「読書感想文と画」の展示会が市内の図書館で開かれていた。沢山の子供が両親や祖父母と訪れ、小さな会場は賑やかだった。展示の説明や趣旨は見当たらないが、これは市内の小中学生から募集した読書感想文とその画の学年別の入選作品が展示されているようだ。
ざっと見た展示数は感想文が200編、画が70点近くあり、金賞や銀賞の区分けにだろうか金紙銀紙が貼られた作品が幾つかあった。自作品の前で、高い場所の画は指差しながら嬉しそうな顔で写真を撮ってもらう子が多くいた。
人物画ではアニメの主人公から明治時代までの活動的な姿が、動植物の画からは環境問題を感じさせるものなど幅ひろい作品はいずれも丁寧に描かれていた。
感想文を幾つか手に取ってみた。同じ年代の自殺をテーマにした読後感として、自分の今を見返しその時にどんなことが出来るか問う中学3年生、産卵から誕生まで親魚が子供を守るため戦いを知って感動した小学3年生。どの作品も原稿用紙数枚に丁寧な文字で書かれていた。
どの作品にも感心した。このまま素直に成長してくれたなら月並みだが「いい日本」になるだろうと思いながら会場を後にした。
(写真:読書感想文と読書感想画の展示会場)
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