日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

2歳児独りの3日間

2018年08月16日 | 生活・ニュース

 昨日の朝7時少し前、「理稀(よしき)ちゃん発見」というTVアナウンサーの興奮とも緊張ともいえない高ぶった速報を伝える声が聞こえた。振り返り画面を見ると同時、なぜか我が事のように嬉しい感動がこみあげてきた。関係者はもとより、心配し見守っていた多くの人が同じ思いをされただろう。

 発見者は大分県からボランティアで捜索に参加された人。単独で捜索に出かける前のインタビューで発見への確信に満ちた応答、それからわずかな時間で発見、その時の理稀ちゃんとの会話、小説では絶対表現できない実践者ならではの一つ一つに聞き入った。「準備したバスタオルに包んでお母さんに手渡す」そう約束して一人で捜索に足を踏み出した。

 TV朝日の映像で警察官に囲まれてはいるが、2歳の理稀ちゃんが発見者に抱かれ下山する様子を見た。わずかにしか映らない理稀ちゃんの顔の表情は、ちょっと不安そうな目元が印象に残った。しかし、心配した泣き顔でないことに3日間を独り山中で過ごした心身の強さを思った。発見者に抱っこさせた警察の配慮はよかった。

 発見者は78歳、発見のその人は被災地でのボランティア活動ではよく知られた方でTV各局が被災地での活動を映像で紹介している。その紹介に誇る姿がなく、これが純粋なボランティアと教えられる。赤い鉢巻きは全国の人に知れた、その人が自分のことを「私の悪いところは3つ。まず顔が悪い。それに色が黒い。そして足が短い」と語る。私の劣等感と同じ、たが違いは知る人ぞ知る通りだが何か元気をもらった気がする。
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