西岩国駅構内ふれあい展示場で開催の「日本の祭り写真展」、今回は近くのといっても足を運んで見に行ったことはないふたつの祭りだった。下松市花岡の「花岡きつねの嫁入り」と光市室積の「早長(はやおさ)八幡宮秋祭り」。前者はローカル放送では毎年放送され映像で見ている。ふたつめの祭りは初めて知った。
今年はコロナウイルスの感染防止で各地の行事が中止され撮影には苦労されたという。きつねの嫁入りは白きつねの面を被った新郎新婦が人力車で練り歩く。仕掛け事があって、新郎新婦は面を外すまで相手がどこの誰か分からないというから面白い。速長八幡宮秋祭りの写真は白の腰巻姿の若衆の掛け声が聞こえてくるような躍動感あふれる写真に見入った。
会場で出会った知人と写真にとられている子どもの生き生きとしたアップ姿について話していた。TVカメラを回していた記者もその話しに入ってきた。マイクに向かう子どもらの応答の良さを話していると「街の中心地より周辺地域の子どもの方が応答の内容がいい」と各地での取材体験を話してくれた。詳細は避けるが、子どもらが駆けまわれる環境に違があるようだ
この「日本の祭り写真展」は全国の祭りを撮り歩いた近所の方が退職後に始められた写真展。各回とも80枚から90枚の写真が整列して来場者を待っている。毎回、開催を楽しみにしているのは私だけでなく多くの人がおられる、会場に入るとそう感じる。撮影の苦労や作品への苦心談を聞くと祭りへの臨場感を感じ、作品への思いが深まる。
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