日経新聞と日本将棋連盟主催の将棋の棋戦の一つ王座戦は、永瀬拓矢王座に挑戦した藤井聡太竜王が10月11日の第4局に勝利し3勝1敗で王座を獲得した。これで将棋界の現タイトルすべてを手に入れ「八冠王」となった。藤井八冠の出身地だけでなく多くの人が将棋界最年少での全冠獲得を祝った。
対戦を終えて今後について「目標は全く考えていないです。自分の実力以上の結果が出ているかなぁと思っています。これからは結果に見合うだけの実力を求められると思います」と謙虚に話したという。自分への課題への挑戦がうかがえる。これまでも勝利におごれる姿を感じさせないことに好感を持っている。
これからは八冠の挑戦を受ける。今、竜王戦が行われているが、残る七冠のタイトル戦日程表(写真)によると、隙間なく1年間にわたって開催される。同時に二つのタイトル戦もある。作戦と体力・気力の充実は勿論だろうが、健康への気遣いは人一倍だろう。これがプロなのだろうか。
将棋の思い出は子どもころにある。お寺参りが初めての出会いの気がする。山に積んだ駒を音をさせずに抜き取る山崩し、相手の駒を両側から挟んだら取り上げる挟将棋、こんなことから初めて駒の動き方を覚え本将棋の真似をし始めた。遊びの少ないころの知恵を使う戦いだった。そのころの盤と駒は今も残っている。
(今日の575) 明晰な思考2時間AI超える
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