思い返してみれば自然災害の大きな脅威にさらされた1年だった。九州新燃岳の噴火、東日本大震災と繰り返す規模の大きい余震、紀伊半島を襲った台風と豪雨などが記憶に残る。人知を超えた原発事故は今だ解決策のないまま最長40年を必要とするとの途が示されている。そうして、政治も経済も明るい兆しのないまま年を越す。
暗いことばかりではなかった。困難な活動の中から絆というはかり知れない力に勇気づけれた人も多かった。そこには日本の心を感じた。なでしこジャパンを初めいくつかのスポーツが世界を制し困難な世情に光を与えてくれた。
これまで、口では健康のありがたさを普通に話していたが、その実感は病んでみて知ることができた。その幸せも知った。3度の食事を普通に食べれることの大切さを改めて感じた。病には縁遠い自分と思っていたが、早期処置への対処はしておくべきだ、そんなことを思う年の瀬になった。
そんな中で孫娘が希望の中学校へ入学出来たことは離れて住んでいるだけに喜びだった。受験準備の厳しさを口にすることなく頑張ったという。その努力はこれからの学校生活で役立つだろう、そっと見守っていたい。
明治神宮の臨時の賽銭箱は400畳という。ここらでは大邸宅ほどの広さはさすが東京だ。来る年への願い料、今年の無事へのお礼、投げ入れる賽銭への思いは様々だろう。神にはそれを成してもらえると信じ柏手を打ち手を合わせる。どんな除夜の鐘になるのだろうか。
(写真:初詣客を迎える前の神社は静か)
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