本州はこれから梅雨本番といわれるしょっぱな、大雨に見舞われた。県西部・中部・北部には線状降水帯が発生、ひと月の降水量を一夜で見舞った。大きな被害の発生した2つの自治体には災害救助法が適用されことに決まった。JR美祢線は鉄橋の橋脚が崩れるなどして当面は運航できない。県内の山陽本線は明日の始発から運行される予定だが定かではない。
今日は梅雨前線が九州南部まで南下し奄美地方はまた大雨に見舞われている。県内はよく晴れ猛暑、被災地の濁流は引いたが復旧への様子をローカル局は伝えている。被災状況はいつ見てもたまらない思いをする。暑さへの備えをし熱射病を避けながら作業していただきたい。
洪水による被害の様子を見ると、70年以上過ぎたある光景が今も瞼の裏に残っている。それは昭和25年9月15日の朝のこと。前夜のキジア台風襲来で錦川に架かる錦帯橋中央部が流失した光景を、登校途中の臥龍橋から見たときのこと。そして流れた1橋が臥龍橋橋脚に掛かっていたこと。
美祢線の流失映像見ながら思い出す。市のHPに錦帯橋流失の原因として「戦中に上流の山を松根油採取で荒らしたこと、基地滑走路拡張用に錦帯橋下流川原の砂利を採ったこと」などが載っている。自然を守ることがこうした災害を防ぐひとつかもしれない、そう思いながら錦帯橋創建350年記念行事のチラシを見ている。
(今日の575) 土砂除く高齢の背に夏日見る
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