講座の昼休み、会場の公民館周辺を歩いてみた。
公民館前はさすが国道、交通量は多かった。国道を左折。小さな川を海に向かって下った。高い位置からで迫力に欠けるが漁船の係留風景を撮った。海は穏やかだったが風は生暖かく、肌にまつわりつく感じがし、急いで引き返した。
再び国道へ出て左折。おっ、ハスの花が10輪あまり残っていた。お盆過ぎから見ていなかった。道に近いピンク色の花は葉陰にあり、カメラにはおさめにくい位置だった。遠くの花は手持ちのカメラ性能ではとても撮れない。
でも、いい位置に2輪の清楚な白が咲いていた。道沿いから幾枚か撮った。通りがかりの年配のご婦人から「綺麗ですのう。いつも通るときに見ております」と声を掛けられた。白いハス花に似た品のあるご婦人だった。
山の手の空には、青空と黒い積雲のコントラストが見られた。聞こえていた遠雷の元ではないかと、これにもシャッターを押した。
運転しながらよく通過するこの町、歩いてみたのは初めてだった。漁船の船溜、ハス田があるなど知らなかった。路側帯は名ばかりで、安全な幅ではなかった。これからは、より注意して運転しなければ、通り過ぎる車の風圧を感じながら思った。
視点を変えて考える必要性を改めて感じた。
昨夜は月蝕。幾度か夜空を見上げたが見ることは出来なかった。
(写真:目を引いたハスの花)