新築の家でなくても障子の破れやくすみは気になる。わが家には小さな子どもがいないので破れ穴はないが、何年か経つと主人ににて障子紙の白色はくすみ汚れもつく。何年かおきには張替えることになる。
前回はいつ張り替えたか記憶していないが、障子の色は変えてくれと言っている。そういえば差し込む陽ざしも心なしか弱い。寒波が来るという。少しでもエコ生活と障子を張り替える。
張替えは手をとって教えられたわけではない。祖父母のそれを手伝いながら知らぬ間に身についたように思う。手伝いのし始めは、古い障子紙を剥ぐところから、剥ぐというより破るだった。怒られることなく思いのままに破り千切ることが面白かった。
最近は障子専用の糊を使っていると、桟を水で濡らし静かに剥いでいくと苦もなくはがれる。便利になったものだ。真白な障子紙越に入る陽ざしで室内が明るくなった。電灯の明るさも増したように感じる。やはり気持ちいい。手間をかけただけの効果は現れた。
そういえば祖父たちは南天の葉を張り込んでいた。何かのまじないだったのだろうか。
(写真:身軽になった障子の桟)
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郵便屋さん笑っているだろうなぁ。