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食レポ

2018年11月15日 | 生活・ニュース

 ランチをのぞけば人生が見えてくる働く大人の飯、それが「サラメシ」、という昼食をテーマにしたNHKのバラエティ番組がある。サラリーマンから有名人まで、多彩な職業の人々の様々なランチを徹底的にウオッチングし、現代の働く人の笑いと涙、喜怒哀楽をみつめる(番組HP参照)、家に居れば20年前までの我が身と比べ観ている。

 登場するのは昼食を作る人と食べる人、取材と編集の上手さだろうかテンポのよい会話は素人の良さがあふれている。そには作る人への感謝と作る人の人柄が表現される。それがしっかり噛み味わったあとの味レポに繋がる。ある時のサラメシ、昼食に行く勤め人を街頭で呼び止め「あなたのランチをご自身で食レポ」と交渉、成立、素人さんのぶっつけとは思えない上手いレポだった。

 そのサラリーマンの最後の感想、それは「口に入れたらすぐにレポする人がいる。少し2度3度と噛んでからレポではないか」と話す。自分ランチレポはそうだった。類似の番組を見たときいつも家内に言っていると同じ内容だった。具体的にはこんな調子。一口目を口に入れる、噛もしないで「食材の食感や味、調味料や出汁などの効き具合、それらを総合した食味」を上手くまとめて話す。

 ある民放の新人アナ、食レポ担当の場面では「よく噛んで」からレポに移る。これは試食していないなと観ている。試食も取材の内だろうが、レポなら初めて口にした臨場感が欲しい。こんな注文をしながら自分が食レポしたら「美味いかそうでない、甘い辛い、酸っぱい苦い、硬い柔らかい」くらいでレポにはならない。そんなことを分かっていながら、まだ味わったことのないランチの味表現を期待している。
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