市内の市立14校中学校の制服が、2024年度の入学生からブレザーに統一されることになったという。性別に関係なくスラックスかスカートを選べる「ジェンダーレス」や、寒さ対策、発注数の拡大などによるコストダウンなどが考慮されたという。上着は濃紺で2種類のブレザー、下はチェック柄という。
男子は詰め襟、女子はセーラー服という長い長い歴史に幕が下りる。これも時世のなせることだろう。これから新しい制服の対象となる小学生から中学1年生の児童生徒や保護者の意見を聞いたそうだが、制服変更に反対の意見は1割ほどだったというから、移行に大きな問題は発生しないだろうと思う。
固く立てた襟から白いカラーがちょこっとのぞいた詰め襟、首周りのフックを掛けると身が引き締まったものだが、これを否定する声は聞いている。自分が中学時代には想像もしなかった変化、寝るときに敷布団の下にズボンを敷き、折り目をつけたこともある。そんな夜は寝返りにも気をつかったと思う。
中学時代学年別のクラス写真3枚を出して眺めた。どれも階段状で4段、最前列中央に担任が座りそれを境にして左右に男女別々に並んでいる。男子の詰め襟の違いは見えないが、女子は白いネクタイの大小があるように見える。今見ても詰め襟もセーラー服ともに悪くないし、中学生に見える。新制服が街の雰囲気もいい方向に変わってくれると嬉しいが、トランスジェンダーの生徒の受け入れ方がどうなるか気になる。
(今日の575) 詰め襟に背筋伸ばした中学時代
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