2009年1月27日 毎日新聞「みんなの広場」掲載
幹線道路を避けて走る私の乗った小型の循環バスに、70代後半の女性が「ヨイショ」とスッテプを上がって車内へ。一息つき、向かいの席に腰を下ろした。隣の女性と顔見知りらしい。
薬の袋を見せあいながら通院話をしている。さらに「偽者の孫から電話がかかったいね」「どうしちゃったん」「聞いとった通り電話を切ったいね」。「ご主人に長いこと会わんが、元気かいね」「私1人じゃあ世話できんので、施設にお願いしたんよ」。食品の値上がりは困っているが、このところの灯油の値下がりが嬉しい、などなども。
身近なことを地元言葉でさらりと話すが中身は重い。高齢者の元気な会話から、厳しい日々の生活と安心して暮らしたいという望みが伝わってくる。他の乗客も聴き入っていた。
バスは坂道を上り始めた。庶民のあえぎにも似た苦しそうなエンジン音。だが、2人の会話に「定額給付金」は出てこなかった。
(写真:出発を待つ循環バス「くるりん」)
今朝、O代表から電話を頂いたのですが、昼過ぎまで外出で遅くなりました。
関東からもメールがあり、全国紙を改めて認識しました。
金ちゃんから聞きました。
全国版なんてすごいですね。\(^o^)/
まさに「日々のことを徒然に」だと思います。
先日の雪道の写真を見て、私は撮る方向が違っていたなと
改めて思いました。(^_^;)
↑は私です。
上り坂、庶民のあえぎにも…いい感じの表現ですね
勉強になりました。ノートに書いとこ
偶然であった場面ですが、2人のお年寄りに感謝しなければと思います。
紙面でしょうか?
まな母さんの車は軽快に上ってくれますか。
ノートしてもらえ光栄です。
さすが全国版です。重い内容がさらりとした文からずっしり伝わりました。同期生、ぼんやり、ぼんやりしてたらいけませんね。ぼんやり1つにしときます。
おめでとうございます。
人様の話を盗み聞きしたようでちょっと気が引けるのですが。
これから気をつける参考にさせてもらいます。