国会とは「日本国憲法上、国権の最高機関で、かつ、国の唯一の立法機関。衆参の両院で構成し、両院は主権者たる全国民を代表する議員で組織する」。法律をつくったり、変えたり、廃止したりする「立法権」を、内閣は、国会が決めた法律や予算に基づいて実際の行政を行う「行政権」を有する。
そんな重責を担う集団が不信と不審で国民に大きな失望を抱かせている。それも金銭に絡む、あえて言うなら悪行としか思えない行為で起こしている。次第に隠し通せなくなり、中には派閥除名を覚悟で派閥上層部の声をマイクに向かって話す議員も出てきた。重鎮と言われる古株議員はいつ口を開くのだろう。
臨時国会は昨日閉会した。報道では、東京地検特捜部が本格的な捜査に入るという。一有権者としてその捜査で悪行が解明されることを強く願っている。閉会直前の内閣不信任案に反対したのに「不信任案が否決されたからと言って信任されたわけではない」とした与党の発言がある。ではなぜ反対したのか説明が欲しい。議員の資質を疑いたくなり。
それにしても巨額の金銭が裏金として動く。その集金方法も分配方法も使い方も、一般人の常識を大きく外れている。政治資金規正法の大穴が指摘されている。「規正」を「規制」に変えないと、政党のやりたい放題は続く。「収入」・「支出」とも1円から記録し領収書を出し、現金のやり取りは禁止、こんなことを思いつく。政治家の金銭にまつわる取り締まり強化は今からすぐできる、国会は立法権を持っているから。
(今日の575) 政治家の集金術は闇の中
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