「虹は七色」と学校で習った。ところが5色と教えたり2色としてとらえる民族もあるとか。数年前、山間部の町で主虹の上にかかる副虹を初めて見た。副虹の色の並びは主虹の逆で、赤が内側に紫が外側になっている。色合いは主にくらべ淡くうっすらとした虹だった。なにか得したようで何枚も撮ったことがある。
雨上がりの朝、カーブ続きの錦川を上流へ向かって走っているとき前方に虹が出た。いいなあ、と思いながらも安全運転で走る。ある急なカーブを曲がったとき、突然、川巾一杯から昇り立つ虹の根元を見た。道路沿いの樹木の間からの途切れ途切れの眺めだったが幻想の縁にいるような思いだった。また、その大きさにも驚いた。
吉香公園のお堀に虹が出る。噴水が生かされていて、陽射しの具合によって見えたり見えなかったりするからいつも見られるわけではない。半円ならぬその半分ほどの大きさで水面からほんのわずかな高さ。小さな虹のランクなら上位ではないだろうか。その下には鯉や亀が住まいし、飛来した冬鳥も羽を休めている。観光客のカメラの撮りどころになっている。
空気中の水滴はすごい。太陽の光をばらばらにして見せてくれる、それが虹。宇宙には水滴はない、地球上の虹は見えるのだろうか。
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