ホームセンターで隣のレジに並んでいる人のワゴンには花壇用の各種の肥料と殺虫剤が満載とも表現できるほど入っている。どれだけ広い花壇のある屋敷に住まいなのだろうと、要らぬことだがちょっと気になった。私が手に持っている化成肥料がなんだか可哀そうに思えた。春近くなると花や菜園用の苗が季節を先取りして店頭を飾る。
花壇でなくとも花が咲いている。桜は未だ芽吹いていないが、異常な暖冬の影響がどのくらいあるのか分からないが、あとひと月もすれば開花の便りが聞かれるだろう。桜の前に菜の花が咲き始めている。錦帯橋下流にある隠れ名所の桜トルネンネルでも、桜の根元を飾る菜の花が風に揺れ始めて春を待っている。
川土手の法面、冬枯れした雑草の隙間に可憐清楚な白いスイセンが何カ所か、グループのようにまとまって咲いている。スイセンは寒さに強いというが、川面の寒風を知らぬげに咲いている。この花は球根を植えるはず、ということは風に流されては来ない、誰かが土手を美しくと植え付けたのかもしれない。そんなことを思いながら撮ってみた。
お父さんがメジロを飼育されていたという知人からコメントが届いた。「父が生きていたら百才を越えますが、残念なことに40年以上前にさよならでした。でも、1枚の写真で鮮やかに思い出せ、ありがとうございました」。これは昨日FBにアップしたメジロの写真が縁となったもの。メジロが花の蜜を求める写真はこの時期の光景で散歩の途中でも見かける。春へ一歩一歩近づいている。
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