
 ③ 中央官庁の役人:レジ袋有料化で仕事が出来、天下り団体も作ることができる。
 ④ 広告会社:レジ袋の追放のキャンペーンで大いに儲ける。
 ⑤ スーパー:レジ袋の仕入れ値は300億円、それがゼロになり、レジ袋の代わりにポリ袋やゴミ袋の売り上げで、1000億円程度の売り上げが期待される。
 ⑥ 環境NPO:最近、補助金がもらえなくなってきたので助かる。
(損をする人)
 ① 家庭の主婦:ゴミ袋やポリ袋は買わなければならない。エコバッグもいる。家庭から出る汚いものを包むのみ、新聞紙とポリ袋が必要となった。
 ② 独身住まい:今まではレジ袋にゴミや汚いものを入れていたのに、ポリ袋やゴミ袋を、買わなければならない。
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久しぶりに新刊書21冊をゲット。明日中に片付けよう

未唯へ。今日はスマップ講演には行かないのですね。昨日、ハンズで買ってきたものは食卓に起きました。

朝、日程を書くことにします。淡々と、ドラスティックな毎日を演出していきます。今日は、未唯空間社会編と新刊書を確保します。8:00~9:30は駅前スタバで社会編を入力。9:30すぎに図書館5階に並んで、新刊書を確保。11:00からオーガニックで読書。13:00に松皮せんべいを確保して、家に向かうという計画です。それ以前に。スタバに忘れたバックに8時の開店と同時に行きました、

スタバに行く前に、奈良の社長との接履歴を調べていたら、12年前のNAKさんとのメールのやりとりが出てきた。なつかしいですね。東富士に居た時には、個人的なことは話せなかったけど、離れてから、メールで本音を話していた。それが5年間も続きました。本当によく書き込んでいた。それに細かく反応してもらっていた。あの頃が一番幸せだった。

スタバに8時に着いたら、担当のバリスタは顔なじみだったので、すぐにバックを渡してもらえた。その後に、未唯空間社会編のエッセイを書き始めました。3.1はコンビニとスタバとか、ケータイを社会観察することで、多くの知見を得た。それを販売店の業務とよく比べていた。

未唯空間社会編は、社会が対象なので、どうしても長編になってしまう。3.1は社会観察が主です。3.2では社会の問題を挙げていきます。それを一般化する3.3と3.4では、私独自の手法をとります。つまり、ファシリテーションとインタープリテーションです。サファイア理念で解析します。

図書館には、20分前に着いたが、夏休み最後の追い込みの学生が50人くらい、何となく、並んでいます。今日は混みそうです。この雰囲気も3ヶ月ぶりです。新刊書フリークとしては、5階に一番乗りしました。

図書館では久しぶりに21冊の新刊書です。第4金曜日が休館なので、今日は10時開館時はすべて新刊が並びます。ハゲタカが一斉に動きます。今日は競争に勝った。2巡目の方が収穫が大きい。ネット関係は大体残っています。ハゲタカは現役が少ない証拠です。

明日は、エコットのセミナーに午後出るので、その時間も有効活用しましょう。武田さんの環境反対論を持っていくのはやばいかも。明日中に片付けましょう。

パートナーの奈良での調査が気になります。無理すれば、午前中の奈良は行くことは可能です。一人で対応してもらいましょう。1年前なら一人でやっていた。今年からの体制がひどすぎるので、自信をなくしてしまっている。

私は来週から3週間は社長ヒアリングに集中させます。聞くだけでなく、即座にまとめて、次のヒアリングまでにヒアリングシートに反映させないといけません。こんな芸当ができるのは、私しかいません。これに集中します。
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3.1 社会観察 7/7

 (つづき)

3.1.4 社会全体を把握

 社会に向かうには理念と武器が必要です。やはり、私の拠り所はサファイア循環です。

 元々、サファイアの考えは、EUでの環境問題のスタンスのThink Globally, Act Locallyから始まりました。EUはヨーロッパの混沌として世界を、一つの観点で整理しようとしている。

 そのなかで、GlobalとLocalの位置づけです。<存在>と<無>を考えた時も、自分がグローバルになると、同時にローカルになります。社会現象は重層化しているので、相対的にGlobalとLocalになります。

 EUの行動基準はThinkとActを分けているのがヨーロッパらしい。ナチの発生過程で、Thinkが疎外された。その反省も含んでいるのでしょう。分けて考える、本質が見えてくる。

 社会を見るのに使った、もう一つの武器は複雑性です。これも社会学から生まれた概念です。

 複雑性は20年前からアプローチしています。複雑性は社会学の常識です。自信を持って、ロジック展開していきましょう。社会は、個人の単なる集まりには還元しきれない、独自のアイデンティティをもっている。社会学者は、社会というものも、互いに役割が異なる、多くの細胞の相互依存からなる、複雑なシステムと考えます。つまり、社会を複雑なネットワークとして捉える。

