この夏に繰り返し降った大雨、市内でも200ミリ近くの雨が複数回。ジワリと降る雨なら舗装道路でも側溝ではける。豪雨だと路面は水路となり低地へ向かって流れ、瞬く間に冠水道路に変わる。宅地分譲地からは土砂が流れ出し側溝へと落ちていく。
こうした土砂などの処理に作業車が登場した。何年ぶりだろう。暗渠や下水のマンホールから、土砂などをくみ上げる。くみ上げられた土砂などは作業車のタンクへ直接送られ作業車付近の環境は保たれる。それでも開けられたマンホールからの汚泥の臭いには蓋ができない。マンホールから出入りする作業する人と一緒に何かの虫も姿を見せる。
マンホールから顔をのぞかせた作業員の空気を胸いっぱい吸い込む姿が、暗渠作業の過酷さを想像させる。市内各所でこの作業が必要になっているとは市職員の話。県北部の豪雨被害の現場を目にしたが、それに比べれば側溝などへの土砂流入は微々たるものだろう。次の豪雨に備えて、バキューム車の大きなエンジン音は終日聞こえる。
終末処理場は瀬戸内海に面した所にあり、遠く離れた城下町のこの地区には下水設備はなく、家庭ごとの簡易浄化槽方式。ある市議の話だと当地区への下水道施工は早くても10数年先とか。雨水も簡易浄化槽排水も一般家庭排水も同じ側溝から暗渠へと流れ込んでいる。作業者の苦労は続くだろう。
されて わが町の下水道は15年前ほどから市街地では
完備されていて 水洗トイレが普及している。
ただ下水道負担金・水洗トイレにするお金も高く
汲み取り式のトイレも多い・・
水道使用料と同額の金額を下水道料金として支払う
ために 生活費の負担が高い・・でも衛生的が良い・・
衛生的、これが一番かもしれませんが、負担にはなるようです。
ただ、雨水処理作業が消滅することは無いでしょう。