日本の交通事故死者の3割強が歩行者という調査がある。先進国はもとより諸外国に比べ異常に高い割合という。最近の相次ぐ痛ましい交通事故の報道を見ると、実感としてその多さに納得する。原因はどうあれ、歩道への乗り上げや登校中の児童の列に突っ込むなど運転者側にその責があるようだ。
高齢者の事故で、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故も多い。踏み間違いが原因で店舗へ飛び込む、フェンスを越えて転落、慌ててアクセルを踏み込む、事故を聞くたび我が身に置き換えて参考にしている。あるスーパーの駐車場で、ちょっと間違えれば同類の事故になっただろう事例が目の前で起きた。
駐車スペースにバックで進入していた普通自動車。私はそれを確認しながらその車の方へ歩いていた。どうした事か、バックしていた車が車止めを乗り越えて私の2,3歩前に飛び出して来た。すぐに止まったから車後方に並んでいた自転車は事なきを得た。もう1秒私の歩きが早かったら、そう思うとぞっとする。
車止めを乗り越えたということは、アクセルの踏みこみ方が駐車スペースに進入するという状況に合わなかった、それでスピードがつき乗り越えた、つまり踏み間違いだろう。ヒヤリとハットの「経験や体験は事故防止に連なる」、現役時代にはよく教えられた。今までも駐車場利用時は慎重に運転していたつもりだが、もう一度確かめてハンドルを握ろう。
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