日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

黙々と

2008年06月04日 | 自然 季節


雨上がり、湿っぽい空気と曇り空でも木々の緑は鮮やか。日がさすと木陰は少しましな場所になる。

桜の木の下を通りながら見上げたら、小豆ほどの大きさの実のようなものがどの枝にもついている。蕾だろうか。

桜の終わったあとボタンだ躑躅だ、藤だ芍薬と人々は目移りする間も、桜は自然の摂理に従って次に向かって黙々と準備をしている。

やがて葉は落ち寒風にさらされる裸木を幾百の蕾が守る。時が来れば開花し喜ばれる桜、いっときも立止まることなく生きつなぐ路を進んでいる。

少し暗い感じがする「黙々」という字は好きなひとつだ。与えられたことは周囲を顧慮せず、自分のペースでやっていく、「黙々として働く」といういい言葉がある。

桜は自然の摂理に従うとはいえ、人の「黙々と働く」姿を連想させる。それは大きな責任を果たし結果を出すことに通じる。

桜を見習えとまでは言わないが、税の使い方は庶民の生活に目線をおいた方法を考えその責任を果たせ、これが人の摂理というものだ。

責任を問われたら黙々ならぬ「もぐもぐ」とした返事はせぬよう自信ある公僕であれ。

(写真:初夏の日差しに照らされる桜の蕾)
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 殺虫剤の効目 | トップ | 楽しめる »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
黙々と・・・ (初ちゃん)
2008-06-05 18:16:46
この言葉は私の母に贈りたい言葉です。学歴も技術もお金も無い普通の親でしたがひたすら与えられた事をしている姿しか思い浮かびません。「私はどうして母に似ていないのだろうといつも思いますが、私は「明るさ」と言う性格を貰って小さい時から「どうしてこの子は明るいんだろう」と、言われてきました。
植物も動物も「はしゃぐ」事無く粛々と日々を送っていますね。私もいつの日か母のように・・・。希望のみで終わるかもしれません。
返信する
初ちゃんさん (tatu_no_ko)
2008-06-05 19:51:33
「明るさ」もお母さんの「黙々と」勤められる姿から会得されたこと。そこにお母さんが居られるということではないでしょうか。
返信する

コメントを投稿

自然 季節」カテゴリの最新記事