 政治も「複雑性」の考え方をしないと、ダメになります。本来、味方にすべき「地方自治」と軋轢を生じています。グローバルがローカルを支援するためには、複雑性の考え方で、キャッチボールの姿勢が必要です。
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3.1 社会観察 6/7

 (つづき)

3.1.3 女性と情報の出会い

 女性からの支援があって、社会は動きます。

 人間には積極的になれない私でも、魅力的な女性とは話したい。いつも、自分の心理分析をしています。女性を前にすると自分を素直にすることができます。これは特技です。

 魅力的な女性は、それぞれの持ち場で、真剣に仕事をしていた。私は能力がある女性を見つける能力があります。接点(ハブ)を探し出します。

 女性との接点で注意しているのは、あくまでも自然であるす。セクハラを避けるだけでなく、「偶然は必然」という、私のルールに反します。偶然でつながれば、やる気につながります。この人がここに居ることの意味を常に求めます。

 女性の才能を開花させるために、私は存在していると思っています。のだめカンタービレの最終回でノダメの才能を開花させるために、千秋が存在した、という逆転が起きました。これは理想です。女性の方が才能と集中力にあふれています。

 これは、東富士の女性のイメージと重なりました。彼女を最初に見たときに「原石だ」を感じました。自分の工数の半分以上を使って、実践を通じて、考えること、システムを作ることなどを教えていた。どんどん、吸収して、私を超えていきました。私の仕事にために彼女が居る、と皆は見ていた。実は彼女の才能のために、私が居たのです。現在のパートナーにも言えることです。それぞれが主役です。


 次に情報との出会いです。一番の情報源は本です。これは本・図書館編で述べます。

 会社は社会の一部です。企業にいると、情報は広い世界からやってきます。仕事を通じて、多くの会社とつながります。会社を使うことは東富士の元上司から習った。

 リスクが少なく、大量に情報が得られるのが、インターネットです。さまざまな集合知が試されています。ブログの世界とウィキペディアの世界が連携されています。いい加減な情報も多くあります。本にはかないません。

 市民活動をしていると、市役所からの情報も重要です。色々な審議会・協議会が公募されています。意見は言えるが、相手は聞いていない。内部情報はふんだんに得ることはできます。使いきりましょう。

 (つづく)
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3.1 社会観察 5/7

 (つづき)

7階以上は事務室になっている。下はバスセンターを含む百貨店です。スーツ姿の名鉄職員が乗り込んできます。ボタン操作は「お客様」がしています。お客様のエレベーターいう感覚がありません。ふつうは「いらっしゃいませ」だろう。
社会に影響力を持っているのは、まだまだ、マスメディアです。中心的に観察しています。
マスメディアの基本は、売れるものしか扱わないことです。

儲けることが目的だから、「皆が望むもの」を追いかけるし、コンビニと同様に、「そこにあるものが、皆の欲しいもの」にしている。市民が本当に欲しいもの(静脈系)は追求していない。

 マスメディアに要求したいことは、「売る」という動脈に対して、市民が欲しているものを「知る」という静脈がない。視聴率のような、出したものへの評価しかない。探っていく姿勢が必要。


 マスメディアはやがてはつぶれる。

 マスへの発信が儲かるはずがないし、ローカルから発信してくると、同じ時に同じものしか発信できないのは弱点になります。プッシュよりもプルが基本になる。グループの集合知が最高の競争相手になる。

 それでも、メディアに期待しましょう。期待するのは、ローカルとグローバルの関係づけです。グローバルからローカルへの支援としてのファシリテーション、ローカルからグローバルの申し入れのインタープリテーション、その二つの変革です。

 現状のファシリテーション部分は押し付けになっている。ローカルでの知恵が許されていない。グローバルはローカルが考えることを支援することに専念しないといけない。インタープリテーションについては、ファシリテーションよりもさらに悲惨な状況です。ローカルの意見を出せる状態にすることと、その意見を前向きに、建設的に組み立てて、グローバルを動かすことが必要です。

 インタープリテーションは「マスメディア」では無理かもしれない。個人とマスとの間にある、さまざまな形態のグループに入り込むにはツイッターのような、発信者にメリットが跳ね返るメディアでないと無理です。

 意見を吸い上げない限りは循環が起こりません。循環させないと、ローカルは動けません。マスメディアは、グループメディアを支えるものなることで、社会を変えることが可能になります。サファイア循環と、それを支える未唯空間を意識すれば、すべての問いに対しての答が可能になります。

 (つづく)
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