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3.2 社会の問題 7/7


 (つづき)

3.2.4 市役所解析

 豊田市の環境行動計画を解析してみました。

 環境の行動計画のためには、原因と責任をハッキリさせる必要があるが、計画内容は不明です。市民参画はT-GALs主体の市民会議で不信感を感じました。市役所は市民を信用していない。

 パブリックコメントで、市民が温暖化防止を行うに当たって、交流館・図書館とエコットでの生涯学習体制を整備してほしいという意見を出しました。地元企業と連携して、全国に先駆けた豊田市モデルを作り上げてほしいという思いです。

 それに対する、市役所からの回答はありきたりでした。エコットを市民の環境学習拠点として環境学習体制の充実に努めるとともに、交流館などとの連携を検討する。市民、企業、行政の共働により、温暖化防止への取組を進めていきます。エコットに設立には関わってきたけど、NPOに任せっきりです。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 6/7

 (つづき)

 ボランティアには多くの種類がある。

 私は最初に始めたのは、図書館ボランティアです。豊田市中央図書館が開館になった日には、市民をお迎えをした。それか5年間、続けた。

 週に一度の「お仕事」と決めました。動きながら、観察しながら、考えながら、自分なりの意味を探した。図書館からは完全に無視されていた。彼らにとって、異質な存在であり続けた。

 市民参画活動として、環境学習施設にも絡んだ。

 北欧へ行った女性たちとグループを組んだ。グループでやることの楽しさを得ました。女性の能力の高さと外部への影響力を感じられた。TGAL(Think Globally, Act Locally)活動を始めることにした。

 そして、万博ボランティア活動です。ボラボラとして、ボランティア活動そのものを自分の活動対象にすることができた。ボランティアの事前学習で、ファシリテーションとインタープリテーションの技術を習得した。

 ボランティアの意味は、市民参画を行うことで、行政を変えることです。そのための条件も北欧視察で習いました。

 一つ目は、市民に対してアピールを行うと同時に、アンケートを取ることで、皆の総意を集められることです。

 豊田市の活動が、他の市から注目されていることを市民に知らせることが必要。外からの目で、内を変えていく戦略です。

 二つ目は専門家の存在です。

 図書館ボランティアなら、市民の問いに答えられるレファレンス、図書館ツアーのようなリテラシーを与える活動も必要。独自の見識とか能力をもつ専門家が、市民と図書館の間に存在することで、一緒に考えることが可能になる。

 三つ目は小さな政府を実現することだそうです。北欧らしい提案でした。

 図書館協議会にしても、市役所で全てを決めている状況の下で、市民自らできることを示す必要がある。特に、おじさん連中を巻き込みには、家庭・会社での環境以外に、開館時間とか関心ごとへの対応が必要。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 5/7

 (つづき)

3.2.3 ボランティア

 愛知万博でのボランティアで得たものは大きかった。

 開幕、1年前から、ボランティア教育が始まった。ボランティアリーダーに対しては、10日間の教育でした。その中のインタープリテーション教育で、自分の中の「支援」したい部分をまとめられた。毎回、メンバーが異なる、一期一会の実践のなかで、「何のためにやっているか」を毎回、考えていた。

 直前になって、ボランティア・リーダーに転向した理由は、やるなら、とことんやりたかったのと、ボランティアセンターのふがいなさを感じたから。ボランティアのボランティアとして振舞うことを決めた。現場で何を行い、何を残したいのかが分かってきた。

 最初の3ヶ月はひたすら、ボランティアの存在理由を考え抜いた。その結果、わかったのが、「笑顔とあいさつ」という意外な結論に至った。それを後半、実践した。面白かったが、お客様へのアピールまで至らなかった。一般ボランティアには支援できた。


 社会に参加する手段として、ボランティアを見ていく。

 ローカルからグローバルへ、「我々はこういう世界を望みます」という働きかけを体で表現するのが、ボランティアです。表現することで、覚醒するためのきっかけになります。行動そのものは恣意的でいい。

 活動の中心になるのは、自分自身のこだわりです。だから、人に与えるものではなく、自分が得るものです。会社ではムリな自己実現を表現する場が必要です。

 そして、仲間との出会いです。

 私の場合は、若い女性と組みことで、思いを伝えられ、彼女らの笑顔を武器につながりを拡大していきたい。中高年も、現役の時に果たせなかったことを、楽しく、責任を果たしてもらいたい。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 4/7

 (つづき)

 解決の道の一つとして、すべての関係を超越したグランドセオリーを求めています。これは行動では得られません。思考を極めれば可能です。

 環境問題の根底に哲学・倫理を確立していくことは重要なことである。サステナビリティを確立するライフスタイルを直接導くようなグランド・セオリーの確立していきます。環境へのスタンスをあげます。「小さな節約」が人類を滅亡させるというものです。

