瞬時の判断、ブレーキを踏んだ。広い道を直進している自車と前車の間に、左方のわき道から高級乗用車が突っ込んできた。高級車は一旦停止か減速して進入するのが運転者としての常識だろうが、そんな操作は全く感じさせない、繰り返しになるが突っ込んできた。
後続車を確認しながらブレーキを踏んだ。そうしなかったらおそらく高級車の右側面に、軽くて接触、わずかの誤差で衝突しただろう、そのくらいの接近だった。車のランクからして運転経験はそれほど短くはないだろう。この際、女性だからという言い訳は通用しない。一息して発進、運転マナーを守ろう、そう自分に言い聞かせながら車間距離を長めに高級車の後についた。
次の交差点、変形な4差路で園児らが信号待ちしている。さすがの高級車も信号赤では停まった。高級車に道を譲らず、事故にならなかったら横断歩道を渡る園児らの様子がフロント越しに見られ、その様子がブログの題材にもなったのに、渡り終えた園児らを遠くから撮りながら、取りとめのないことを思っていた。
高級車を運転するのだから安全運転だろう、と外見で判断してはいけない。「人は見かけによらぬもの」という諺がある。これと同じで事故から身を守る第一は己だ、と聞かされていたこと改め実感する。歳には逆らえずこれからは動作も年々緩慢になるだろう、なおのことに気を配らねば、赤信号の待ち時間を短く感じた。
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