8月13日はお盆の入り、月遅れと言われるが今ではこれが普通になっているようで、故郷へ帰省する大きな理由にもなっている。例年、満員の新幹線、高速道路の長距離渋滞の映像などを見ていると、親に顔を見せる、子どもや孫を見てもらう、幼馴染にあうなど大事な故郷への思いを感じている。
高速道路が開通するまでの盆と暮れの帰省混雑、住んでいる地方の小都市でも国道の混み方大変だった。通勤距離10㌔ほどだが、渋滞時には2時間くらい要したこともあった。故郷への思いが募ってこうなる、そんな思いで他県ナンバーの車に追従していたが、山陽自動車道が開通と同時にこの混雑は解消したと記憶している。
スーパーには盆用品のコーナーがある。その一つで造花が幾種類も並んでいた。綺麗だな、と思いながら見ていると、品定め中の3人の年配女性の会話が聞こえてきた。この暑さで墓の花は3日しか持たない、姑から造花は厳しく止められていたなどが漏れてくる。「帰省した子どもや孫が墓参りする前日に生花に置き換えに行く」そんな秘話が聞こえた。
子供のころには盆のお供は型に入れて打ち出した乾燥菓子、落雁と決まっていた。最近は乾燥菓子でなくなった。外観は昔の落雁のままに見えるが、中身はポリ袋にはいった砂糖、実用的かもしれない。どれにするか選ぶに困るくらい品数があるが、盆過ぎての売れ先を気にしながらいつもの形を買う。
(今日の575) 墓守も八十路夫婦の日常に
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