 「エコのためならなくなってもいい」と思うことランキングで、「書店の無料のブックカバー」がありました。エコという理由で、本のカバーなくす発想は理解できない。本自体が紙でできていて、カバーよりも多くのエネルギーを使っている。カバーをエコでなくす発想は、本自体をなくす発想につながります。

 生活でのエコも一緒です。人の構想に関する、小さな節約とすると、これだけ、CO2が減る、ということは、その人がいなくなれば、大きな節約になるということです、人が減れば、人類に貢献できるという論理になります。

 私は「環境問題は人口問題だ」と述べてきた。2050年に、日本の人口が7千万人になれば、環境問題は30%解決できる。それが答なのですかを説いていたけど、小さな節約しか、皆は興味がなかった。

 人が多くいれば、いるほど環境がよくなるにはどうしたらいいかを考えて生まれたのが、サファイア循環です。「作る」→「売る」→「使う」→「聞く」の一方的な流れを「使う」→「聞く」→「作る」→「売る」→「使う」→・・・のような流れを意識して、そこに人が配置されるようにすることです。


 最後は、エネルギー問題です。仕事とも関係しています。

 オイルピークは超えています。シベリアがある、中央アジアがあるなど、これ以上のオイルを追ってはいけません。ローカルの発想から、切り替えて行く、勇気を持つことです。そこから、次の循環が始まります。

 画期的に減らすには、東京集中からネットワークを基本にした、分散型にしていくことです。インターネットの特徴は居ながらにして情報を得られることで、テレビ会議などで対応していく。簡単に言うと、散らばって、動かないことです。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 3/7

(つづき)

 本命が環境問題です。

 私の環境問題の意識は、北欧から得たものが多い。

 北欧の苛酷な環境を自分たちの価値判断で、新しい時代を作り上げてきた。その知恵こそが勇気です。偶然が未来を生み出します。フィンランドを再訪したくて、豊田市の環境に参加しました。

 日本に中の豊田市のように、アジアの中の日本は使命を帯びている。私もこの時代に生まれてきた理由を探してきました。環境を軸に人類の方向を変えることが答みたいです。

 エネルギー、人口問題にしても、技術に任せて、地球上で「人が何をしたのか」「生活がどうなったか」をしっかり見るのと、同じように、逆に生活から将来を見ていきます。組織とか雰囲気には流されません。


 なにしろ、自分で考える

 「温暖化」を撲滅のために、行動することには、ある種の政治的・経済的な意図を感じます。「お金が欲しい」の代わりに、皆のための「道路が欲しい」と言っている感じです。

 読書量を倍にして、関係ある新刊書を読んでみると。「温暖化」に関しては様々な意見があります。マスメディアの決め付けはひどくなっています。行動よりも本質的なことを考えることです。とかく、行動することで「安心」したがります。


 では、どういう時に行動すればいいのか。

 グローバルからの呼びかけに対して、そのまま行動するのではなく、ローカルでの現状をしっかり見て、本来のミッションを持っているところと一緒に考えて、グローバルの力を使いこなして、行動する。

 「環境で何をしたらいいのか分からない」という人に言いたいのは、「考えなさい」「見なさい」「読みなさい」ということです。社会生活では、自分の枠を超えて、新しい枠を作り出す時です。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 2/7

 (つづき)

3.2.2 さまざまな問題

 社会には色々な問題があります。意識することで問題になります。環境問題を始めたときにそのことを知った。

 一つ目は、食糧問題です。

 地産地消は地域振興はよく言われます。地産地消はムリです。土地でできるものだけを消費していくことは、改良努力を無駄にする。自分の土地のものを他に売りたい人が、他から買ってはいけないというのは、矛盾します。交易を中心にしたシステムが前提。

 農業は生産事業としてみると、より付加価値の高いものを生み出さないといけないが、使用エネルギーを回収する手段を農業はもっていない。「作る」ことに固執せずに「使う」ことを意識しないと、農業人口は拡大しない。

 食料事情で最適なカタチにいずれは納まるけど、それまでは混乱が続く。自然の恵みだけを求める人間はエゴです。土地も人も田舎もエゴです。


 二つ目は人口問題です。人が多いことを利点にすることができれば、多くの問題が片づきます。

 2050年には日本の人口は1億人を割っているでしょう。「そんなことはありえない」と思う人が多いけど、50年前にはその程度の人間しかいなかった。歴史には可逆性があります。

 人間が人を減らせないならば、自然が間引きをします。それは劇的なものになります。オイルで許容された人口は、夢だったのです。自分たちの知恵でやれるところまでやるしかありません。

 環境問題の{人数×排出量}の掛け算を総和一定にすることは、教育と行動で可能だと思っています。グローバルでの全体最適=総和一定に対して、ローカルでの分担とコミュニケーションで安定化を図れる。

 (つづく)
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3.2 社会の問題 1/7

3.2.1 グローバルとローカルでの接点

 社会の問題に取り掛かります。社会は広すぎるので、グローバルとローカルでの接点を切り口にします。グローバルとローカルで分析します。

 グローバルは悪の世界です。ローカルとの相対であるが、所詮は他人事であると同時に、組織にとっては制約の対象になります。通常は、そこでの活動は悪であるので、インタープリターが必要になります

