隣接の屋敷が売れ、家屋が解体された。重機の巧みな仕事ぶりを眺めながめていると、オペレーターから「人の力ではどれだけ時間が掛かるか」のひと言が重機の省人化への寄与度の高さを表す。解体、廃材搬出、整地、真砂土で仕上げ、更地渡しの準備が整ったようだ。
不動産会社の担当から「境界のブロック塀が現状のままでは建築許可が下りない。上から4段撤去します」と話がきた。許可にならない理由は分からないが、塀が我が家の所有なら建築許可は下りるという。危険ならどちらの所有であろうと同じだが、我が家の建築許可は下りているから、法律の解釈は難しそうだ。
「秋深き 隣はなにを する人ぞ」、これは奥の細道である松尾芭蕉の句。さて、隣の人は何を楽しむ、と耳をそばだてるユーモラスを感じる。ここでは、新しい隣人が気になる。誰かわからないが岩国に住みたいということで求められた、と不動産情報。年配の方のようだ。
4段撤去はカッターを使いあっという間に終わる。何かあっけない気がした。我が家に飛散してきた微小なカットクズは水洗いしてくれた。道路から見えなかった我が家の東側が、人で言えば膝から上くらいからが丸見えになった。軒下を整理し直さないと、など思っている。整地されると心配が起きる。それは猫の夜の社交場になることだが、どうだろう・・・。
(今日の575) 広ねえ何坪だろうこの更地
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