 ローカルは心にある。出発点であると同時に、終着点であり、次への転換のベースですが、所詮は人の心にあるものです。ローカルは多様です。それらを全てモデル化しないと、答は出てきません。


 つながりも重要です。疎と密のつながりで分析する。

 グループ活動は排他になる。交流館での活動は知り合いだけの蛸壺型の蜜の関係をベースにしている。グループでの結合は精神安定にはなることは分かるが、他を排除しようとする。

 ケータイは密の関係です。ケータイは蜜の関係を基本とするが、グローバルは密の関係になり、ハブが必要になる。それがトポロジー構造を生み出す。それゆえに全てをグローバルにしてはいけない。ローカルで考えないと破滅する。

 そして、サファイアは疎と密を接続します。大きなサイクルで疎の関係での機能を提供して、実施はローカルの蜜の関係で一つずつやり遂げて行く。小さなサイクルと大きなサイクルをつなげるファシリテーターの存在がキーになる。


 ローカルとグローバルをハンドリングするのは、考え、行動して、つながることです。

 THINKは私のテーマです。考えることが私に仕事です。東富士の時は「皆の思いを自分の思いに」「自分の思いを皆の思いに」をキャッチフレーズにした。その時は「自分」と「皆」の対比です。

 行動することは、難しいです。小さなことしかできないし、一つのことをすると、他のことを捨てないとダメです。行動に「戻る」はない。突っ走るしかない。「思いをカタチに」というやさしい表現にした。

 つながると言っても、私の周りの人とではなく、すぐに組織を超えてしまう。東富士の時は「自分」と「皆」しかないなく、仕事の世界であった。社会、歴史とは、関係なかった。仕事の範囲が部、研究所、会社を超えてしまった。数学者ならば、それは必然でした

 (つづく)
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電気自動車のテスラ社の発想ははグーグル的です

未唯へ。スマップの最終日ですね。動物病院を休んでいくね。暑いから気をつけるように。言っても聞かないでしょうけど。

午後から、エコットのエコトークに向かいました。昼に長距離、と言っても20分ぐらい走るとやばいですね。眠たくてしょうがない。寝てしまうわけにはいかない。エコトークだそうです。内職はいくつも持ってきています。映画会だそうです。

昨日から、本を片付けています。その記録です。本は多様ですね。

BYDオート社はカローラクラスで74万円、ヴィッツクラスで48万円。低コスト垂直統合生産。「電気自動車時代のインテル」テスラ・モーターズ社は水平分業によるファブレス生産で「電気自動車業界のアップルになる」2、3年後にEVが始まる。

『アップルとグーグル』の著者は、【本書について語っていただくために】、著者アカウントを公開しています。

テスラ以外のEVメーカーは、大容量・高品質のバッテリーを採用し、一台のクルマに載せるバッテリーの数をなるべく少なくする発想で設計する。数が少なければ品質確保しやすいし、生産効率もよくなるからだ。

ところがテスラのEVは、小さいバッテリーを大量に組み合わせるという、常識とは真逆のパッケージを採用する。縦に99個(=直列)x横に69行(=並列)=6831本という形式だ。

小さなバッテリーをたくさん組み合わせれば、一個一個の電気の貯蓄量が少ないので爆発するリスクは軽微になる。仮に一つのバッテリーに異常が発生したとしても、その熱暴走が他のバッテリーに影響を及ぼさないように、連鎖反応を制御することができれば、損傷は69分のIにすぎず、全体の性能にはあまり影響が出ない。

一般の大企業のEVは、故障はあってはならないという発想だが、テスラは故障しても軽微な損傷で済ませるという発想だ。この発想はグーグルに非常に近いのだ。

次のヒアリングのネタにしましょう。

反?環境問題では有名な武田さんの本の中に、レジ袋有料化で、「得をする人」と「損をする人」分類されていました。
(得をする人)
 ① 市長:市民に対して環境に配慮していると認められる。
 ② 市役所の役人:仕事を確保するのに助かる。
 ③ 中央官庁の役人:レジ袋有料化で仕事が出来、天下り団体も作ることができる。
 ④ 広告会社:レジ袋の追放のキャンペーンで大いに儲ける。
 ⑤ スーパー:レジ袋の仕入れ値は300億円、それがゼロになり、レジ袋の代わりにポリ袋やゴミ袋の売り上げで、1000億円程度の売り上げが期待される。
 ⑥ 環境NPO:最近、補助金がもらえなくなってきたので助かる。
(損をする人)
 ① 家庭の主婦:ゴミ袋やポリ袋は買わなければならない。エコバッグもいる。家庭から出る汚いものを包むのみ、新聞紙とポリ袋が必要となった。
 ② 独身住まい:今まではレジ袋にゴミや汚いものを入れていたのに、ポリ袋やゴミ袋を、買わなければならない。
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